Blender ガラス球の落下粉砕アニメーション
今回はガラス球のきれいなものを作った。透明感もよく出ていると自分で自分をほめたくなるような色ができた。このガラス球を上から落として割れる様子をアニメーションにした。
空洞のガラスを作るところから始めた。
この空洞化は、モディファイアのソリッド化を使った。ソリッドに戻して、この球が割れる設定をしていく。アドオンの「Cell fracture」を使った。
割る分割数を今回は10にした。割れていく破片を10個に設定したというわけである。アウトライナーではいっぱいになってしまうのでコレクションで管理することにした。
次に平面を追加。ここから球や平面に対して物理演算を設定していく。ここからが少しややこしいのだが、球でも割れていない球と、外側の割れ目がある球がある。割れていない球を選んでリジッドボディのアクティブにする。平面はリジッドボディのパッシブである。次に破片を1つ選んで、割れていない球のコレクションとは違うコレクションを選択する。このコレクションはアウトライナーのコレクションではない。リジッドボディの中の項目にあるものである。
ここらはちょっとややこしいところである。1つの破片に物理演算をかけたらすべてにそれをコピーした。再生して確かめる。球が上から落ち、床に当たって割れた。これでひとまず動きが確認できた。
次は色付けに入る。球はガラスのようにした。破片の1つに同じマテリアルを付ける。さらに「マテリアルをリンク」させて破片全部にもガラスタッチの色を付けた。
ここからは、再生してみて、球が割れる寸前のフレーム(24)を確認する。そのフレームで割れていない球を選んで、アウトライナーのカメラアイコンをオンにしてキーフレームを打った。次は床に衝突後のフレーム(25)を選択し、上のアイコンをオフ(非表示)にしてキーフレームを打った。
次は割れている方の破片を1つ選んで、24フレーム目でオブジェクトプロパティの「可視性」でレンダーをオフにしてキーフレームを打った。25フレーム目で、ここをオンにしてキーフレームを打った。
この後すべての破片にもデーター転送からリンクをした。これで再生して確かめた。ここのところが複雑でややこしかった。チュートリアルをゆっくり見ながら進めていった。どうやら成功したよ。割れる直前を画像レンダリングしたのがこれである。
床に当たって割れた状態を画像レンダリングしたのが次である。
こうして目で確かめた。いよいよ次はアニメーションレンダリングである。私はタイムライン終了を100フレームとした。
Cyclesエンジンでないとガラスの質感は出せない。時間がかかるけれどもやむを得ない。やっと完成したのが次の動画である。苦労したけれども、ガラスの色もきれいであるし、割れる表現もできたので満足しているよ。さあ苦労したアニメーションをご覧ください。
Blender ガラス球の落下粉砕アニメーション