最近の休日の過ごし方の一つに、セミナー巡りというものがあります。
しかも、テーマはすべて「マネー講座」
どれも公的年金不足を解消するための資産運用とか保険の見直しが中心なので、今の私には全く関係がありません(^^;
でも、自分に関係なくてもためになる話を聞くのは好きだし、けっこうな確率でお茶やケーキを出してもらえます。無料で！本音はおやつ目当てです。会場はだいたい綺麗なホテルが多いですし♪
話を元に戻します。
ブラック企業の定義その②
休日が少ない。有給が取れない
求人票には「完全週休2日制」とありました。
ただ、定休日がないため、スタッフは交代で休むことになります。
面接では、誰が何曜日に休むという決まりはないが、休みの希望があれば遠慮なく言ってほしい。特に土日祝日は希望者が多いので早めにと、いかにも希望通りのように言われましたが、希望が通ったことは本社勤務の3か月間一度もありませんでした。独身だからか、土日祝日休みなんて割り振てもらったこともありません。
詳しい仕事内容は省きますが、職場は商業施設の借り店舗で、5～6名のスタッフでサービスの提供を行います。
職場は人手不足でほぼ全員が毎日朝から晩まで働いている状態です。タイムカードはありません。上司は見て見ぬふり、むしろ有無を言わせず終日働く空気が出来上がっていて、周りの人はほぼ黙ってそれに従っていました。
仕事内容は詳しく書けませんが、あるサービスを提供するサービス業です。
顧客には、まず会員として入会してもらい、できるだけ長く会員としてお金を払ってもらい、いかにたくさんの会員を確保するのかがスタッフに課せられたノルマとなります。
従業員は、全員がスタッフとしての技能を身に付けないといけませんが、研修期間3か月と言われていたにもかかわらず、ほとんど何も身に付けないまま現場に放りだされます。
お客様からすれば、素人の作った料理を食べさせられるとか、素人が見よう見まねでマッサージを行うようなもの、当然見抜かれ、不満をおっしゃる方がいらっしゃいます。それは当たり前のことだと思います。
私としてもきちんと研修を受けてから技術を身に付けて、満足していただきたいという思いがありました。
面接時には「3か月の研修後に現場にデビュー、その後3か月間も仕事中に30時間の自習時間を確保している」と言われていたし、求人票にも研修期間ありと記載されています。
聞いていた話と違うので、上司にきちんと技術を身に付けてからお客様の前に出たいと言いましたが、聞き入れてもらえませんでした。
そして休日出勤の強制です。
月に8回の休みは決められていましたが、上司から「勤務日は勉強する時間が取れないから、休日に出てきて早く一人前になれるように勉強するように」と言われました。
もちろん早く仕事に慣れて一人前になりたいのは本音ですが、毎日10時間以上働いて、休日まで潰れるのは本意ではありません。
私には持病が3つほどあり、2～3か月に1回のペースで3か所の病院に通わなければいけませんし、そんなに深刻な状態でないにしても、元気に働くためには休みは休みできちんと取りたい気持ちがありました。前の仕事でバイト掛け持ちしていた時も、休みはしっかり確保できていました。
休日を潰して勉強するよりは、日中に勉強時間を設けてほしい、ド素人を人前にいきなり立たせるのはやはりおかしいと再三訴えていましたが、上司は次第に私に対する風当たりを強めていきました。
この上司は私よりいくつか年下の30代男性でした。
ある日、別店舗の管理職の女性が私を訪ねてきて、いきなり「入社して2年は休み返上で勉強しに来なさい！みんなそうしています！甘い考えは捨てなさい！」と言い放ちました。その方はきついことで知られる方で、管理職の中でも一目置かれている人です。
私の上司から話を聞いたのでしょう。
これ以上、周りとの溝を深めたくないと思い、休みの日は午後から出勤するようになりました。
