25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

東京新聞記者 望月衣塑子

2019年04月09日 | 映画
 菅官房長官の名と顔を「令和」を発表したことで、ほとんどの人が知ることになった。立憲のつよい北海道知事選挙でも腕を発揮したようである。
 ぼくは東京新聞の望月衣塑子記者の質問で鋭く質問されるものだから彼女の質問を嫌がる姿が見えて、けつの穴の小さい男だとおもっている。どんな質問にも答えればいいし、姑息な手段で、マスコミ各社に記者会見のあり方を求めたり、望月記者をあてない嫌がらせをしたりするものではない。この人はコマメでよく気がつく人なのかもしれない。そういったことと胆力は別物である。ぼくは望月衣塑子の胆力のほうに軍配をあげ、そして応援している。新聞記者は政治家に従順としていてはいけない。権力をチェックするというものすごい仕事をする人なのである。政治家が権力を守ろうとするときにやることはマスコミを抱え込むか、苛めるかのどちらかだ。菅官房長官はこのどちらも使っている。

 菅が次の首相候補だと二階幹事長などがいい始めると、暗澹とした気分になりもするが、アベノミクスの行き着く先の責任の問題もあるから、複雑な思いになる。

 望月さん、気をつけろよ。昔、毎日新聞の西山記者がアメリカとの密約をスクープして、外務省の事務の女性を寝とって得たと罠にはめられたにだった。権力を維持したがるものらはなんでもするよ。そもそも日本には表現の自由というものは完全にはないのだから。
望月衣塑子記者をモデルとした「新聞記者」という映画が6月から上映されるらしい。