25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

地方間の格差

2019年04月13日 | 社会・経済・政治
 新宮の佐野まで「八王子ラーメン」を買いに行った。通販で買った1ダース、京都ラーメン、札幌ラーメンも食いつくしてしまった。日清の麺NIPPONは素晴らしい。よほどの店でないとラーメンはインスタントラーメンに負けるよ、と思う。それほど美味しい。
 佐野のモールにあるスーパーオークワには鮮魚コーナーで、目当ての渡り蟹があった。このところ尾鷲の浦村ではぶりが定置網によく入るので、ぶりも豊富に売っていた。ドライの味噌汁も種類豊富にある。ウィスキーは相変わらず、知多、山崎、響、余市、竹鶴、宮城峡、THE NIKKA 12年はない。外国のウィスキーは結構あった。
 買い物の楽しみはあるもので、ぼくは毎日スーパーに行くし、自分のことは自分でするようにできている。スーパーの品揃えについても結構違いがわかるほうだと思う。
 尾鷲と新宮とではだいぶん差がついていると思うが、生活を脅かすほどでもない。

 尾鷲はすでに中部電力の三田火力発電所の解体工事が始まっている。3年かかるそうである。石油のパイプラインを工夫して歩道と釣りゾーンをつくらしい。これには大賛成だ。釣り客は結構来ると思う。家族連れだ。続いてバイオマス発電所と5市町のゴミ焼却場ができるらしい。それえ3年。つまり尾鷲には工事関係者が6年に渡って入ってくることになる。民宿や弁当屋さん、飲食業者などには良いのだろう。

 バイオマスと釣り公園で尾鷲が復活できるわけではない。いつも尾鷲市には国策としての大工事が入り込んできた。現在もなお高速道路の建設中である。それが終わろうかとしているときに、火力発電所の解体工事である。運がよいといえばよい。だがいつも公共工事にあぐらをかいてきた。つまり次の策を打って来なかった。人口は約50年で半分になった。これ以上下がると、介護、看護師などの担い手がいなくなり、病院、介護施設などの存続が難しくなる。
 釣り桟橋はパイプラインにできるのだから、他の広大な土地を焼却場と小さなバイオマス発電所だけではもったいなすぎる。未来の尾鷲が描けるようななにか。価値を創造する何か。若者が全国から集まる何か。冬温かく、夏に涼しい尾鷲である。こんなところであくせくせずに仕事や研究をし、何かすごいものが発明されるとよい。バイオマス発電の電気を電源として水素発電所に繋がっていくこともあり得る。
 尾鷲市は新都市計画を作る時期がきているのではないか。