goo blog サービス終了のお知らせ 

会長が行く!!!

才能は心に宿る。
想いが強ければ
きっと届くはずです。
感じたこと、海の不思議を中心に綴っていきます。

台風前・・・、一昨日・・・。

2015-07-09 09:00:18 | 求愛・産卵・卵保護




台風が近づいて来てますが、北側の海は、はての浜を囲むリーフのお蔭で(堤防代わりになる)、全然凪なので、サンセット求愛産卵ダイブまでやってきました・・・。

モンガラカワハギの求愛から、クロハコフグの求愛、サザナミハギの産卵、ヘラルドコガネヤッコ・ナメラヤッコの産卵・メガネゴンベの産卵、

ゴマモンガラのスイッチオンの急な攻撃モード(これは、要らなかったけど・・・・ ┓( ̄∇ ̄;)┏)

・・っと、盛り沢山でした・・・。

予想に反して(昨日の予想より、少し、進路が変わった)、明日も、まだまだ、遊べそう・・・・(^_^;)。



ダイブ・エスティバン

フェイスブックはこちらから!!

雄輔の豪海倶楽部!!

ガイド会・世界の海



予感・・・・┓( ̄∇ ̄;)┏

2015-05-21 16:53:33 | 求愛・産卵・卵保護




3日前、棚上で、モンツキカエルウオや他のギンポカエルウオの産卵状況を確認していた・・・。

卵保護してるモンツキカエルウオと遊んでたら、足元に何やら懐かしい感覚(フィンを噛んで攻撃してくる)・・・・┓( ̄∇ ̄;)┏

・・・・・奴である・・・。昨年の11月まで死闘(?)を繰り広げたゴマモンガラの雄である・・・・(^_^;)

水温を改めて見た・・・24.5度・・・( ̄∇ ̄*)ゞてか・・・・・有り得ないでしょ・・・┓( ̄∇ ̄;)┏・・・・まだ、産卵しないでしょ・・・・(^_^;)

何で、今、産卵期の攻撃性???(産卵床に産卵した卵を守る為にテリトリー意識が、とても強くなる)

そのうち、雌と思われる個体も来た・・・・。



「ウッソ~・・・、もう????」・・・・戦闘態勢を整え構えたが・・・、10m程の移動中の雄の攻撃はあったものの、直ぐに、大人しくなる・・・。

何で、スイッチが入ったのか、元の場所に戻ったりしたり、また、襲って来ないか、暫く、二匹を観察したが・・・・????

何事もなく、おとなしい・・・解らない・・・。

ただ、一つだけ、はっきりしている事がある・・・、今年も奴との熱い戦いが始まる・・・(^_^;)

写真は、その前に撮った、本文とは、全然関係のないホシゾラワラエビです・・・。ゴマモンガラとの戦いの事は、昨年の夏の個人ブログ「会長が行く!!」の「男の戦い?!」をどうぞ!!・・・(^_^;)




ダイブ・エスティバン

フェイスブックはこちらから!!

雄輔の豪海倶楽部!!

ガイド会・世界の海ブログ!!


生き様・・・。パート2(彼は生きていた)

2014-11-05 18:01:29 | 求愛・産卵・卵保護
彼は生きていた・・・。

片眼を無くした彼の事が気になって、逢いに行った・・・。

昨夜、守っている卵達を2/3ほど孵化させて、今夜孵化する残りの卵達を守っている彼が居た・・・。

次の日、再び気になって行ってみたら、残ってた全ての卵を孵化させて、くつろいでいるかの様な彼が居て、ホッと胸を撫で下ろす気分だった・・・。









「うんん・・・・・?」



その日の2本目のダイビング中の事である・・・・。

ギンボ・カエルウオの仲間の卵保護は、クマノミやモンガラカワハギの仲間達のように口や胸ビレを使って成熟を促進させる動きをする訳ではないので解り辛いのだが、

よく観察して見ると、新しい卵を守っている・・・。



・・・・・・何だか嬉しくなって・・・・、


「このぉ~・・・、今日だな!今日だな!!今日の午前中にやったんだな!!!・・この、この、このぉ~!!!・・・!!!!Σ( ̄□ ̄;)」


・・・・・・っと、問い詰めてみる・・・(^_^;)・・・・ただのオヤジである・・・・

問い詰められてるのが解るのか、照れたようにモソモソと奥に引っ込む・・・・・・(^_^;)







卵をよく見ると、少し成熟してる気がする・・・。


「うんん?これは、2日目?・・・。」







写真で見ると、解り辛いのだが、肉眼で見ると、少し濃くなっている様な感じになる・・・。

昨日の一本目に撮った写真が、まだ、カメラに残っていたので、改めて拡大して確認すると、前日孵化させた場所に新しい卵があり、今夜、孵化する卵達と並んでいた・・・。









「ありゃ~・・・、昨日の朝だな、朝からだな、朝から、やったんだな・・・!!!!!Σ( ̄□ ̄;)」



・・・っと、息子にもやった事がないような激しい勢いで問い詰めてみる・・・(^_^;)・・・・・

・・・・・ますます、奥に入って見えなくなる・・・(^_^;)







「まったく、もう、やる事だけ、しっかりやりやがって・・・・(^_^;)。」


・・・・・・・嬉しくて、そんな事をぶつぶつ言いながら、ずっと眺めてた・・・。



次の日、台風が近づいた為に風も変わって波も高くなり荒れてきたのでので、お昼休憩中に、急いで確認しに行った・・・・(-_-;)・・・・連休中なのに・・・・。


近づくと、改めて問い詰められるのが嫌なのか、もそもそ、奥に入って行った・・・・(^_^;)







観察して見ると、そこには、卵割がはっきりと解る卵の成長があった・・・・(上の卵だけの写真と比べると解ります)。







・・・・彼は生きていた・・・・。


そして、彼は、再び、しっかり、やっていた・・・・( ̄ー ̄)ニヤリ



注・モンツキカエルウオの雄の求愛行動は身体を黒く変色させ(婚姻色)、産卵床(巣穴)近くから上に20cm~30cmのジャンプを繰り返す・・・。

それは、格好の外敵から狙われる瞬間でもある・・・。

モンツキカエルウオの雄は、二つの大きな眼で上方四方を見渡しながら安全を確認し、激しく求愛行動を繰り返し雌にアピールするのです・・・・・。













(上の求愛行動中の写真は、片眼の彼ではありません・・・。)


注・モンツキカエルオの眼は奇形なのか病気なのか、大きく肥大する事があり、徐々に大きくなって破裂(?)する事があります。

その後、それらのモンツキカエルオ達は数日は見かけるのですが、知らないうちに見かけないようになります・・・・。




ダイブ・エスティバン

フェイスブックはこちらから!!

雄輔の豪海倶楽部!!

ガイド会・世界の海ブログ!!

モンツキカエルウオ孵化旅立ち・再び・・・・。

2014-11-04 18:22:13 | 求愛・産卵・卵保護
暇だぁ~!

ヤケだぁ~!!

ナイトだぁ~!!!

・・・っと言う訳の解らない理由で、ゲストも居ないのに、その夜に、孵化する卵達を守っているモンツキカエルウオが2個体居たので逢いに行った・・・(^_^;)

・・・連休中だというのに・・・(-_-)


夕方、いつもより早めにエントリーした。少し、気がかりな事が二つあったからだ・・・。


・・・・月末の給料日の事ではない・・・(-_-;)・・・・



一つは、連休前に発生した台風20号の事である・・・。

「この時期に、沖縄にこんなふうに近づいて来るかね・・・!Σ( ̄□ ̄;)・・・っと、同業者の誰もが思ったであろう台風である。



「もしもし、あけむさん、もしかして、近く居ます?」・・・って、独り水中でボケてみる・・・(^_^;)


ゲストの明○さんは、行く先々で台風を呼ぶ強者で、来て欲しいけど、来て欲しくないような微妙なお客様なのだか(冗談です・・・(-_-;))、その特殊能力を活用出来ないか、

国連でも特別に議論されている程の(嘘です・・・(^_^;))、今世紀最強の飛び道具な方なのです・・・。

・・・・ガァハッハ(笑)!悪名を全国区したったわ・・・(^_^;)・・・ごめんなさい・・・(-_-;)

・・・っという事でうねりの確認が一つ。


もう一つは、日中のダイビング中に、卵保護の状況を確認している時に、何やら、フィンに絡む違和感・・・。

もしやと思い振り返ったら、やはり、奴である。水温も下がり、既に産卵期が終わったはずゴマモンガラが、僕に向かって噛み付いて来たりアタックしたりして来た・・・!Σ( ̄□ ̄;)


「いい加減にしろ・・・!!Σ( ̄□ ̄;)!!!」である・・・。


水温が下がっていなかった夏の終わりの頃にも、周りをブラブラしてるなぁ~・・・っと思っていると、急にスイッチが入り攻撃してきてた奴である。その頃は、理由を探りに、毎回、追い掛けて見ているから解るのだが、

雌が産卵床を作っている訳でも卵保護している訳でもないのに、何故か、時折、急にスイッチが入り攻撃してくるのである。・・・。

猛然と襲って来る彼を逆に猛然と追い返し、産卵床がないか?卵保護している雌はいないか?・・・確かめてみたが、やはり、その形跡はなく、何事もなかったかのようにブラブラしている奴が居た・・・。

取り敢えず、奴に会ったら、こちらから出向いてやろうと思い、孵化する時間よりも少し早めに入った・・・。

・・・・やはり、居た・・・。雌も一緒だ・・・。

日没前の恒例の寄り合い(?)をしていた・・・。じゃれ合う二匹に、ゆっくり近づき観察していると、そのまま泳いで行った・・・。

一安心して卵達の様子を見て周る・・・。


「・・・やはり、今夜だな。」・・・確信する。


そして、静かに時間が過ぎ、彼らの旅立ちが始まった・・・。

一個体は、昨夜の残りの300個程の卵達なので、30分ぐらいで孵化が終わる。

ちょっと穴の入口が小さいが卵達が少し奥にあるから、父モンツキの顔がちょうど入口付近になって、何とか撮影出来る。

父モンツキの顔にピントを合わせ、出てくる仔魚が確認出来たら、すかさずシャッターを切る。

ほとんど博打みたいな撮影だから、集中力が研ぎ澄まされる。

ある瞬間、父モンツキと仔魚の2ショットが撮れたような気がした。









「行って来ます・・・。」

「行ってらっしゃい・・・。」

・・・・見つめ合っている様な素敵なカットが撮れた・・・。


エッヘン!!!!!!!

自分で言うのも何だか、やる時にはやるのである。業界の緒先輩方や後輩達の「THE ROUGAN'S」や「老眼会」への執拗な勧誘を振り切ってきた僕である・・・( ̄^ ̄)


もう一個体の方は、穴が小さかった為に、父モンツキの顔にピントを合わせると仔魚は撮れないだろうなと思っていたので撮影しながら、もっぱら途中の掃除風景も観察していた・・・。

ドアップで写真を撮りたいが、ろくろっ首みたいに、ニョーって出てくるから、フレームアウトしてしまう・・・・ ( ̄∇ ̄*)ゞてか 、引いて撮れよ、俺・・・・・

多分、孵化促進作業途中に排泄した物を、その都度、奥から出しているのだろう・・・( ̄∇ ̄*)ゞてか 、口に入れて運ぶなよ・・・(^_^;)・・・・・









動きが変わったので、エキジットする事にした。残りの卵達は、明日、孵化させるのであろう。エキジット前、月明かりで、揺らめく海面がとても美しかった・・・。



ダイブ・エスティバン

フェイスブックはこちらから!!

雄輔の豪海倶楽部!!

ガイド会・世界の海ブログ!!

生き様・・・。

2014-10-31 13:25:20 | 求愛・産卵・卵保護




奇形だった眼が肥大化して破裂したのか・・・・?

それとも、外敵に襲われた怪我の跡なのか・・・・?

・・・・定かではないが、今夜と明日の夜、旅立つはずの仔魚達が入る卵達を、彼は必死に守っていた・・・・。

そこには、人間が思うような「可愛い」だとか「優しい」だとかの甘っちょろい浮ついたものなどなく、

ただ、自分の子孫を生かせ繋げていく為にひたすら親が子供を守るというシンプルな自然の摂理があり、彼は、それを遂行する為に忍耐強く必死に守っていた・・・。

片眼になった彼を見ると、これから生き抜く事の厳しさは半端なものではない事は容易に予想出来る・・・・。

ただ、その用心深く、こちらを観察してくる様子や、そして片眼であるにも関わらず、卵を守る為に時に激しく攻撃してくる様子は感動的ですらあった・・・・。


僕らは、もちろん、生きている。

でも、僕らは、彼らほど必死で生きているのだろうか・・・・・。

そして、彼らほど輝いているのだろうか・・・。





注・モンツキカエルオの眼は奇形なのか病気なのか、大きく肥大する事があり、徐々に大きくなって破裂(?)する事があります。

その後、それらのモンツキカエルオ達は数日は見かけるのですが、知らないうちに見かけないようになります・・・・。



ダイブ・エスティバン

フェイスブックはこちらから!!

雄輔の豪海倶楽部!!

ガイド会・世界の海ブログ!!