しあわせになるために・・ ~特別養子縁組~

’10年6月に我が子となるマルチャンを迎え11年5月に戸籍上も我が家の『長男』となりました。そんなこんなの親バカ日記です

老いては子に・・ではないけれど

2015-09-27 22:05:03 | マルチャン語録
先月、レジャープールのイベントでもらっていた
子どもの無料入場券の使用期日が今月末までだったので
マルチャンに急かされて出掛けた道中のこと。

途中に義父が入所している施設を通る。


義父は4年前から脳の病気になり、
3年前から施設を転々としていて
今の施設でやっと落ち着いた所だ。

先週もみんなでおじいちゃん(義父)に
会いに行ったばかり。


マルチャンが
「あ、もうすぐおじいちゃんがいるところを
とおるね!」
と言ったので


「じゃあ、おじいちゃんに会って行くか!」
と言うと


(「今からプール行くのになんでやねん」)
という顔で
「えぇ~!?
と言った。


そりゃそうだわな・・(笑)


そこでマルチャンに一言聞いてみた。


「マルチャンはおじいちゃんのこと、どう思ってんの?」
・・・・と。



すると

「うーん・・・。
 かわいそうだとおもう。」
と言った。



わたしも

「そうだよねぇ。おかあさんもそうおもうな・・。
 おじいちゃんのびょうきってね、いろんなことをわすれちゃうびょうきなんだよ。
 じぶんのうまれたところとか、すきだったひとのこととかもわすれていっちゃってね、
 わからなくなっちゃうの・・
 ・・・おかあさん、そんなんなったらいやだな。
 そんなびょうきになりたくないよ。
 そんなんなったらしんだほうがマシやわ
と言い放つと


マルチャンが

「おかあさん、
いきてることがだいじなんだよ!
 しんじゃったらほねになってきえてなくなっちゃうじゃない。」



なんて言うので
わたしは予想外の言葉に感動して涙が出そうになった。



例え動けなくなってしまう病気でも
生きていることが大事。

その人が生きていることで関わっていくことが出来るのだ。


そうだ。


そうなんだよ。
マルチャン。



マルチャンに善い事を教わりました。



この前もマルチャンの友人と車でお出かけした時に
マルチャンたちが乗車中、座っていなかったり
あっちこっち動き回っていたので
何度もカミナリを落とし

「も~~!!何回言ったらわかるの
 おかあさん、そのビンボウゆすりとかイライラするんだよね
と怒りをぶちまけていたら

友人のKくんが


「おこってばかりいると、びょうきになりますよ
とシレっとした顔で言われてしまって
妙に納得したという・・。


ハァ~


その通りでございます。


わたくし、すぐにカーーッと頭に血がのぼりやすいので
いつかきっと血管ブチッと切れてどうにかなってしまうのではあるまいか・・と
常々思っていて自覚していたので
Kくんの指摘にドキッとしてしまいました。



子どもの言葉は
言霊でありますな・・。


深く心に沁み入りました。