「ちょっと深いですけど、ピグミーのヤギに、まだ、体色の白い部分が透明なヒオドシベラの幼魚が二匹付いてて、いい感じですよ!」・・・・っと、スタッフ伸が教えてくれた。
「う~ん、もしかしたら紫色のヤギをバックにその隙間から海の青も少し抜かして、ほんでもって、上手くいけばヒオドシベラの幼魚とピグミーシーホースをセットで撮れて、
もっと、上手くいけば、ヤギが捕らえたプランクトンをピグミーが横取りしようとして、そこにヒオドシ幼魚も混ざって、チュッ!!・・・・何て事になるかも・・・・。」
などと、自分勝手な馬鹿な妄想を勝手に膨らませた妄想キングの僕は、早速、一本目に行って写真を撮ろうと決めた。
まずは、大切なゲストに先に撮影してもらって、その後、じっくり撮る事にした。
伸がゲストに見せているのをちら見で確認し、別のヤギを見ていた。ゲストさんが撮影し終わったらしく、合図が来た。
スタッフマサも乗っていたので、ヤギの裏側に行ったら、こちら側に出してくれとマサにサポートを頼んでいた!!
「絶対、ヤギに触れないでよ!触れたら、開いているポリプが閉じて、美しさが損なわれるから!!・・・っで、ヤギの隙間から海の青を抜くと思うから、ヤギのバックに立たないでな!」
・・・・・っと、お願いもしてた。
早速、見てみると・・・・・、「いない・・・・?!」
じっくり表から裏から見てみるけど、居ない・・・・・。
さっきまで居たのに・・・・・・。
何しろ、ベラの幼魚である。ふらふらして周りを漂っているはずなので、周りの別のヤギもくまなく探すが・・・、居ない・・・・・。
水深38m・・・・。かつての僕のダイビング経歴事情から考えれば、全然楽勝な水深だが、年齢を重ねる事に、あまり深い水深も行かなくなった・・・・。
出来れば、減圧の事を考えると、あまり居たくない・・・・・。
6m減圧が出だしたので、断念して戻った。帰りの途中、デープストップ中に綺麗なヤギに漂っているモンツキベラの幼魚を撮った・・・。
その後、ヒレグロコショウダイの幼魚がいた。
模様のせいか、ヒレグロコショウダイの眼は怖いと思っていたけど、可愛いという事に気付いた・・・・。
「眼がクリクリしたコショウダイの仲間だもん、あたり前かぁ~!?」などと、どうでもいいよな事を考えながら撮っていた・・・。
おかしい・・・・、ヒオドシベラの幼魚のピグミー抜きのはずだったのに・・・・・・・。
ダイブ・エスティバン
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