以前、オトメベラの雄の色彩の個体が、ゴマモンガラの食事をあやかっていた後、雄から雌の色彩に変わったという内容をガイド・会世界の海ブログで書いた。
その時、「ベラ好き」さんという方からありがたいコメント頂いた・・・・。
「オトメベラのオスは普段、最後の写真のような体色である事が多く、繁殖期のみ(特に求愛時に)青くなりませんか? つまり青いのは婚姻色だと思うのですが。 」
・・・・と、言う内でした。
もちろん、その周辺で大きいと思われる個体が、例え、雌の色彩をしていたとしても、それは身体的には雄かもしれないという仮定はありますけど、ここに出したオトメベラは明らかにその周辺では小さな個体でした。
そして、オトメベラの成熟した雄は、体が雌の体色のようでも頭が雄の体色なので、「僕が見ている限り、久米島ではそうではない」というコメントを返しました。
でも、その後、どうも気になって常に気に掛けていました。四国・沖ノ島に帰った純平が、沖ノ島はオトメベラが多いと聞いていたので観察してもらったり、
自分でも、時には、成熟した雄はもちろん色彩が雌のものも、求愛・繁殖行動からそれが終わった普通状態の時まで約一時間の計1時間半~2時間近くつけまわした事も度々でした。
結論は、その時のブログに書いた通り、
「もしかしたら、その雌は性転換途中で、もともとその体色に変化できる要素は備えているのだけれども、まだ、例えば一時雄がTP化(雄特有の体色、体色が変化する魚にとって最終段階的な体色の事)はしてる途中でなので、
通常は雌の体色だけど、興奮した時にその体色が出たという事ではないかと勝手に想像してます。」だと思うのだけど・・・・、本当のところは一体!?
・・・・っと、悩みながらも、いつもオトメベラに見射ってしまう僕は、個人的にこの子の中国雑技団の顔の化粧のような艶やかな模様が大好きなのです。
・・・・・・・・いかんいかん、こんなオタクな事を話題にしてると一般のゲストさんから敬遠されてしまう・・・・。
気をつけねば・・・・・・。
ガイド会・世界の海ブログはこちらから!!
その時、「ベラ好き」さんという方からありがたいコメント頂いた・・・・。
「オトメベラのオスは普段、最後の写真のような体色である事が多く、繁殖期のみ(特に求愛時に)青くなりませんか? つまり青いのは婚姻色だと思うのですが。 」
・・・・と、言う内でした。
もちろん、その周辺で大きいと思われる個体が、例え、雌の色彩をしていたとしても、それは身体的には雄かもしれないという仮定はありますけど、ここに出したオトメベラは明らかにその周辺では小さな個体でした。
そして、オトメベラの成熟した雄は、体が雌の体色のようでも頭が雄の体色なので、「僕が見ている限り、久米島ではそうではない」というコメントを返しました。
でも、その後、どうも気になって常に気に掛けていました。四国・沖ノ島に帰った純平が、沖ノ島はオトメベラが多いと聞いていたので観察してもらったり、
自分でも、時には、成熟した雄はもちろん色彩が雌のものも、求愛・繁殖行動からそれが終わった普通状態の時まで約一時間の計1時間半~2時間近くつけまわした事も度々でした。
結論は、その時のブログに書いた通り、
「もしかしたら、その雌は性転換途中で、もともとその体色に変化できる要素は備えているのだけれども、まだ、例えば一時雄がTP化(雄特有の体色、体色が変化する魚にとって最終段階的な体色の事)はしてる途中でなので、
通常は雌の体色だけど、興奮した時にその体色が出たという事ではないかと勝手に想像してます。」だと思うのだけど・・・・、本当のところは一体!?
・・・・っと、悩みながらも、いつもオトメベラに見射ってしまう僕は、個人的にこの子の中国雑技団の顔の化粧のような艶やかな模様が大好きなのです。
・・・・・・・・いかんいかん、こんなオタクな事を話題にしてると一般のゲストさんから敬遠されてしまう・・・・。
気をつけねば・・・・・・。
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やっぱりコガシラベラ同様に、メス相ばかりでグループスポーニングしてます!!が、分かりやすいオス・メスのペア産卵もやはり時々見かけます。まったくもって体色変化の意味合いを感じません。。。ふと疑問なんですが、、、集団産卵の時に放出する卵って実は受精卵とかってオチないでしょうかね~???どう思います?
純平くんに聞きたいのですが。。。
和歌山や高知の同業者の話ではオトメベラやニシキベラの当地での群れ産卵はオス:メスの比が「1:多数」なのだそうです。
沖の島でもそうなのでしょうか?
「メス相、オス相」という言葉を多用する川本さんと純平くんのやり取りを読んでいて思ったのですが、これって、もしやTPオスと”メス”ではなくて”メス相(IPオス含む)”の比の事を言っているのでしょうかねぇ。。。?(笑)
だとしたら納得するのですが。。。
結論で言えばそうです。TP二次雄(雄特有の色彩を持つ)とかIP(雌の色彩を持つ)雌・IP雄(生まれついての雄だけど雌の色彩を持つ)・一次・二次とか分けてたら、ただでさえ、ややこしい話がこんがらかってくるでしょう。だから、便宜上、外見上の事だけを言い表す為に図鑑にも載ってるそういう言い方を使っています。その和歌山や高知の同業者の方が、どういう根拠でそう言ったのか解かりませんが、僕は、研究者から聞いたホンベラの情報をもとに、勝手に雄:雌が多:1なのではと思っていましたが、採取して調べている訳ではないので解かりません。ただ、見られる雌相には、もっと、IP雌だと思っている中にIP雄が混ざっているんではと想像してます。
・・・・ほら、こんがらがってきたぞ(泣)!?
しかし、もし、生息域や繁殖率・早熟率の違いで、繁殖時の雌:雄の比率が変化するとしたら凄い事ですね。ライフワークで済むかな・・・(泣)。
その同業者は、本当に集団産卵の事を言っているのかな??間男・間女沢山のペアー産卵の豪華版の事を言っているのでは!?なら、TP雄1匹に1P雌と1P雄の混合ですよね、きっと・・・・。
うちの親方も言っていたのですが、やっぱり和歌山や高知の同業者の方は生殖上の雌雄(IP雄&IP雌)を見分けて言っている訳ではないのかもしれませんね~
多分、「雄1匹」というのは、明解なTP雄の事なんでしょうね。
ただそうは言っても、あの辺(四国~紀伊半島)では群れ産卵には必ずTP雄が混じっているという事が言えるのかもしれません。
ペア産卵はほとんど行われず(群れの中でたまにペア産卵するとは言っていましたが。。。)、TP雄も含め群れ産卵こそが圧倒的なシェアを占めているのではないかと想像されます。
ちなみに昔いた八丈島やお隣・三宅島では、たまにTP雄がIP雌雄たちの群れ産卵に加わることはありますが、基本的にはペア産卵と群れ産卵はキッチリ分かれていました。
そして今いる屋久島ではオトメベラの群れ産卵はホームグラウンド周辺では見たことがなく、すべてがペア産卵です。
これは徹底していて、ホンベラや他のニシキベラ属のベラよりも、むしろアカササノハベラやオハグロベラに近いような産卵形態を築いている印象を持っています。
まだ見たことはないのですが、間男もいるのではないかと思っています。
もしかしたらスニーカーもいるのではないかと探しているのですが。。。(^_^;)
こうなってくると、八丈島で見ていたオトメベラの「ペア産卵」とはまったく違う産卵形態になってきます。。。
そんな事をちょうど考えていた矢先に川本さんが「サイズ的には一次オスや雌サイズなのにバリバリTP体色を出す子」の話をされて、これはもしや間男、もしくはスニーカーなのでは?と思いました。
それで昨日、今日とこれを屋久島でも探したのですが、すでに産卵期のピークが終わってしまったからか、なかなか見つからない。。。(^_^;)
引き続き、探してみます!!
ほんと、川本さんの情報から暇な冬季の楽しみが見つかりワクワクしております!!!(^^)
ペア産卵はほとんど行われず(群れの中でたまにペア産卵するとは言っていましたが。。。)、TP雄も含め群れ産卵こそが圧倒的なシェアを占めているのではないかと想像されます。)
まさしく、これが個人のライフワークでは済まない生息域や繁殖率・早熟率・エリア別の違いで起こりえる新たな可能性なのかもしれません。僕の言ってたのもこの中に入るかもと思います。さすが、「森と海」原崎森です。・・・・ちょっと、言い過ぎか・・・!?
とりあえず、お互いの来季の繁殖期(いや、俺達の事じゃないよ!?)の為に、対面で話さなければならないかも!?
シゲルさん、柏島や紀伊の方はどうかわかりませんが、沖の島では必ずしもTP雄が混じってるわけではありません。たしかに明確なTP雄が混じっての集団産卵は全体の半数以上だと思いますので、ご想像通りに圧倒的多数な状況です。ただやはりいないときもわりとあります。
(純平談)明確なTP雄が混じっての集団産卵は全体の半数以上だと思いますので、ご想像通りに圧倒的多数な状況です。ただやはりいないときもわりとあります。
確認なんだけど、この際のTP雄は通常の色合いですか?雌相に近いと言うか、婚姻色(興奮色)でない状態ですか?
僕は、こういう場面をオトメでは見た事がないので、コガシラやハコを基準に考えているのですが、両者の産卵はTP雄が集団産卵に入っても、婚姻色とか出さずに、メス相になっています。
ありがとうございます!
やっぱり、そうですか!!!
ところで沖ノ島では明確なペア産卵は見られるのですか?
もし見られるのだとしたら、それは群れ産卵と同じ場所、もしくは隣接した場所ですか?
それとも、まったく別の場所で常設ハレムを作ってのペア産卵ですか?
追伸:あっ。。。その写真、僕にも送ってもらえませんか?
> 川本さん
八丈島でも青くなってはいたと思うのですが、屋久島(多分、久米島も)で見られる眩いばかりに明るい本物の”青”とはちょっと違っていたような気がします。
屋久島に来てあの眩いばかりに明るく青い巨大TPオスを見て、初めて見る魚を見た時のように心を奪われたくらいですから。。。(^_^;)
同じく9年前の話なので記憶は曖昧ですが。。。(笑)
> 川本さん、純平くん
これはもう少し調べて確信できるようになったら言おうと思っていたのですが、本来はオトメベラは無効分散するはずの伊豆で、今年初めて見られたというTPオスは一次オスである可能性はないですかね?(^_^;)
さらに四国や和歌山も群れ産卵をもの凄い数で行なっているとの事ですが、どれもサイズが小さいようですね~(中には背ビレの黒斑が綺麗に残っている子も多いとか。。。)
TP体色のオスも少ないようですし、更にそのオスもかなり小さいようなので、この辺のエリアでもやっぱり一次オスのTP化したものだったりしませんかね?
体長で判断してしまってはマズイのですが、四国や和歌山などではオトメベラは基本的には流れ着いた子でIPの一次オスやメスは沢山いるのだろうけど、二次オスに性転換する子は本当にいるのでしょうかね。。。
一次オスがTPになるのは単なる体色変化でしかありませんが、メスが二次オスになるのは大変な労力がいる上に、そもそもそれだけ群れ産卵が盛んならわざわざ性転換する必要もないと思うのです。
> 純平くん
そちらで見られるTPオスは何cmくらいですか?
1年目なのでこれはまだ分からないかもしれませんが、2年目も産卵に参加していたりするのだろうか。。。?
更にそれだけ沢山いるのなら、雌雄関係なく15cmくらいまで成長する子はいますか?