遠藤雷太のうろうろブログ

何かを観たら、とにかく400字または1000字以内で感想を書きつづるブログ。

ルネ・クレール監督『ル・ミリオン』(1931年)

2017-09-23 00:22:23 | DVD・VHS・動画など
ル・ミリオン [DVD]
クリエーター情報なし
紀伊國屋書店

2017/9/20

ヴォードビルって、実際にはどんなもんなんだろうと思って見てみる。

貧乏画家が、高額当選した宝くじを奪還しようとする話。

タイトルは「100万」という意味。露骨。

歌あり踊りありのドタバタコメディ。

銃を取り出した時の効果音も「ピョーン」なので、緊張感はあまりない。

もともと借金まみれだった男が宝くじが当たったとたんに豪遊するところは、ヴォードビル版「芝濱」という感じもする。

借金を取り立てる人たちが、しかめっ面のまま、きちんと整列して陽気な歌を唄ってるのがかわいい。

盗賊チームがきちんとしてて逆に軍隊っぽい。

劇中、バレエのシーンがある。当時の舞台の雰囲気がぼんやりわかって得した気分になる。

紙吹雪を上にスタンバイしたおじさんが手でふらしているのは、ほんとにあんな感じだったんだろうか。

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