借金に種類もなにもあったもんじゃないとも思う。借金は借金。
私にとって、若い頃に作った借金といまの借金は全く別のものだと思っていました。ただの浪費でできた借金と生活苦でできてしまった借金。
でも、今思い返してみれば、根底にあるものは同じものでした。
若い頃の借金は浪費。
分不相応なブランド物買ったりエステ通い、年2回の海外旅行に始まり、日頃から外食三昧、インテリアにもこだわりすぎて、自分の身の周りは全部気に入ったものだけ置いておきたかった。一人暮らしのOLが自力で稼げる範囲を軽く超えた生活をしていました。
なぜこんなことになったのか?心が満たされないことやコンプレックスが浪費の原因とするなら私の場合は仕事上の評価だったと思います。
若さが絶対、能力よりも職場の花として存在してればいいという会社なのを承知の上で入ったのにだんだんそれだけでは我慢できなくなっていました。
だったらやりがいのある仕事を探してさっさと辞めればいいものを、買い物することで紛らわせていたような気がします。
何よりもお給料が良かったので、辞める勇気がなかなか出なかったというのもあります。
今となっては夢のような、400万円以上の年収をもらっていながら800万円以上の借金を作るなんて自分でも驚いてしまいます。
この2年半で作った借金は300万円以上になりますが、本来なら自分で稼がなくてはいけなかった生活費をわざわざ高い利息をつけて借りてしまいました。
それだけ仕事に入れ込んでいたのだと思います。結局以前のコンプレックスを解消したかったのでしょうか?
結果、仕事では結果を出しました。毎日長時間働いて体も精神もぼろぼろになっていましたが、自分がまかされた店舗だけがずば抜けて業績が良いことが快感でした。
社長の経営方針には全く賛成できなかったので、寝不足の毎日でも独学で勉強をしました。
勉強した以外でも、以前の職場では実現できなかったことを実現していくだけで結果が出せていたので自分の能力を過信しすぎていたとも思います。
でも、仕事の業績は上げられるのに、自分の家計はますます借金まみれになっていく。今冷静に考えるとものすごく皮肉なことです。本当に、馬鹿な私です。