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日本で一番広い道路

2005-12-14 02:29:04 | 道路関連情報
 名古屋は道路が広いといわれる。確かに久屋大通りや若宮大通など幅員が100mの通りが存在する。ただし、これは都市景観によるものであり、実際に見ればわかるが100mと言っても片側4車線の道路の間に公園や都市高速があるため、100m全てを実際に通行できるわけではない。名古屋で実際に最も車線数が多いのはR19伏見通りの片側10車線である。

 目を他のエリアへ向けてみる。大阪中央環状線は一般道側道片側3車線、本線片側3車線、有料の近畿道片側3車線の合計18車線の区間が存在する。交通量も膨大で伏見通りの比ではない。
 また、東京湾岸道路もR357の一般道路と首都高湾岸線を合わせると幅員が100mを越える。R4の仙台バイパスも10車線区間がある。


 では、高速道路単体で車線数が最も多いのはどこであろうか。高速自動車国道では名神の天王山~大山崎間がルート改築により合計8車線になった。また東名の綾瀬~海老名付近も付加車線の設置により8車線区間が存在する。以前の綾瀬バス停付近のサグを起因とした渋滞はこれにより解消された(但し、上りはこの先の大和トンネルが新たな渋滞ポイントになってしまったが)。
 首都高湾岸線の新木場付近、中環の小菅付近、6号向島線の江戸橋~箱崎間も合流部の延長と言う形で一部8車線になっている。
 8車線の区間は今の所数箇所に留まる。しかし、6車線区間は結構多い。

 まず東京を起点とする放射路線は中央道を除いて6車線化が完了している。東関道は成田まで、常磐道は水戸まで、東北道は宇都宮まで、関越道は高崎まで、東名は駒門PAまでである。中央道は談合坂~大月間の改良が完成しているが、高井戸までの6車線化はもはや不可能である。圏央道までの6車線かならばなんとか開通できそうであるが、できればあと数キロ、八王子までは拡幅の必要がある。

 近畿では名神の栗東~瀬田間、京都南~吹田間と、西名阪の松原口、近畿道の摂津南~松原間、中国道の吹田口、淡路海峡区間が6車線化されている。その他関門海峡、九州道の大宰府~久留米間も当初から6車線で開通している。
 東海では伊勢湾岸道の豊田~四日市間が6車線である。また、日本坂トンネル火災を受けて焼津~静岡間が改築を経て変則7車線化されている。

 首都高は湾岸線の全線、都心環状線の江戸橋~浜崎橋間が断続的に6車線化されており、阪神高速は湾岸線の六甲アイランド北~三宝間、丼池付近、池田線の梅田付近、神戸線の一部である。

余談であるが、最も交通量が多い区間は、高速自動車国道では東名の横浜町田~厚木間、都市高速では首都高湾岸線葛西JCT~新木場間、一般道路では国道8号新潟バイパスである。これらは全て6車線(首都高のみ8車線)である。車線が多いから交通が集中するのか、渋滞が多いから拡幅したのかは定かではないが、やはり車線数は、交通量の実態大いに関係するのである。

 
 

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