人生は邂逅なり

新たな出会いを求めて

★回顧 田中陽希さんの『グレートトラバース3』で巡る思い出の山々 -第二章-

2018年04月24日 | 登山

一昨日は地域の年度総会があり、これで2年間務めた地域の評議委員も終わりとなりました。議事録の書記を頼まれましたので、昨日は新たに購入したボイスレコーダを聞き取りながら、新区長が詳細な議事録を希望していましたので、整理に奮闘の一日でした。

家の庭のシンボルツリー「ひとつばだこ(ナンジャモンジャの木)」の花が今年も咲き出しました。植栽したときは、対馬など国の天然記念物に指定されている日本の本種と思っていましたが、花弁の大きさや形からアメリカヒトツバタゴと思います。花を見た時には残念な思いで、奥様が対馬の友人に本種の苗木のお願いもしましたが、幸いなことに本種は大木になるのに対し、アメリカヒトツバタゴは小高木だそうで一安心です。


梅雨に咲く美しい花のアジサイですが、わたしは毒があるとも言われますが、葉脈のはっきりした卵形の形と、光沢のある淡緑色の葉も大好きです。我が家のアジサイたちも葉っぱの中に花芽が顔を出しました。


◆大崩山(おおくえやま)宮崎県 標高 1,644m 日本二百名山
大崩山に端を発する渓流として、五ヶ瀬川支流の鹿川(ししがわ)と祝子川(ほうりがわ)の2つがあります。宮崎在住のころ「九州ヤマメを守る会」の代表発起人でもあった故中村の爺様と、よく一緒に連れだって来ていました。この渓でのヤマメのポイントはもちろん、爺様自身渓流釣りのガイドをしていたこともあり、著名な釣り人との思い出をよく語ってくれました。写真は16年前の祝子川でのキャンプです。わたしのヤマメ釣りの師匠宮崎のあんちゃんたちに囲まれて、尺越えのヤマメに感動の新名君です。


◆傾山(かたむきやま)大分県 標高 1,605m 日本三百名山
この傾山の登山口に「かもしかの森キャンプ場」があります。見立渓谷のすぐ横にあるお気に入りのバンガローですが、これまで5-6回ほど訪れています。写真は2年前に訪れた時、この年なのにいつまででも可愛がってくれる、大好きな宮崎のあんちゃんたちとのスナップです。


ある時はカラフルな羽色、青色のくちばしを持った十数羽の美しいアオバトの群れが対岸の杉林に群れていたりしました。
写真は「日本野鳥の会」バードファンより  https://www.birdfan.net/


一生忘れることのできないことが起こったのは、1994年9月です。この日も宮崎のあんちゃんたちとヤマメ釣りを兼ねてキャンプに来ていました。


わたしは高千穂の川崎さんと二人、見立渓谷の上流部に入り釣りを始めました。この日は、たしか前日が小雨で絶好の釣り日和だったと思います。釣り登っていくとカヤの木の下、岩場の中のわずかな砂地に大きな獣の足跡がありました。


ここは大分の宇目との県境で、宇目には市川さんがヤマメの養殖を行っており、昨年の9月台風18号による甚大な大雨被害まで、元気で美しい魚体のヤマメの稚魚を譲ってもらって放流活動をしていたこともあり、見立と宇目の杉ヶ越峠を何回か通っていました。その峠に誰がたてたか「熊出没注意」の看板がありました。
即座にこれは熊の足跡に違いないと、車に置いてある数日前新調したニコンのカメラを大急ぎでとりに走ります。


これは大発見かもとフイルムを宮崎日日新聞に持ち込みました。担当記者の方にフイルムをお渡ししてロビーで待っていると、記者の方が慌てたように「宮崎の動物学者が住んでいる日向まで同行お願いします。」と日向へ向かいます。先生のご自宅で「このような大きな足跡の動物は何かわからないが、熊とは特定できかねる。後ろ足であれば人の足型に近い特徴で熊と断定はできるが・・・・」とのことでした。写真はフリー素材より


次の朝、宮崎日日新聞の一面に掲載され、その後全国紙の記者たち、各大学の研究室、自然活動(熊やニホンオオカミの存在を信じ活動)をしている団体が、私の自宅まで写真をもらいに来ていました。
宮崎放送(MRT)からも取材の申し入れがあり、夕方の情報番組に出演することになりました。放送は15分程度と思った以上に長い時間、インタビューと写真の映像が電波に乗りました。司会者の方からたしか(VHSテープには残っていますが)・・・・「このような体験してどのように思いますか。」にたいして、「・・・・謎の大きな獣がこの山に存在することはロマンです。」と答えたことが今でも恥ずかしい思いでいます。このTV出演もあり一躍宮崎では時の人となりました。


次の年にはツキノワグマに関する「祖母傾国定公園で捜索活動をおこなう。」と新聞記事が・・・・私の取った足跡の写真がきっかけとなったと思います。


さらに次の1996年、傾山へ登山に来ていた家族の遭難で、複数の捜索隊の方がツキノワグマの親子連れを見たとの記事が掲載されました。これにより私の写真は熊の足跡と確信しました。


50数年前に猟師が射止めたのを最後に、九州のツキノワグマは絶滅したとのですが、どうやらひっそりと生きていたようです。今でも「かもしかの森キャンプ場」からの傾山登山道には昔の巣穴が残っているのは有名な話です。また、この一帯の国有林を管理している方たちには熊の存在は承知の事実で、存在を認めることは仕事を失うことにつながるため、沈黙していると噂で聞いたこともあります。
あれから24年たち、当時わたしの写真を発端に生きていく環境がうるさくなったのかもしれませんが、息災に暮らしていることを心から祈っています。

◆祖母山(そぼさん)大分県・宮崎県 標高 1,756m 日本百名山
20数年前になると思いますが、北九州の梶屋さんに連れられ源流域へ釣りに出かけました。道がある訳でもなく、ひたすら岩だらけの渓流をさか登っていきます。およそ3時間ぐらい登ってきたでしょうか、渓以外は森林でおおわれて神秘な空気に包まれています。水の流れ込む大岩の淵に糸を投げ入れると、尺近いアマゴが飛び出し竿をひったくっていきます。ひと淵ひと淵でアマゴが釣れます。人が入っていないこともあり、警戒心のない無垢なアマゴたちです。尺以下の魚はやさしくリリース(魚を解き放つ)して、3匹だけありがたくキャッチしました。帰路の時間を考えて竿をたたみます。
帰りは大岩だらけの渓を下るのは大変危険なため、方向を確認しながら鹿の鳴き声がする大木の中や、タヌキの匂いのする藪を漕ぎながらひたすら道を探しながら進みます。あたりはすでに薄暗くなってきました。いつしか二人とも獣を意識してか大声になっています。どれくらい歩き続けたか不安がよぎりだしたころ、戦時中の木材伐採のためのトロッコ道を見つけてホッとしました。
ルートがわからず2度と行けない、魚を思うと2度と行きたくない渓ですが、まだこのような自然が残っているのにホッとしたことを思い出しています。
有史以前よりひっそりと種を生き永らえ、いまではほとんど見ることのできない天然のアマゴたちですが、いつまでもあの環境が維持されることを祈るばかりです。なお、貴重な3匹のアマゴたちの写真は現役時代ディスクのなかに大事にしまっていたのですが、どこへいったやら・・・・
九州で生息しているのはほとんどがヤマメですが、この祖母傾国定公園(そぼかたむきこくていこうえん)近辺はアマゴの生息域です。姿かたちはほぼ一緒ですが、わかりやすい点は朱点がアマゴにはついています。写真はフリー素材から


話が話だけに少し長くなりすぎました。本日はここまで・・・・、あと10座めぐるのですが、よかったら次の機会もお付き合いください。


★イチゴジャムの失敗作?

2018年04月17日 | 料理

二毛作が多い糸島の田んぼは麦穂が出て、あたり一面麦の香りが漂います。この麦畑にはたくさんのヒバリの巣があります。
あとひと月もしないうちに麦が刈り取られ田植えが始まるので、それまでにヒバリの子育ては、抱卵11~12日、孵化後9~10日と短期間で巣立ちをしなければなりません。
子供たちのたくさんの餌を確保する必要があり、今朝も「ピチクリ、ピチクリ・・・」と雄が縄張りを主張しています。雌はこの麦の中で卵を抱いているに違いありません。
写真は「日本野鳥の会」バードファンより https://www.birdfan.net/




釣りが大好きな私ですが、イカ以外は基本的に宵越しの魚は持たず、孫たちや友人・近所の皆様へおすそ分けとなります。その代わりに、この時期はトマト・きゅうり、タケノコ・タラの芽、原木シイタケなど、ありがたいことに里山の新鮮な産物が集まります。
先日は、日本を代表する福岡県産いちご「博多あまおう」をたくさんもらいました。イチゴの産地でもある糸島では、ハウスイチゴの収穫が終わるこの時期、産直市場「伊都菜彩伊都」などにジャム用のイチゴが店頭に並びます。それを見るたびにジャムづくりに挑戦してみたいと思っていたので、今回チャレンジしてみます。
イチゴはありがたいことに1Kほどあります。


初めてなのでもちろんネットでのレシピを探して作りますが、作り方もいろいろありますが、初めてのド素人ですが、イチゴが同じ1Kだったので、YouTubeの「パティシエが教える、丁寧なイチゴジャムの作り方」を参考としました。さぞかしこのパティシエは大笑いでしょうね。まずは軽く洗いながらヘタを取ります。


トレハロースという聞いたこともない砂糖の種類を使っているので、大急ぎで近所のスーパーに買い出しに行きます。お菓子作りの特殊な砂糖などある訳もなく、レモンとグラニュー糖・キビ砂糖を買ってきました。
グラニュー糖とキビ砂糖をそれぞれ200gづつ混ぜ合わせたあと、イチゴと混ぜ合わせて一晩冷蔵庫で寝かせます。こうすることで焦げないそうです。


一晩寝かせた状態です。しっかり果汁が出てきています。これを煮込んでいくのですが、不安なことが・・・・このレシピでは火を止めた後にレモン汁を入れ味の調整とありますが、ほかのレシピでは檸檬も入れて煮込む?


昨夜寝かせておいたイチゴを本日煮込んでいきます。煮込む時間は8-10分とありますが、結果アク取りに必死になり煮込み始めの時間がわからなくなりました。たぶん15分ぐらい煮込んだかな・・・・


アク取りを必死でとりますが、上手にいかず結構な量の煮込み汁まで取り除いているようです。カレー作りで使っていたアクトリ紙があれば・・・・1個分のレモンを絞りいれ味見をしてみると・・・・しつこい甘みがなくうまくできたかな?


思ったよりも量が少なく、この瓶3本となりました。が・・・・ジャムにとろみがつきません。ネットで調べると同じようなことが起こった方も多いようです。要約すると酸・ペクチン・糖のバランスが悪かったことが原因だそうですが、何処の部分が失敗か素人にはわかりません。
果物そのものの水分を使って煮詰めているので、原因はペクチンかな・・・・
潰さないでイチゴそのままだったのが悪いのか・・・・
イチゴは鮮度はいいが完熟だったのでまずかったのか・・・・
ほとんどのレシピが煮詰める時間は15分前後となっているが、時間が違ったのか・・・・


アク取りで煮込みが少なかった可能性もあるので、ダメもとで詰めた瓶から再度取り出し、すでに遅いとは思いますが、果実を少し潰し、グラニュー糖を追加して再度煮込んでみました。気のせいかすこしとろみが増したような気がします。
近いうちに再度チャレンジしたいと思います。


★風と波の咆哮 ~壱岐沖の浮き流し釣り~

2018年04月14日 | 釣り

きょう14日は、低気圧の発達で大気の状態が不安定となり、ここの田んぼを走る筑紫線の電車も止まりそうな春の嵐となっています。冬を越し、やっと芽吹いた若葉も厳しい試練です。我が家の鉢植えの花たちも風裏に避難させました。
日本の原風景でもある美しい田んぼが広がる糸島市二丈は、いま春のブロッコリー出荷の最盛期です。市場では「博多ブロッコリー」の名称で販売していますが、糸島市では「ブランド糸島」というのを立ち上げ、生産物をブランド化するだけでなく、多くの人に愛していただけるまちづくりを目指して様々な取り組みをしています。雑誌や新聞、テレビなど多くのメディアに取り上げていただき、「糸島」の魅力も徐々に認知されるようになりました。


当初、本日14日に予定していた久しぶりの遊漁での釣りも事前の春の嵐の予報で、急遽13日に変更して釣友4人で壱岐沖の浮き流しに行ってきました。手書きで分かりずらいかもしれませんが、下の絵の仕掛けで魚を狙います。


朝5時前、大型クーラを2個も持ち込み、大作あにさんも期待一杯で出港です。




湾内はあれほど波静かだったのですが、沖へ出ると思った以上の風と波です。予報の波は1.5mから1mの予報だったのですが実際は2mほどの波で、いつもは目的の壱岐勝本沖の「コダイの曽根」90分ほどですが、到着まで120分ほど経過しました。


慎重に魚探で魚の群れを探し、潮の流れや風を想定して50mほど流したところで魚が食い込むように慎重に錨を投入しました。1投目から倉田さんへ大きなあたりで青物のヤズ(ブリの子)が釣れました。


まだ水温が冷たいようで、魚の喰いもすこし渋いようですが、わたしに100m沖で大きな棒ウキがゆらゆらと沈みます。合わせを入れるとまずまずの型のイサキのようです。船縁まで寄せてきたときにいきなりの強い引きが・・・・素早い速さで竿を絞り込みます。ハリスは5号、リールのドラッグを調整しながら慎重に引き寄せます。この速さと横走りから「ヨコワ(本マグロの子)!」と期待を込めて言いますが、タモを片手の船頭英ちゃんはまさか・・・・先ほど倉田さんが釣り上げたヤズと思っています。水面の下できらりと輝く魚を見て「ウソ!ほんとにヨコワだ・・・・」絶品のヨコワが釣れました。


ヨコワは2013年11月の五島列島での釣り以来です。写真は5年前の少し若い私です。


ますます風と波が強くなりました。英ちゃんも「昼頃になったら竿を収めよう。」、沖にいた砂取り船もホームへ帰るために錨を上げています。


10時30分、ポツポツと大型のイサキが釣れていますが、船にぶち当たる波しぶきでびしょ濡れとなります。ここらが引き潮時とばかりに撤収・・・・


潮かぶりを防ぐため、狭い船室に入り込みます。外に置いてある釣り道具は水浸し状態です。


英ちゃんの船は大きい船で、これくらいの風波は心配いらないでしょうが、横波を避けるため遠回りし、波頭を避けてエンジンの強弱で港へ向かいます。


すでに3時間近くなったのでしょうか。午後2時過ぎにホームの芥屋港が近づいてきました。長時間の狭い部屋と波に揺られクタクタです。


今日の釣果はヨコワ1匹とイサキが10数匹の貧果でしたが、でも家族で食べるには十分すぎ、ご近所にもおすそ分けできそうです。


大作あにさんがヨコワの切り身をもらうとのことで、家で魚をさばくために急いで帰ります。田舎の先輩でもある大作あにさんは漁師の子供でヨコワ(田舎ではシビ)の美味しさを知っています。
久しぶりのお金を払っての釣りでしたが、疲れてはいるものの今日も楽しい一日となりました。みなさんありがとうございました。


Blogへおいでくださった皆様には申し訳ありませんが、やはりヨコワは最高においしかったです。長男と次男、夫婦の3家族でいただきました。イサキは少しずつですが、5軒におすそ分けができ大変喜ばれました。
釣りに行った13日は「男料理教室」だったのですが、急遽お休みとさせていただきました。5月18日には私の釣り上げた魚で特別の料理教室を開くからと言われています。5月17日が大漁でありますように。


★回顧 田中陽希さんの『グレートトラバース3』で巡る思い出の山々 -第一章-

2018年04月10日 | 登山

秋頃になると蕎麦屋さんには「新蕎麦」と貼り出されますが、それとは程遠いこの時期、蕎麦屋さんのご近所宮崎さんからの紹介で、糸島市の福吉の蕎麦処「手打蕎麦 すみくら」に行ってきました。お店の道路横はよく車で通り、蕎麦屋さんがあることも知ってはいたのですが、自宅を使ったお蕎麦屋さんなので、予約とか勘定等も不安に思っていたため、同じ町内というのに足が遠のいていました。


蕎麦には定番の揚げ物のメニューはなく、ご飯類もありません。蕎麦本来を楽しむだけのメニューとなっています。わたしのオーダは「十割そば」の大盛りです。


甘すぎずカツオだしが最高のお露です。また、本場長野の奈川産蕎麦や国産蕎麦と素材にこだわり、器も有田の手書き陶器です。香りや味はもちろん、蕎麦の長さ・太さも十分満足できるもので絶対お勧めです。


4月7日(土)日本のプロアドベンチャーレーサー田中陽希さんの「グレートトラバース3 日本三百名山全山人力踏破」という番組を、登山(ハイキング)の師匠百田さんから情報を頂き録画しておきました。昨日ゆっくり番組を見ました。以前も「グレートトラバース日本百名山ひと筆書き」など見ていて、画面から伝わる人となりや謙虚さを感じていました。田中陽希さんのHP  http://www.greattraverse.com/
タイトルの通り2019年6月まで日本百名山・日本二百名山・日本三百名山を繋ぐ人力旅をするという、常人では考えられないドキュメンタリーです。4月7日は「第一集 厳冬!九州南部9座をめぐる」です。若かりし頃近くにいた山好きな故郷のあんちゃんや会社の先輩、九州山地での渓流釣りやその仲間、現在の登山(ハイキング)の仲間により、九州の名山において思い出もたくさんあります。駄文で申し訳ありませんが、よかったら独りよがりの回想にすこしお付き合いください。
田中さんの足取りをたどりながら紹介します。

◆宮ノ浦岳(みやのうらだけ)鹿児島県 標高 1,936m 日本百名山
写真は独身時代会社の仲間との旅行です。また、30数年前にこの原生林を流れる渓谷には、絶対にしてはならないのですが、誰かが放流して尺を越えるヤマメがいるとのうわさが飛び交っていました。なお、故郷のあんちゃんが3男坊と2人で登った山です。


◆開聞岳(かいもんだけ)鹿児島県 標高 924m 日本百名山
鹿児島での独身時代この開聞岳下の田ノ崎へ、先輩と夜フエフキダイ釣りによく出かけてきていました。残念ながら大きな魚を釣った記憶がありません。また、今年風呂の会のメンバーで、4月韓国岳を含め登山を計画した山ですが、霧島新燃岳の噴火で延期となりました。開聞岳すそ野にある日本最南端の駅「指宿枕崎線 西大山駅」での私の兄弟の写真です。後ろの山が開聞岳です。


◆桜島(さくらじま)鹿児島県 標高 1,117m 日本二百名山
鹿児島の独身寮からは夜の爆発の炎も観察できました。昨年両親の墓参りの帰りに立ち寄りました。


◆高隈山(たかくまやま)鹿児島県 標高 1,236m 日本三百名山
ここの渓谷には、私の所属している「九州ヤマメを守る会」の鹿児島の会員が十数年前まで放流していました。近年ヤマメの養殖場ができたとのことですが・・・・写真は40年前の佐多岬でのキャンプです。朝早く釣りに行こうと準備している最中に、先輩が「まむし」に噛まれてしまい大変な思いをしました。


◆霧島山:韓国岳(きりしまやま:からくにだけ)宮崎県・鹿児島県 標高 1,700m 日本百名山
「ミヤマキリシマ(深山霧島)」の群生が見られるとのことで、鹿児島時代同僚たちと毎年のようにツツジを見に遊びに行きました。写真は現在噴火活動が続いている新燃岳です。


◆高千穂峰(たかちほみね)宮崎県 標高 1,574m 日本二百名山
ニニギノミコトが天照大神の神勅を受けて、ここ高千穂峰へ天降(あまくだ)ったところです。その後、肥沃な土地を求めて故郷の黒瀬海岸に着き、金峰のコノハナサクヤヒメと越路の「ケシマ」でめぐり逢うこととなります。ここは中学校の修学旅行でも登った山です。写真は鹿児島の先輩と頂上でのスナップです。後ろの山が韓国岳です。


◆尾鈴山(おすずやま)宮崎県 標高 1,405m 日本二百名山
この山の「名貫川」は初めてヤマメ釣りに連れて行ってもらった川です。今思えば放流したての小さなヤマメですが、魚体の美しさに感嘆したものでした。写真は私のヤマメ釣りの師匠で、昨年一緒に渓流キャンプした宮崎のあんちゃんたちです。すでに20数年の付き合いになります。


◆市房山(いちふさやま)熊本県・宮崎県 標高 1,721m 日本二百名山
熊本に住んでいたころ、市房ダムでのブラックバス釣りや、椎葉や神門・西米良方面への渓流釣りで、高速から人吉を経由してこの山のふもとを通って出かけていました。写真は昨年の西米良でのキャンプでの一コマです。


◆国見岳(くにみだけ)熊本県・宮崎県 標高 1,739m 日本三百名山
ちょうどこの時期だったと思いますが、熊本学園大学で開催され大会名は忘れてしまいましたが、自然環境活動の大会で、当時熊本在住のわたしは「九州ヤマメを守る会」として事務局のお手伝いで奔走しました。大会行事の最後の一つが国見岳でのブナの植林で、施錠されている国有林の立ち入り禁止場所に、営林署の案内で大会事務局の方たちとブナを植林しました。そこでびっくりしたのは、手入れされた山腹にとんでもない数の榧(かや)のとんでもない大木やシャクナゲの群生、営林署の方たちのアルバイトか、若芽の天ぷら絶品のタラの木が山道の両側に整然植えられていました。また、源流域の渓谷にはひょっとすると固有種のヤマメが生息しているような神秘な雰囲気もありました。
事務局の方は登山家の方、私たちに関係した日渓連やつり人社の方たち、行政の方たちと様々な団体の方たちで、高名な登山家の方がいたみたいで、民宿での酒宴で大学の山岳部のことや日本の登山について熱く語っていたことを鮮明に覚えています。ひょっとすると小説家(随筆家)及び登山家で日本百名山を著した深田久弥さんのお友達だったかもしれません。
写真は熊本時代に先輩の案内で登った国見岳頂上と、国見のすそ野の美郷町南郷での数年続いたヤマメの放流活動




椎葉から国見岳の山腹を抜け熊本内大臣へ抜ける椎矢(しいや)峠があります。ここは深い尖った砂利の悪路で、椎葉尾前から2回ほど利用したことがあります。1回は夕方急いで熊本に帰るために、普通車にもかかわらずこの道路に入り込み、案の定タイヤの横っ腹が尖った石で破損し、日が落ちようとして生き物のうごめく気配の中、スペアの破損のないように人の歩く速さで長い時間かけて降りたことがあります。
ここからの山の景観は素晴らしく、紅葉の時期は穴場的な存在と思います。しかし・・・・四駆でスペアを積んでの車をお勧めします。また、ガードレールのない絶壁の箇所もありますのでご注意願います。

本日はTVの9座も私の駄文もここまで、あと九州13座は今度・・・・お付き合いありがとうございました。・・・・つづく


★些事 鳥と魚の近況

2018年04月09日 | 野鳥

昨日までは寒の戻りの強い西風が、山々の新芽に自然の厳しさを教えていました。おかげで迷惑なことに我が家のスイトピーや、近所に借りている畑のエンドウのツルが倒れてしまったため、支柱や紐でおこしてやる仕事が増えてしまいました。
写真はせっかくラティスフェンスを掴もうとしていたのに・・・・我が家のスイトピー


鳥の近況では、
タシギ:強い西風で大陸へ移動できないでいるタシギが心配で、昨日も双眼鏡片手にいつもの場所に慰問に行ってきました。盛んに餌をついばんでいましたが、わたしに気づきカベに寄り添うように隠れました。長居は失礼と踵を返しました。
メジロ:2月ごろまでは「地鳴き」だったものが、田舎では「タッカー」と呼んでいましたが、今朝もメジロが3羽テリトリーの主張と雌へのアピールを「囀り」ます。
キジ:一週間前は、たぶんキジのメスと思いますが、近所の道路を横切ってバタバタと飛んでいきました。この季節の繁殖期には、オスのキジは濃い緑色の体でハート型の赤い顔になり、澄み切った高い声で「ケーンケーン」と鳴きながらメスを求めます。メスがいるということはオスもいると思いますので、耳を澄ませたいと思います。
アオバズク:夜になると、今年もまた夏鳥の「アオバズク」が「ホッホー、ホッホー」と鳴いています。これらのフクロウの仲間は巣作りのための樹洞(じゅどう:大木の洞窟状の空間)がすくなくなり、準絶滅危惧種となっています。
写真は「日本野鳥の会」バードファンよりアオバズク https://www.birdfan.net/


魚の近況では
やっとイサキも釣れだしたようです。今週末には旧知の仲間と久しぶりの遊漁船でのイサキ釣りの予定です。あの美しいオレンジピンクの桜鯛の顔を見たいし今からワクワクしていますが・・・・長期予報によると南からの風が強そうで心配なところです。
写真は昨年同時期の釣果です。


★4月の探鳥会と行列のできるラーメン屋

2018年04月01日 | 野鳥


縁あって昨年から、現役時代の会社のOB会のお手伝いをすることとなりました。昨日からOBのお宅を訪問をして、ご挨拶と元気な様子を伺いに行ってまいりました。
その途中、白いタンポポを見つけました。環境が荒れる要素もありますので、その場所は控えさせていただきますが、このタンポポは日本固有種で本州の関東地方から九州にかけて分布し、各地には集団で咲いている場所ががあるとのことですが、セイヨウタンポポの生息域の拡大とともに福岡では珍しい花となっています。
現役時代の2015年に「タンポポ調査・西日本2015」という活動に参加したことがありました。居住している地域のたんぽぽの種を会社の仲間が取りまとめて事務局へ送るのですが、その時から田舎には「白いタンポポ」があるのでは・・・・とのことでしたが、見つかるわけでもなく、わたしの採取したものは、固有種ではなくすべてセイヨウタンポポだったようです。
興味のある方は http://gonhana.sakura.ne.jp/tanpopo2015/index.html をご覧ください。


4月の「日本野鳥の会」福岡支部の今津干潟の探鳥会に参加してきました。季節柄冬鳥から夏鳥へと移行する時期で、素人の新たな出会いが楽しみです。今月も天気に恵まれ30数名の参加者です。


途中の池ではこの天気で渇水状態で、たくさんの鯉や源五郎ブナが死滅しています。昔は外来種のブラックバスやブルーギルがたくさんいて、バス釣り興じた時もあった池ですが、外来種の魚の死骸は見当たらず、駆除できた池だっただけに残念な思いです。


あれほどたくさん越冬していたカモ類も少なくなっているかなと思っていましたが、まだ残っているカモ類もたくさんいてプカプカと水に漂っています。


今日の出会いは先月の探鳥会でもいたのでしょうが、「カンムリカイツブリ」です。図鑑によっては近年減少傾向で珍しい鳥となっています。
一生懸命に渡りに備えているのでしょうか、潜って魚などを食べているようです。
写真は「日本野鳥の会」バードファンより https://www.birdfan.net/


満潮で岸近くにはチドリの群れが賑やかに飛び回っています。
ツバメの声を聴いたベテランの会員の方が嬉しそうに双眼鏡を覗いています。ツバメは古くから人との共存を象徴する野鳥ですが、近年非常に数を減らしました。
ツバメが減少している背景には、農業の衰退によりエサ場となる水田や耕作地の減少、その身近だった里山は高齢化と人口減少で荒廃しています。また、巣作りに適した日本家屋の減少などさまざまな要因があります。


わたしの昔から行きつけの、学研都市の釣具屋さん「フィシングナカハラ」では昔からツバメを大事に見守っています。釣り人さんにフンがかからないように傘を逆さにつるしています。
わたしが数えた巣は25個で、今は柔らかな枯れた草などを口にくわえ盛んに巣作りに励んでいます。なお、同じように糸島市加布里の本店「なかはら釣具店」にもたくさんのツバメが大事に見守られています。
現在「日本野鳥の会」では「消えゆくツバメをまもろうキャンペーン」を実施しています。 http://www.wbsj.org/nature/research/tsubame/


一昨年、登山(ハイキング)の師匠百田さんと、釣りの師匠ナベさんで登った「毘沙門山」の頂上の大木の桜も満開となっています。


お昼前、本日の探鳥会も終わりとなります。


最後はいつもの「鳥合わせ」を行います。同時期過去3年間で出逢った鳥の名前が記載されたリストに基づき、鳴き声での観察を含めどの種類が何羽観察されたか会員がそれぞれ発表していきます。まだまだ素人の私には皆さんが観察した鳥の半分も観察できていません。本日は57種類の観察だそうです。


お昼は久しぶり「安全食堂」でラーメンを食べようとお店に来ました。予想はしていたものの、日曜日ということで大変な行列です。およそ40分程度並んだでしょうかやっとカウンターに座りました。なお、ここのラーメンは「★些事 福岡の人気ラーメンランキングについて」で紹介した福岡のラーメンランキング7位となっています。


ラーメンはこってりの久留米系ではなく、長浜系と思われますが、相変わらず「ばりかた」・「かた」と注文の声が飛び交いますが・・・・わたしは「ふつう」、通ぶるわけではありませんが、替え玉を「かた」で注文してみました。細麺なので時間がたつと柔らかくなります。「かた」だと、しばらくすると程よい硬さとなることを発見しました。これからは「かた」かな・・・・