25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

ああ、有名病院は!

2019年04月11日 | 日記
 今日は付き添いで伊勢赤十字病院に言った。14時30分に来てほしいということだった。待ちに待った。ようやく、18時に声が掛かった。なんだ、これは? 3時間半も待たせるのか。ぼくは確認した。こういうことは常なのかと。いつも1時間くらいだという。ぼくは名古屋大学、関東逓信病院などいくつかの病院への付き添いをしたことがある。3時間半待たせるところなんてなかった。
 腹の中は怒りいっぱいのはずだったが、3時間半付き添った人たちとゆっくり話ができたので、機嫌良く診察室に入ったのだった。
 こころもちよかったのか、若い医師は機嫌よく、後遺障害診断書についての話に応じてくれた。どう書くかはいわばセンスである。患者はうまく自分の状態が言えない。医者は何を聞けばいいのかわからない。客観的数値だけは言える。だから、ぼくが、患者に質問をする。「買い物はどうしてるの?」「風呂は入れるの?」「就労はできるの?」 そんなとことから、互いに言っておかなければならないことと、医者が書かなければならないことが浮かび上がってくる。医者はピンと来て、パソコンに打ち込む。「就労は難しい」と彼は打ち込む。
 お互いの機嫌がよかったからできたことだ。憤りでいっぱいならば、これでは済まなかった。
 後遺障害の検査をリハビリテーションで行って、ぼくは右手左手の後遺障害の度合いと首の後遺障害を数値として確認して、今日は良かったと思ったのだった。これがただたんなる診察の話だったら、医者の机を蹴り飛ばしていたように思う。