みにづな9ヶ月。
のんびり屋さんでムッチリちゃんなので、まだまだ立ち上がるには体が重いらしいが
おすわりはほぼ完璧。チラシをちぎっては投げ、ちぎっては投げしているうちに
エキサイトしてぐらついて後ろにごちーん、ということもあるが
概ね長い時間ひとりで座ってふんがふんが言いながら遊んでいることが多くなった。
今日はだんなさんが温泉施設に行くときのお風呂道具セットのかごをひっくり返し、
中身をひとつひとつチェックしていた。
~旅日記~
交差点を過ぎて数百メートルもすると、先ほどまでの雪景色が幻であったかのように
風景は白以外の色を取り戻し、視界はぐんぐんと開けてきた。
ひゃっほー、これなら余裕だぜと快適にひた走るうちに朝食をとっていなかったことを思い出す。大変だ。
コンビニでおにぎりというのも味気ないので、せっかくこの道を通るならと
パン屋さんへ寄り道する。
その昔、ローカル番組で某司会者がこちらの焼きたて食パンを口にほおばった瞬間
懐かしさとおいしさに涙していたことを思い出す。私も実際食べたときは、あそこまで
泣きはしなかったが焼きたて食パンのしあわせさに絶句したものだ。
先日はNHK番組「鶴瓶の家族に乾杯」で鶴瓶氏がこちらのクリーム金時を
これうまいわーと食していた。うまいよね、クリ金。
そのクリーム金時とクリームメロンパンを購入し、かじりながら再び出発。
うまー。クリームメロンパンすんごい久しぶりに食べたけど、相変わらずうんまー。
後部座席で熟睡するみにづなを時折確認しながらのんびりと走るうちにわが家へ到着。
珍しいことに、この日はめったと雪など積もらないこの地域でも容易に雪だるまが
こしらえられるほどの降雪ぶりだった。
マンションの駐車場で、それはそれは嬉しそうに雪遊びに興じるお子さんを見守りながら
立ち話に花を咲かせるお母さん方と、降りましたね~と会話を交わす。
実家の町の降りっぷりを伝えると、そんなにー!?と驚かれた。
さて部屋に入って一服したのち、すっかり晴れた空の下バス停に向かって歩きだす。
底冷えするような寒さはあるが凛とした冷たい空気が心地よい。
だっこひもにすっぽりと収まっているみにづなも、いつもと違う光景だと分かるのか
白い息を吐きながらきょろきょろと辺りを見回していた。
さあ、これで空港に着いてもまだ1時間半ほど余裕がある。
チェックインして手荷物を預けて、おみやげ売り場をひやかして目ぼしいものがあったら
なんか買っていこう。みにづなにものんびり授乳できそうだ。
毎回ギリッギリで飛行機や電車に飛び乗っていた昔の自分が懐かしい。
じきにあの向こうのカーブからバスが見える頃だろう。
そわそわとバス停で待つ。
待つこと1時間。
一体どうなっているのだ。
時刻表は何度も確認した。
しかし反対車線のバスも一向にやって来ない。
これはこの今朝からの雪でダイヤが大幅に乱れているのだろうという結論に
遅まきながら行き着き、たまらずタクシーを呼ぶ。しかしそのタクシーも全て出払っているので、
そちらへ向かうのに15分ほどかかりますと言う。ええい、致し方あるまい。
さらに待つこと15分、あたたかいタクシーの車内に腰をおろした時はほっとした。
やはり今日は朝からあちこちで渋滞が起こっていたらしい。
東京に娘さんが嫁いでおられて、1歳のお孫さんがいるという気のいい運転手さんを
人見知りが始まったみにづながじっと見つめる。
よかったねえ、お父さんに会えるねえ、気をつけて行っておいでね、とあたたかく見送られ空港へ。
予定よりずいぶん遅れはしたが、多少の余裕をもって搭乗口へ向かう。
みにづなはおなかから出てきて初のフライトとなる。さあ、どう出るか。
ちびっこ連れだと優先で機内に入れるのが嬉しい。
飛行中の揺れはお母さんのおなかの中にいる時と似ているんだそうですよ、とCAさん。ほほう。
そんなCAさんや外の景色や次々と乗り込んでくるお客さんを、これでもかと見つめるみにづな。
隣の席に座ったマダムに、これまた遠慮のない視線を送る。
えらいねえ、飛行機は初めて?とにっこり話しかけてくれるマダムにニヤリ。
さあ、いよいよ離陸だ。しっかりとだっこしてベルトをもう一度確認する。オーケイ。
やがてANA592便は、迷いなく青空へと飛び立った。 続
いかん、昨日とペースが変わってないおふくろ食堂本日のおしながき
・ごぼうとたけのこの炊き込みごはん
・豆腐と玉ねぎとわかめの味噌汁
・肉じゃが
・ほうれん草のおひたし
・ミニトマト
・たらこ入りだし巻きたまご
スーパーに歩いていく途中、無人市場で1パック100円のたけのこが売っていたので即購入。
こういう無人市場が近所には何件かあって、トマトやじゃがいもといったメジャーな野菜から
なんか見たことないようなものまで並んでいることもあって楽しい。
たけのこ、もう1パック買うんだった。