ハコベラとキヌベラのハイブリットと思われる個体です。
ベラのハイブリットはその放卵放精という産卵方法の為かニシキベラ属に限らず、様々なハイブリットの可能性があり、また、色んなハイブリットが確認されています。
放卵放精の産卵方法自体は、ハナダイや他の魚類でもあるのですが、ベラの仲間達のように同属の色んな種のたくさんのベラの仲間が、同じような時間帯にそれぞれが近い場所で産卵する事によって、
ハイブリットが産まれやすいと思われます。それを考えるとブダイの仲間もそれに近いのですが、ベラの仲間より、更にマイナーなブダイの仲間たちは、なかなか脚光を浴びない為に
観察確認例があまりないようです・・・・(^^;)。
その中でも、ハイブリットのベラが混ざった産卵は、このブログでも紹介してきたように久米島でも幾度となく見てますが、
伊豆ダイバーの「富戸の波」さんのような驚くべき観察例(ブログ富戸の波)もあります。
でも、多分、僕が思うに、今年は一部のマニアックダイバーの間で待ちに待たれていた「日本のベラ大図鑑」も出た事だし・・・・・、
これからは、きっと、一般ダイバーの皆さんも、今以上にベラが好きになり・・・・・・、
僕のしつこいと揶揄されるベラ産卵のブリーフィングにも、より真剣に耳を傾け・・・・・・、
夜の宴会でも、僕に質問しておきながら話が長い為に、一人減り二人減り・・・・・・、なんて事はなくなり・・・・・・・、
今まで以上のハイブリットやハイブリットの産卵の観察例が目撃され、ベラ業界もハナダイ業界やハゼ業界のように華々しい時代を迎える事でしょう・・・・。
まあ、そんな事は、まず、ないと心の声は言ってるけど・・・・・・・・・・。
実はこの写真のベラは、11月初旬に「日本のベラ大図鑑」の著者である西山一彦さんが来た時に、カズさんが見つけたものだ。
リクエストして頂いたハコベラとヤンセンニシキベラのハイブリットの2バージョンを撮ってもらった後に、僕は別のハイブリットバージョンが居ないか探していた後、
居そうにないから戻って合流すると、カズさんが何やら指す!その方向を注視すると「おぉおおーー!!」・・・・・・・・・っと、言う訳です。
それから、このハコ・キヌの成長過程を観察している。
まだまだ、小さい雌ぐらいのサイズだが、これからどういう成長し、どういうふうに産卵に混ざるのかが凄く楽しみな子なのです。
因みに、僕はこの子の事を見つけた西山一彦さんが、ベラ山ベラ彦と呼ばれているところから、敬意を表して「ハコ山キヌ彦」と呼んでいる・・・・。
いつも、潜って観察する度に・・・・・・、
「食べられないように頑張れよ!!」
「そして、出来れば、立派なTP雄になって、もの凄い婚姻色を見せておくれ~!・・・・・ハコ山キヌ彦!!」
・・・・って、この子から勝手に雄にするなぁああーって、聞こえてきそうだけど・・・・。
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そうなんですよね~、僕はニシキの幼魚をあんまり見た事がないし、こっちはニシキがほとんど居ないから、その可能性は低いと思って、あの時には、よく見るキヌの方を言ったんですけど、なかなか難しい判断なんですよね~・・・。もう、こうなったら、ずっと観察してどんな成長をするのか、どの種と産卵するのかを見届けようと思っています。また、逢いに来て下さい。一緒に観察しましょう。
でも、ニシキやったら、「ニシ山」・・・・「西山」のまんまで面白くないから・・・、キヌがいいなぁ~。
あっ、それか「ニシキ山」にしますか・・・・(^^;)!?
はい、ハコ山キヌ彦です(笑
めっちゃ爆笑しました(^O^)
この新しい、ネーミングゥ~!ですよ。
ハコ山キヌ彦、大きくなりましたね~♪
発見したあの時は
背鰭基部に並ぶ黒色斑からと眼から後方に走る
2本の赤色縦帯、他からも
ニシキベラとハコベラの交雑個体?とも思いました。
ほんなら
ニシ山ハコ彦?(笑
いずれにせよ、まだまだ幼い子ですから難しいですよね~
今後の成長が楽しみです(^.^)
また来年、ハコ山キヌ彦に会いに行きますね~ヽ(^。^)ノ