しあわせになるために・・ ~特別養子縁組~

’10年6月に我が子となるマルチャンを迎え11年5月に戸籍上も我が家の『長男』となりました。そんなこんなの親バカ日記です

♪三人家族♪

2010-06-19 00:21:34 | 養子里親
日付が変わってしまいましたが(^^;)
昨日6/17、マルチャンを我が家へ迎える日が来ました。

当日までも信じられなくて
(今でもまだなんとなく信じられませんが)
お別れの時なんかも自分は泣かないだろうと思ってたのですが、
号泣でした・・(TへT)

なぜかというと、
園の職員の先生方や他の子どもたち総出でのお見送りで
待っていてくれました。

それまでは事務室で児相の担当者さんから今後の手続きなどの
簡単な説明を受けてたのです。

マルチャンの担当の先生はその日は夜勤だったのですが
この日はお別れなので私服で来てくれていました。

玄関を出ると、みんながこちらを見て拍手をしてくれます。

そして、奥の方からマルチャンを抱っこした
マルチャンの担当の先生の姿が見えました。

「あ、先生だ!」
と頭を下げて
先生の顔を見ると
先生は泣きはらしていました・・。

私はその先生の顔を見てたまらなくなってしまい、
思わず
(「ごめんなさい・・・・」)
と思ってしまい、嗚咽をもらしながら先生と手を取り合いました

そしてマルチャンを渡されて、
職員の先生ひとりひとりに挨拶してまわりました。

実習中に遊んだ子どもたちもいて
彼らがニコニコしてるもんだから
更に号泣してしまって・・・

あ゛り゛が・・・


あ゛り゛がとう゛ござい゛ばしたぁ~

もう全く言葉になりませんでした・・(;へ;)

職員の方々にこうして温かく盛大に見送って頂いて
涙なみだのマルチャンの退所日になりました。

担当の先生も私たちが見えなくなるまで手を振ってくれて、

マルチャンもバイバイをして・・


・・・当の本人はまだ子どもですので涼しいお顔でして


こんなこと思うのは不謹慎かもしれませんが
11ヶ月間、先生が手塩にかけて育ててきた子を
つい最近現れた私たちがいきなり
「マルチャンの親です」
って言って(・・というか私たちもいきなり’’お父さん、お母さん,,と言われて)
しゃしゃり出て来て、
たったひと月でマルチャンを園から連れ去っていくようなもので・・・

申し訳ないような・・・

でもマルチャンが施設でずっと暮らすことが幸せじゃないとおもうし・・・

・・・というようなことを常にグルグル頭の中でまわっていました。





とりあえず家に着き、
車から寝ていたマルチャンを降ろすと
キョロキョロしだしました。

「今日からここがマルチャンの暮らす町やで!
よろしくね!!」
と改めて挨拶しました。

部屋に入り、先生方から頂いた袋を見ると
たくさんプレゼントが入っていました

そして担当の先生の愛情あふれるアルバムのコメントのひとつひとつに
また胸がいっぱいになりました

先生方からの寄せ書きや
小児科の病院の職員の方たちなど
たくさんの人にマルチャンは愛されてきたんだ・・と
それから泣き通しでしばらく放心状態になりました。。


エライことになってしまった・・・

こんなにみんなに愛されたマルチャンを幸せにしなかったら
罰があたってしまう
もしくは八つ裂きにされる(爆)


・・・そんな風に思ってしまうほど
みんなマルチャンの幸せを案じていたのです。


かならず かならず
マルチャンを幸せにします。


改めてそう誓いました。




涙なみだのお別れをそうそう引きずってもいられません

ご飯の用意を全くしていなかったので
そこから大忙し

まずは腹ペコで機嫌が悪いマルチャンのお昼ご飯を食べさせ、
それから夫にご飯を作って・・・

満腹の男衆ふたりは早速昼寝( ̄▽ ̄;)

私は夜の8時過ぎまで食事が取れずバタバタしてました。。。

夜泣きも外泊の時よりこまめに泣いて起きて、、

・・・夫は起きることもなくで。。( ̄▽ ̄メ)

「お母さんって大変だなぁ」
と言って2度寝でグーグー

まぁ、私は専業主婦だし
夫は稼いできてもらって私たちを食べさすっていう
役割があるからね~・・・と思いつつも

一度くらい起きてもいいやん( ̄3 ̄メ)
・・・って思うんですよねぇ。。。

まぁ、今んとこ一緒にお昼寝が出来てるので
1時に起こされようが4時に起こされようが
パッと起きてサッと動けてしまうのでいいのですが。。。


しかし、今日2日目でしたが
一日いちにちで慣れてくるのか
前のような後追いはしなくなりました。

することはするけど
最初の頃のように一瞬たりとも見えなくなると
ギャン泣き・・・っていうのはしなくなりましたね。

結構ひとり遊びが上手です。

ローテーブルやソファから上手に降りられるようになったり、
手足の力もだいぶ付いてきました。

布団でゴロゴロしてると夫にでも私にでも
容赦なく体当たりで飛びついてきます。

今日なんてすごく興奮していて
夜もなかなか寝なくて
7色入りの太いマジックを物色していて
それを持って寝ている私の口元に飛び込んできまして
唇をパックリ切ってしまいました。。。

鏡を見るとわからないけど
自分の感覚では
「タラコ唇」になったような感じです

ホント、、
慣れてくると子どもも容赦ないですね
気をつけなければ・・・


・・・・すでに実習中から
マルチャンにビンタ食らったり叩かれたり
髪の毛をひっぱられたりしてますが。。(^^;)


・・親に向かって


遠慮なさすぎだ~




ちなみにマルチャン引取りの日に
マルチャンが喋った(?)言葉は
「バイバ~イ」でした(^^;)

結構ハッキリとした「バイバ~イ」だったので
喃語じゃないのではないかと。。

こんな日に彼が生まれて初めて喋った言葉だとしたら。。

“奴”はかなり大物になるな・・・
と確信した母なのでした

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15 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おめでとうございま~す!!! (うさぎママ)
2010-06-19 07:33:58
マルチャンてば、「バイバ~イ」なんてすごすぎる。

さまざまな伝説をこれから沢山つくってくれそうですね。
お迎えも梅雨のただ中の晴天の日だったと思います。
マルチャンは人生の晴れ男かもね。

夜中のお世話はやはり母になりますよね。
でもお向かいのママ(当時専業主婦)は涼しい顔でいってました。
「わたしは起きられないから夜はお父さんなの。お布団よくけとばしてるらしいわね。ほほほ」
まぁ、家族のかたちはそれぞれってことで がんばりましょうね。

ほんとに養子里親って産みもしないで我が子をGETしちゃうから うさぎはいまだに「ずるしちゃった」って思いをひきずっております。
ひとつ間違えばこの子の親は他の人だったかも・・・って考えると怖いし不思議だしね。

神様(か何かそんな存在)のおかげだと思います。

マルチャンとの絆 大切にして下さいね。
(うふふ、これ 余計なお世話ですね)

「バイバ~イ」のつぎは「ママ」かな、「パパ」かな?
楽しみです。
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うさぎママさんへ (ミカタ☆)
2010-06-19 08:53:54
マルチャン、結構よく喋りますよ
何言ってるかわからないけど
「ハーイ(^o^)/」と教えたらやってくれて
たまにお返事(?)してくれます(多分)

あと、すごい偶然なのですが担当の保育士さんの名前と小児科の先生の名前が同姓同名で字も読みも全く一緒なのです

マルチャンの担当の先生が「小児科の先生の寄せ書きで私の名前が一番上にありますけど私ではないので
とあらかじめ教えてもらってたのですが、マルチャンはそういう不思議な縁を結びつける子なのかもしれませんね

夫は仕事が本当に激務なので感情論で無理は言えないなぁ…と思ってます。
まずちゃんとしっかり睡眠を取ってもらってしっかり休息してもらわないとね
だいいちに夫に倒れられたり死なれたら私の収入でマルチャンを食わせていけないですもん(←そっちの心配)

次に喋る言葉はなんでしょうね?

「まんま」や「ぱっぱ」などは言いますが多分、
ご飯やミルクや私(?)や、、好きな物の総称なんでしょうね

あと、初面会のとき
「アカーン」って言ってましたよ
(さすがなにわっ子)
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Unknown (モモチトキ)
2010-06-19 10:35:28
マルチャンの新たな旅立ち…
ウルウルしながら読ませていただきました(´;ω;`)

この日のこと、マルチャンは小さすぎて覚えていないかもしれないけど
こんなに愛されていたんだよってこと
いつか教えてあげたいですね(●´ω`●)

これからは、「みんなのママ・パパ」じゃなくて
自分だけのママとパパを独り占めできるマルチャン。
それってやっぱり、幸せなことですよね!

これから楽しい日々の始まりですね(≧▽≦)♪
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おめでとう! (大分のリンゴ)
2010-06-19 20:55:02
この素晴らしい日を迎えられたこと本当に本当におめでとう!!!

辛い日々のことは、私も同じ身なのでよくわかっています…その辛い日々をもう振り返ることなく、家族三人で前に進んでくださいね!!!
陰ながら応援しています!

先生や皆さんとのお別れは、読んでいる私にも伝わってきました(涙)
でももう遊びに行ったりもできないのかな?


ミカタ☆ちゃんご夫妻は、マルチャンから幸せをもらい、マルチャンはパパとママから愛をいっぱいもらい、みんなが羨むような幸せ三人家族に

マルチャンもミカタ☆ちゃんも、怪我には要注意!
骨折経験者より(苦笑)

返信する
Unknown (カメジュン)
2010-06-19 23:54:12
おめでとうございます

引き取る際の涙のお別れ、想像してしまい、私も涙ぐんでしまいました。

太郎ちゃんを一時保護所から連れてくるときは私一人泣いてましたね・・・
保護所にいたのは3か月だったのですが、大きい子や先生方、同じお部屋の小さいお友達・・・
みんなに手を振られ、手を振り返す太郎ちゃんを見て泣けて泣けて・・・
車に乗ってからも、私一人運転しながら泣いてました。
太郎ちゃんは「どうしたの?悲しいの?」なんて」私を心配してくれたっけ・・・

マルちゃんはもっともっとみんなの思い入れが強かったでしょうね。生れてすぐからですから。
みんなの涙は、寂しさと嬉しさ、両方の複雑な心境だったでしょうねー

今日の日の気持ちを忘れずに、思春期の反抗期が来ても、愛しいという気持ちで接することができますように・・・
いやー、思春期の反抗期は無理だ・・・

本当に本当に、おめでとうございます。お幸せに
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モモチトキさんへ (ミカタ☆)
2010-06-20 22:37:04
我が家に来てからのマルチャンは更にワガママ放題・元気いっぱいです

特に朝・昼・晩を問わず雄叫び(?)をあげています
私も負けずに叫んでいますが、そのうちマンションの住人から
「あそこの部屋で珍獣を飼ってる人がいる!」
…って通報されちゃうかもしれません

赤ちゃんを「天使」だとか言う人がいますけど
子どもの面をかぶった怪獣ですよっ(笑)

怪獣相手に格闘する日々で疲労困憊気味ですが、
マルチャンの笑顔を毎日みるためにがんばります
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リンゴちゃんへ (ミカタ☆)
2010-06-20 22:59:19
コメントありがとう

園のイベントなどにお呼ばれしたりして遊びに行くことは可能ですが、私はずっと乳児院のことを引きずるのはあまり良くないのではないかな…と思います。

具合が悪くなったとか育児相談で電話するのはいいと思うけどお互い新たなスタートを切ったばかり

出逢いがあれば別れもある
そう割り切って考えてしまう私は冷たい人間かもしれませんね…

先生が作ってくれたアルバムでも先生と一緒に写った写真が何枚かありますので大きくなった時に
愛情いっぱいに育ててもらったことは伝えたいと思います

節目節目の時に年賀状で近況を知らせるのもいいですね
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カメジュンさんへ (ミカタ☆)
2010-06-20 23:41:12
そうですかぁ…

太郎ちゃんのエピソード、しますね(T^T)

一時保護所って結構長い間いるんだなぁと思いました。

太郎ちゃんもカメジュンと出会うまではいろいろつらいこと、我慢してきたこと、たくさんあって小さい心は傷つけられてるはずなのにカメジュンさんの心配をしてくれたんですね
子どもって本当に純真で健気ですよね

マルチャンの思春期の反抗期…


今の時点の反抗でさえ
「あ゛~~~
ってなってる私です

この先が思いやられます
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おめでとう!! (もも。)
2010-06-21 15:10:18
ヽ(*゜▽゜)ノ~▽▼▽[祝・3人家族]▼▽▼~ヾ(゜▽゜*)ノ

ちなみにうちは夜旦那やで( ̄皿 ̄)うしししし♪

最近は夜起きる回数も減ったし、大分楽になったみたいやけど(笑)
これからどんどんいろんな経験が出来るよ~
3人の思い出もどんどん増えていくよ~~

しばらくは大変やろうけど、一緒にがんばろうね!!

私も読んでて(TT▽TT)ダァー
歳かしら?(´m`)クスクス
返信する
もも。ちゃんへ (ミカタ☆)
2010-06-22 01:03:10
ありがとう

そうだね~
これからいろいろなことがはじまるんだね

なんか本当に未だに信じられなくて。。

でも今、現実的に隣りにはマルチャンが寝息をたてていて…

「この子と一緒に過ごして行くんだなぁ…」と改めて思ったり。。

変だけど毎日そんなことを感じています

昨日はすごい夜泣きをしてどんなことをしても泣き止まず…で参ってたら夫が水を持って来てくれて飲ませたらグヒグヒ飲んで呆気なく寝てくれてさ

単に喉が渇いてたのね…ということでした

夫の機転に助かったわ

最近は夜泣きの時も協力的になったよ


…早朝は全然起きないけど( ̄▽ ̄メ)
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