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会長が行く!!!

才能は心に宿る。
想いが強ければ
きっと届くはずです。
感じたこと、海の不思議を中心に綴っていきます。

ハマクノミ産卵記・・・パート1

2014-09-15 16:51:00 | 求愛・産卵・卵保護
9月12日、11時40分、リューグーポイントにエントリー・・・・。

エントリー直後は、ヤマブキベラの産卵の確認・・・。

このポイントから少し移動したエリアには、今年、潮流が、ある方向から流れると、それまで見た事がないほど、ヤマブキベラが密集する・・・。

以前に、ペア産卵しか見た事がなかったハコベラが、ある年のある潮流の時に、その数が通常の数倍に密集し、それまで僕が見る限り、

確認した事のなかった初めてハコベラの群れ産卵をした経験を踏まえて、日頃、ペア産卵しか見た事のないヤマブキベラも、

もしかしたら群れ産卵するのではと思って、逆の潮流の時にも経過観察している最中なのです・・・。


しかし、やはり、逆の潮流の時には、ヤマブキベラの密集度は普通なので、ハマクマノミが産卵してないか確認に行った・・・。

前の産卵から12日~13日(孵化から3日~5日)が経ち、そろそろ産卵するのではと思っていた・・・・。


卵隗はない・・・・。

雌のお腹は膨らんでいるように思うけど、産卵する様子も見受けられないなと思いながら見ていると、

急に雌が産卵床を掃除し始めた・・・。

先程までは、口元にも何も付いていなかったが、産卵床の石灰層を歯でガリガリやったせいか

口元に白い粉が付着している・・・・。雄も一緒に掃除を始めた・・・・。







ここの産卵床は、ちょっとした窪み穴の天井部分を利用している・・・。







こちらを警戒したり、休憩したりしながら、随分、ガリガリ精力的に掃除している・・・。

上の石灰層の砕け落ちた小さいな塊を口に含み、雄が外へ運ぶ・・・。

雌は、産卵床に伸びてこようとするイソギンチャクを噛んで刺激して縮ませる・・・。







この夏、少なくても4回目以降の産卵だと言うのに、初めて掃除するかのように精力的にガリガリ掃除をする・・・。

「そんなにやったら、おうち壊れちゃうよ?・・・(^_^;)」・・・・と思いながら見ていると、

掃除を始めて20分程が経過した頃、雄がいつもの行為を始める・・・・。

雄は、産卵床の滑らかさや凹凸を確認するかのように、産卵放精時の仕草で産卵床を動き出す・・・。

まだ、気に入らないのか、また、掃除を始める・・・。

相変わらず、雌雄共に、精力的に掃除する・・・・。

雄は時折、産卵床の確認動作を繰り返しながら掃除する・・・。

僕の勘違いや観察不足かもしれないが、今までに雌が産卵床の滑らかさや凹凸の確認動作をする所を見た事がないのだが、その辺の細かい作業は身体の小さな雄の仕事なのだろうか・・・。

もしかしたら、雄から雌へのアプローチなのかもしれない・・・・。


時には一緒に、時には雌雄交互に掃除していると、急に雌の動きが変わった・・・・(ほぼ27分後)。


産卵の始まりである・・・・。







雌が産卵を繰り返し、雄が放精する・・・・。

雌の産卵管からは、次々と卵が産み出される・・・・。







そのまま40分程、産卵を確認したが、ダイブタイム90分・・・・。







一人で来ているなら、当然、最後まで(タンクを交換して)観察するが、ゲストもそろそろエキジットした頃で船上で待っている・・・・。


産卵終了まで、あと、二時間(産卵時間は卵の量で変わる)待たせたら・・・、スタッフからゲストから皆、怒るやろうなぁ・・・・


・・・・っと、言うか、ここに居る事は解っているので、連れ戻し来るか・・・?


いや、伸なら、俺を置いて帰りかねないな・・・・


せめて、産卵中の雌の一休みまで(だいたい産卵開始から60分~70分後)は確認したかったが・・・、

こっちを向いて産卵しているのを撮影したの機に、諦めてエキジット・・・。








産卵三日後、ガイド中に卵の確認に行った・・・。

三日目の卵隗は、卵内の発眼の為に、少し黒々とし、元気に育っていた・・・。

水温29.7度・・・。

孵化まで、おそらくあと5日後か6日後・・・!!


「すくすく育てよ・・・。」・・・・・・・




注・・・この後、産卵記編続きます・・・・。大どんでん返しもあるので、乞うご期待!!



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男の戦い・・・パート3(ゴマモンガラ最終編???)

2014-09-10 21:22:30 | 求愛・産卵・卵保護












惨敗である・・・・


敗因は、心の隙、つまり油断だった・・・


注・・・(割れた箇所は、初めからそうなった訳ではなく、来ていたゲストが少しずつ剥いでいったからです・・・(-_-;)

身体への攻撃は全て応戦してますので、怪我は一切ありません・・・・(^_^;))



大きな要因の二つある・・・・。

一つ目は、産卵床の近くに寄ってから撮影に専念すべきだった・・・・。

以前に書いたように、撮影するなら、奴らの攻撃が強力になる(猛突進する距離があるとブチ当たる勢いも倍増する)ロングレンジやミドルレンジの距離で

合いまみえるのではなく、いつものように時間を掛けて、じっくりと近寄り、産卵床近くでの攻防、つまり、ショートレンジで相対するべきであった・・・・。


二つ目は、奴をナメて応戦せずに撮影しようとした事だ・・・・。

奴らが猛然と突進して来る動きを表現したくて、1/15分ぐらいのスローシャッターで撮影しようとしたが、当たる前に腕を突き出して応戦すると、

奴の身体の軸がブレて、どうも、良くない・・・。

その為に応戦せずに(腕を突き出さずに)撮影しようとしたのが運の尽きだった・・・(-_-;)。


産卵床近くのショートレンジでの距離で応戦しながら、撮影していれば、そのうち、目指す写真も撮れたのかもしれないけど、

今年は、かなり奴らとやり合っていたから、慣れて油断してナメてしまった・・・・。





いつもの様に猛然と突進してくるゴマモンガラ・・・。





僕のフィンに喰いついてくる・・・・。





激しい動きで攻撃してくる・・・・。





応戦した後、不気味に僕を観察するかのように周りをうろつく・・・・。



その数日後、多分、雌を代わる代わる口説いて((^_^;)?)産卵させる精力的な雄が居て、数日事、行く度に雄雌の編隊で襲って来た奴らとの攻防は


そのエリアでのモンツキカエルウオの求愛・産卵・卵保護の観察を不可能にしただけではなく、


僕に精神的な疲労を(実は金銭的にも(メーカーにカメラ・レンズを送ったが全損だった・・・・)蓄積させていった・・・




こうなる事も当然覚悟して、事に臨んでいたせいか、僕は、この時、不思議とそんなに落ち込んでなく・・・・、


その惨敗したエキジット後、「あぁ~!Σ( ̄□ ̄;)!!」っという溜息と共に、何か言いたそうなスタッフ達に、


川本・・・・「やっぱ、アクリルポートは駄目だね・・・」っと、言ったら・・・、


スタッフ達・・・・「そういう問題じゃないでしょう~!!!・・・」っと、怒られた・・・


もう、今年は、奴らとの戦いはいいかな・・・・(^_^;)


・・・・・・( ̄∇ ̄*)ゞてか、やはり、君子危うきに近寄らず・・・・・っである・・・・┓( ̄∇ ̄;)┏



棚上でのゴマモンガラとの戦いに明け暮れてて気が付かなかったが、シライトイソギンチャクが高水温の為に白化してた・・・・。

今年、着床したばかりの背鰭に傷のある小さなクマノミの稚魚が、一回り以上大きな別のクマノミ稚魚達に苛められながらも、懸命に生きていた・・・・。








因みに、データは無事でした。でも、自分自身の油断、怠慢で、目指していたものが撮れずに終わった事が、とても、情けなく悔しい・・・。




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男の戦い・・・・(^_^;)パート2

2014-09-03 23:02:15 | 求愛・産卵・卵保護
ゴマモンガラ突進③海


ゴマモンガラの雌が卵保護している場面を、どアップで久しぶりに撮影した・・・・。

賢明な読者の皆さんなら、重々承知しているとは思いますが、こんな事は、

絶対にやってはいけません・・・・(-_-;)

前日、モンツキカエルウオの求愛・産卵・卵保護の状況を見ようと潜っていたら、

不意に襲われた日の翌日の事です・・・。

産卵床を作っている様子は確認してたので(詳しくは8月21日のブログ・会長が行く!!男の戦い・・・(^_^;)をご覧ください)、

間違いなく次の日には産卵しているであろうと思い、準備万端、決意も新たに撮影現場

(産卵床・卵保護現場)に向かった・・・。

モンガラカワハギ科の魚達は、産卵する前日の昼頃から、テリトリー意識のスイッチが

入るらしく、産卵床を作り始める頃からは、もう、顕著に攻撃的になる・・・。

昼以降の彼らの動きを観察していると解るのですが、その辺りの時刻からテリトリー

散策のスイッチが急に入る事もしばしばだから、さっきまで採餌行動してたから

大丈夫なんて思ったら大間違い!!

産卵床の辺りに近づいた途端、急に攻撃スイッチが入って、エライ目に合う事もあるので、

昼以降に出会ったなら、まずは、観察なのです・・・。


詳細は、阪急コミニュケーションズ出版・著者川本剛志・「ゴマモンガラの求愛・産卵・卵保護

・・・・・・球美の海から、愛のメッセージ・・・。」定価2100円(税別)を、ぜひ、どうぞ!!

・・・・・・・って、そんな本ありませんけど・・・・ ( ̄▽ ̄;)



閑話休題、前日(不意に襲われかけた日)の夜に、スタッフ達に撮影の為に雄を見張る人が

居てくれる助かると話したら、ガイド担当でないユタカとユキが、ぜひ、付いて行きたい

という事だったので遠慮なくお願いした・・・。

(本当です、強制した訳ではありません・・・・、ビールは沢山飲ませましたけど・・・(^_^;))


ただ、実は、テリトリー意識の強い攻撃的な雄が雌が卵保育している産卵床の周りを

守っていたら、撮影自体は諦めてた・・・・。

何故なら・・・、

雌は卵を活性化させる為の諸々の仕事もあるし、卵保護の為にも産卵床は離れられない・・・。

だから、雌の攻撃は、産卵床から近い範囲で行われ、しかも、卵の為の仕事もあるので、

双方の距離感が慣れてしまえば、雌は卵の為の仕事に没頭(?)するので撮影は可能になる

(そこまでの状況にするのが大変なんだけど・・・・(^_^;))。

だが、真面目な(攻撃的な)、家庭を顧みる(卵の為なら何でもやる)、アットホームな

(僕らには、とんでもなく恐ろしい)雄が、産卵床周りを真面目に(物凄く攻撃的に)守っていたら

産卵床に近づく為には、二匹からの攻撃を同時に受けなければならず、対峙しての雌の攻撃だけ

なら、カウンター攻撃で応戦しながら撮影する事が出来るが、二匹からの多角的な攻撃は、

ゲストを守り、応戦しながら、テリトリーから離れる事は出来ても、撮影なんて、とても無理なのである・・・・。



産卵床に近づくと、昨日は二か所の産卵床候補があったのだが、いつも使われている本来の

産卵床で卵保護する雌がいた・・・。

昨日、割と精力的に産卵床作りをしていたもう一か所の候補地を確認して見たが、

空き家だった・・・・。

産卵床から離れて、雄が居ないか周りを見渡し確認する・・・。

・・・・居た・・・。

産卵床から10mほど離れたところで、採餌行動している・・・・。

まず、雄の方から回り込み、こちらから突っ込んで行き、遠くへ追いやる・・・。

・・・・雄が逃げた・・・。

・・・・・良かった・・・・、気の弱そうな雄で・・・・(^_^;)

ゴマモンガラは個体ごとに、もの凄く性格が違う・・・。

その時の状況にもよると思うのだが、産卵床周り50mぐらいを、それは、もう、こちらが、絶対に

近づきたくないと思わせる様な恐ろしくしつこい攻撃を仕掛けてくる雄もいるし・・・・、

対称的なほど全く産卵床を守らない、とんでもなくいい加減な雄もいる・・・。

かたや、ダイバーに猛突進で噛みついて来る雌もいれば、ダイバーが恐くて卵を放ったら

かして逃げる雌もいる・・・・・。


ともかく、今回(今日)の雄は、どうやら、攻撃的ではないようだ・・・。


卵保護するゴマモンガラ


卵保護している雌に近づいて行く・・・。

雌が、猛スピードでこちらに突っ込んで来る・・・。

雄(旦那)が働かないからか、雌(母)は異常とも思えるほど攻撃的だ・・・・。


猛然と近づいて来た母ゴマに僕はカメラを突き出し、逆に母ゴマを威嚇するように応戦する・・・。

(母ゴマなんて可愛く書くと、読者の皆さんは感情移入して僕がとっても酷い奴に思われるだろう

けど、僕も必死なのである・・・(-_-;)でも、敢えて書く。何故なら、ゴマモンガラの雌の様に我が子

の為に身体を張り、かつ、慈愛に満ちた卵保護する姿に尊敬の念すら僕は憶えるし、その献身的

な姿は、とても美しいと思うからだ・・・!Σ( ̄□ ̄;)!!


・・・・・・でも、だったら、撮影するな、俺・・・・・┓( ̄∇ ̄;)┏)


突進縦



突進


閑話休題・・・、寸でのところで、母ゴマは向きを変え衝突は免れる・・・・。

そうなのである・・・。こちらが逃げたり止まってたりすると、そのまま猛突進され、あの固い歯で

大怪我させられるのだが、こちらからの反撃があると、奴らも怯むのである・・・・。

だから、そのエリアから離れる時には、決して、その雄・雌から目を離さず、動きを確認しながら、

もし、襲って来たら、フィンで蹴るなり、持っている物を突き出すなりの反撃をしながらの撤退が

望ましいのである・・・。

①決して、後ろ姿で逃げてはイケない・・・。ヒラヒラするフィンに反応し易いし、逃げる相手には

徹底的に強気な攻撃を繰り返してくるから・・・。

②上(水面近く)に上がって回避しようとはしない。水深が深いなら別だが、奴らの攻撃の角度の

バリエーションを(下からの攻撃、そして、対峙してない為に、後ろからの攻撃も可能にさせてしまう)

増やすだけで、対峙する直線的な攻撃が多角的なな攻撃になってしまい、防戦するのも

難しくなり危険だから・・・。


そして恐いのは、産卵床から距離があると、その凄まじい猛突進に更に勢いがつき、

ぶち当たった瞬間の衝撃も、物凄いものになるのである・・・。

だから、逆に敢えて、こちらからもダッシュしてカウンターを浴びせるのである・・・。

母ゴマはそれらの僕のテレフォンパンチのような解りやすい反撃もさらりと躱す・・・。

そりゃ、そうである。抵抗のある水中での素早い動きは、やはり魚には適わない・・・・。

しかし、ギリギリの攻防を繰り返し、少しずつ産卵床に近づく・・・・。

ボクシングで言うなら、ロングレンジ・ミドルレンジは奴らの距離だが、ショートレンジで打ち合う様な

クロスレンジ的な距離なら、向かって来ても、こちらが素早く応戦すればお互いに致命的な

痛手はない・・・・・・っと思う・・・・( ̄▽ ̄;)。


今回のカメラを入れてるハウジングのドームポートはアクリル製!!

多少の傷は覚悟の上だし、ガラスポートは駄目だが、アクリルポートなら

後で磨けば何とかなる・・・・っと思う・・・・┓( ̄∇ ̄;)┏


そして、遂に、産卵床前、1m未満まで近寄った・・・。

手を伸ばすとドームポートの30cm前に、母ゴマは居る・・・・。

卵の様子を確認する・・・。

ゴマモンガラ卵

綺麗な薄いピンク色の卵塊だ・・・・。量もある・・・。少ない時には、この半分くらいの時もあり、

辛うじてピンク色のものがある事で確認する事もある・・・。

卵保護するゴマ


母ゴマは、胸鰭を使い卵塊に水流を送り込みながら、時折、こちらの様子を伺う・・・。

一瞬でも気の抜けない状況下で、僕は周りでうろつく雄を視界の隅に捉えながら撮影する・・・・。

雄の見張りはユタカだ・・・・。相変わらず、雄の方は、ダラダラしてる・・・。


ゴマモンガラ突進2海ブログ


時折、母ゴマが短い助走で突進してくるが、こちらもカメラを突き出して応戦する・・・・。

その後は、アクリルポートの傷を確認しながら、また、撮影する・・・。

多分、産卵床に近づいて、30分以上が経ったであろう・・・。

母ゴマの胸鰭を使ったり口から吹いたりして卵塊に水流を送る仕事(卵の成長を活性させる為)

の、長い時間の妨げになるのも申し訳ないので、僕は母ゴマと対峙したまま、少しずつ後退

しようと横を見た・・・・。

スタッフ・ユキが僕の陰に隠れて、僕と母ゴマを撮っていた・・・・┓( ̄∇ ̄;)┏

ユキを手で庇いながら、母ゴマから目を離さずに身体は対峙させたまま、ゆっくりと、

離れていった・・・・。

ゴマモンガラ突進④海


帰り際、つぶらな瞳の雄とすれ違ったが、相変わらず、こちらを攻撃する事もなく去って行った・・・・。


ゴマモンガラつぶらな瞳海



ふぅ~・・・・、上手くいった・・・。

焦らず、素早い反撃を繰り返しながら、決して、バックは取らせずに近づけた事と

雄が攻撃的かつ献身的に守るタイプ(?)・パターンじゃなかった事が最大の要因だ・・・。


これがもっと上手く出来るようになると、日の出前の産卵ダイブ(多分)や

日没時のハッチアウトダイブ(多分)も出来るかも知れないし、夏場限定の

ゴマモンガラ・スペシャリティーコースも開催出来るようになるかもしれない・・・・(^_^;)

しかし、そんな常識外れな言語道断な危険極まりない超際物ガイドダイビングとか、

誰もリクエストしてくれないだろうな・・・・(-_-;)

だいたい、産卵・孵化なんて、ほぼ暗闇の中で(多分)、行われているところにのこのこ行って、

気が付いたら、暗闇の中から急に現れた奴らに襲われて、けちょんけちょんされて逃げ帰るのが

関の山かもしれないし、そのスペシャリティーカードでどんなに自慢(?)出来るステイタス(蛮勇)を

持ち得たとしても、その事で、誰も尊敬してはくれないだろう・・・・・・(-_-;)

・・・・・その前に、指導団体が発行しないか・・・・・ ( ̄▽ ̄;)



話は変わりますが・・・・・、こんな事ばかりしていた訳ではありません・・・・(^_^;)

ここ二週間ほど続いている、ほとんど風のない球美の海で、穏やかに気持ちの良いダイビングを

ゲストさんと毎日、満腹になるほど堪能してました・・・。


地球カメ③


「 Love Gaia・・・・。」


頭の中のテーマは、「地球2/3海」でした・・・・。


地球②海ブログ



実は、この後の、後日談もあります・・・・。

何とか、9月10日までには、個人ブログ「会長が行く!!・・・・男の戦い・パート3」でアップしますので、ぜひ!!



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男の戦い・・・・(^_^;)

2014-08-21 16:14:49 | 求愛・産卵・卵保護
ゴマモンガラと戦って来た!!

一昨日、モンツキカエルウオの卵保護している個体を確認していたら、フィンに何かが触れる感覚がした・・・。

もしやと思い慌てて振り返ると、猛然と突っ込んで来る奴がいた・・・。


そのエリアで、いつも産卵している産卵床は事前に居ない事を確認していたけど、別の所で卵保護か産卵床作りをしてたらしい・・・。

決して目を離さず、正面で奴と対峙しながら、ゆっくりと下がりながら泳ぐ・・・。

おそらく雌であろう奴が頻繁に猛突進を仕掛けてくる・・・。

周りに、もう一匹の雄が居ないか確認しながら更に下がる・・・。

フィンに喰いついて来たり、頭や身体に色んな角度から突進してきたりする・・・。

今まで、幾度となく奴らに襲われ、大事にこそ至らなかったが痛い目に合わされてきたし、他ショップのゲストはもちろんガイドが襲われ流血状態などのエライ目に遇うのを幾度も見てきた僕は、

この瞬間の奴らの危険さを痛いほど理解していた・・・・。







もう、産卵床のエリアと思われる場所から10mは離れている・・・。


・・・・かなりしつこい・・・。


・・・・だんだん腹が立ってきた・・・・・。


だいたい、奴の大切な産卵エリアかもしれなけど、こっちだって、大切なモンツキカエルウオ求愛・産卵・卵保護観察エリアなのである・・・。

話しても解る相手じゃない事は重々承知なので、これを機に一回、逆に痛い目に合わせてやろうと思い、逆に突っ込んで行った・・・。

左手にはSEA&SEAマクロレンズ使用のハウジンングカメラセット、右手にはセッシ!!(愛器長いピンセット!!)


素早い攻防が繰り返される・・・・。


瞬間のそれぞれの攻撃をお互いにかわし、また、相互に仕掛ける・・・・。


ゆっくり対峙していると、奴が離れて行った・・・・。

観察していると、どうやら、もう一か所、産卵床候補があるらしい・・・・。

なるほど、だから、テリトリーエリアの範囲が広くてしつこかった訳だ・・・・。

もともと産卵床候補の場所から10mほど離れているその30cmほどの広さで窪んだ場所を、鰭で仰ぎ、口で石を退け、掘り進めていく・・・。


数分前の戦いで、「いけるやん、俺!!」・・・っと、調子に乗った僕が、もう一度、こっちからしかけてやろうかと思ったその矢先に、

もう一回り大きな雄だと思われる個体が奴に近づいて行った・・・。

雌は相変わらず産卵床を作り、雄と思われる個体は寄り添うように側に居る・・・・。



「・・・・・しゃあないのぉ~、今日はこんくらいで勘弁しといたろかぁ~・・・・┓( ̄∇ ̄;)┏」・・・・



決して、二匹になったから怯んだ訳では断じてない・・・!Σ( ̄□ ̄;)!!

二匹になったとしても、その時の僕なら、「もう絶対にこの黒い男に関わるのは止めよう!!」・・・っと奴らが後悔するぐらい、

まとめてケチョンケチョンに思い知らせてやる事も出来たであろう・・・。

決して、「二匹の多角的攻撃が恐い・・・( ̄□ ̄;)!!」とか、「そう言えば、足首露出しているし、ウェットスーツ薄いしなぁ~・・・・。」

「大きな雄の歯が頭や身体に喰らいついてきたら痛いやろうなぁ~・・・(-_-;)」・・・・



・・・・などなどの沢山の弱気が心を支配してチキンになった訳ではない・・・・ ( ̄▽ ̄;)



賢明な皆さんは、よく御存じだと思いますが、僕は、こういう愛を育む場面に非常に弱いのである。


寄り添う奴らから眼を離さずに、ゆっくりと慌てずにボートに向かって帰った・・・・。



・・・・・ふぅ~、いやぁ~・・・、怖かった・・・・(^_^;)


次の日、そのエリアに産卵して卵保護しているであろう奴に、再び、僕が厚手のウェットスーツを着込んで、孤独な戦いを挑みに行ったのは言うまでもない・・・・





卵保護しているモンツキカエルウオ。モンツキカエルウオ達も個性がそれぞれで、この子はめちゃくちゃビビりぃー!!

何せ、僕の影を見ただけ、卵を放っぽらかして逃げてしまう・・・・(^_^;)

この日も、気付かれない角度から急にダッシュで現れた僕にビビッて、奥の方まで入って出てこなかった・・・・。

「ゴマモンガラの爪の垢でも煎じて飲ませたい・・・。」







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