おひざ猫修行

そらちゃんは、お膝で抱っこがあまり好きではありません。日本猫なのに。

夜にわたしがPCに向かっていると隣に来て、甘えた声でなにやら訴えます。
時には「おやつちょうだい」、時には「なでなでして～」。
しかしごく稀に、そのどちらでもない時があるのです。
私は何が言いたいのかわからず、色々おしゃべりして探るんですけど
近頃わかったのは「座椅子をよこせ！」
すぐ横に自分のベッドがあるのに、私の座っている座椅子に座りたいと言うのです。


そんなとき、わたくしめは下僕ですから座椅子を譲るのですが、
いやでもそれ、かーちゃんの座椅子だから！
かーちゃんにだって譲りたくないときはあるんですよ、下僕だけど。
華ドラマを座椅子にもたれてゆったり見たいんだから。


なので下僕は考えました。
わたくしが人間座椅子になればいいんじゃないか、と。

そらちゃんをお膝に乗せて、そしてなでなで。
「にゃぁ（なんか違わない？）」
「だいじょぶだいじょぶ、気持ちよかろ？」
「にゃぁ（気持ちいいけど、なんか変）」
「お腹の出っ張りは枕にすればいいじゃん」
「にゃぁ（じゃ、そうする）」




昨夜はこの体制で小一時間、最後は前足ピーンと延ばしてリラックスしてました。
そのうち自らお膝に乗ってくれるといいなあ。