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エマージェント・フィールズ : Emergent Fields

神奈川県横浜発 ”経営者と従業員の幸せ”をお手伝い

こだわりある、いい仕事をする

2011-11-20 06:54:07 | 日記
大工の職人の家に育ったせいか、ちいさいころから「いい仕事」という言葉を良く聞いていたりする。父親の仕事仲間の人が、「お父さんはいい仕事するんだよ。」と言ってくれたり、父親も、「○○さんは、いい仕事するんだ。」などという話しが日常的だった。

社会人になって、結果がすべてだと言われたり、プロセスが大事などと言われる中でも、自分の父親は職人で、自分はその息子の技術者なんだ、と思っていたように思います。

ソフトウェアの開発という中で、同じ機能のソフトウェアで、受け取る素人から見るとまったく違いの分からないものでも、我々から見ると、まったく違うのです。みえないところに拘る。これはまさに、職人道に通じるものだと思います。魂を音楽に注入するといった芸術にも近いかもしれません。

技術者であり、サラリーマンでもあるという状況の中で、常に納得のいく作品が作れていたかは反省すべき点もありますが、その時その時に出来る一生懸命をやってきたつもりです。

開発の現場から離れて一年半、以前のような「こだわりある、いい仕事」をする機会はもうなくなってしまうのかもしれないと思っていました。

でも、そんなことはなかったのです。今月に入って大きな仕事をまかされました。実績も経験もない自分には、普通に考えれば頼んでもらえるようなものではなかったと思います。

その仕事の一番大きな山が、昨日とおとといにありました。この日に向けてしっかりと準備することが重要だと、ここ数年で一番頑張ったでしょうか。「計画8割、実行2割」を実践することができました。

二日間にわたって、相手の方ときっちり話しました。その中で感じました。私がこれだけ一生懸命準備したことを、相手は間違いなく感じていると。この感覚は、何か良いものを見たときの感動のようなものに似ていると思いますし、いい仕事してるなぁというのを感じるようなものだと思います。

職人でなくても、ソフトウェアの開発者でなくても、「こだわりのあるいい仕事」はできるのだと実感しました。

これからも、「こだわりある、いい仕事」をしていきたいと思います。

これまでの人生を後悔せず、これからの人生も悔いのない人生を送れるよう「いい仕事」に「こだわり」たいと思います。(^^)
「彼はいい仕事するんだよ」、と言ってもらえるように、頑張りたいと思います!



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神奈川建築職人会さんへのお手伝い一周年(^^)

2011-10-24 23:46:28 | 日記
昨年の10月31日から神奈川建築職人会さんのお手伝いをしています。もうすぐ一年です。あっという間だったと思います。

駆け出しで、実績もなにもない自分の可能性を信じてくれて、ここまで一緒にやってくることが出来た小林社長には感謝です。

正直一年間でいろいろなことがありました。途中でやめましょうかと本気で話したこともありました。それでも途中でやめたくないと、やっていることを理解しないまま自分に向いてないとは思いたくないと、話し合って続けました。

昨日、取り組んでいたマネジメント強化プログラムの2期目の半年間を振り返りました。実質、始めてからの一年間の振り返りです。

しんどいことも多かったですが、よく出来たのではないかと思います。目標を設定したときには達成できる自信などなかったものが、ほとんどの目標を達成することが出来ました。

単純な最終成果の目標だけでなく、その過程の中間目標も多くが達成できました。下地が少しずつですが、出来つつあると思います。コツコツとやってきた甲斐があったのだと思います。

まだまだ安定して自分たちのものになったとは言えないかもしれません。これからも二人三脚でやっていければと思っています。

終わった後に行ったお祝いの焼肉屋さんはおいしかったです。いろんな話をしました。今後のいろんな可能性の話もできました。まだまだ課題は山積みですが、これからが楽しみです。

自分自身が何年かして立派になって、小林社長には、「彼が駆け出しのころ俺が面倒見てやったんだ」と言ってもらえるよう、これからも頑張っていきたいと思います。^^;



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コントローラブルとアンコントローラブル

2011-09-17 01:10:55 | 日記
昔に比べて頭にくることが少なくなっている気がするのは気のせいでしょうか。たぶんそうだと思う。気のせいだと思う。そんなはずがない。。。^^;

でも、少しでもそうなっているのだとすれば、自分の力でなんとかできる範囲が、もしかすると前より広くなっているからなのかもしれません。自分の力の及ばない範囲での不条理は不満に思うしかないのだけれど、自分でなんとか出来るかもしれないと思うと、不満は課題に変って、課題は目標に変るような気がします。

自分の力の及ばないアンコントローラブルなことから意識をあえて外して、自身がなんとか出来そうなコントローラブルなことに焦点をあてることが重要なことなのではないかと思います。

コツコツやっていると、以前はアンコントローラブルだったことが、だんだんとコントローラブルなことに変ってきます。そうすればしめたもの。

そのためにも、何か困ったことがあったら、コントローラブルなのかアンコントローラブルなのかを考えてみると良いと思います。

人間が成長する段階は、次のようなものだと聞きました。
1) 出来ないことを知らない段階。
2) 出来ないことを意識した段階。
3) その次には意識して行うことによって出来る段階。
4) 最後には意識しなくても出来るようになる段階。ということで、
それはさらに別のことが出来ないことを知らない段階に戻ってしまいます。

このように、自分に何か出来て、何が出来ないかを知るということがとっても大切なことだと思いました。(^^)



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どこに自分自身の身を置くか

2011-08-31 12:18:34 | 日記
多くの人は人生の目標を立てることの重要性を説いています。それはそれで正しいことだとは思うのですが、自分自身の人生を振り返ってみると、どうもしっかりと将来に向けた目標を立ててきたようには思いません。なにか自分の中で、しっくり来ないのです。

自己満足ではありますが、技術者としてのこれまでの仕事に誇りを持てていますし、技術力にしても有る程度満足する能力を身につけたと思います。

でも、これはたまたま入社した会社でたまたま配属された部署がそのような仕事が出来る環境だったわけで、自分自身が大きな目標を達成するために自身で選んだものではないのです。

その代わりと言ってはなんですが、大きな目標はないかわりに、いつも自身のものの見方が変る可能性のある場所に飛び込んでいたように思います。目標に向かって努力するというよりも、どこに自分自身の身を置くかはいつも考えていたように思います。

そのおかげで、他の人たちが経験するよりも様々な仕事をさせてもらいました。SEから製品開発の部署に異動したり、海外でのビジネス推進をしたり、プロセス改善やチームビルディングにのめり込んだりもしました。

自分自身の身をそれまでと違うところに置くことによって、出会う人が変りました。その人たちと触れ合うことで、自分の考え方が変ります。重要だと思うことが変わるので、行動が変って、そのたびに自分が一回り大きくなったような気がします。

自分もその一人ですが、人生の目標なんてどうやって立てて良いのか分からない人はたくさんいると思います。そんな時、自分は自分のいる場所をいつもとちょっと変えてみるなんてどうでしょう。^^;

突然ですが、「最も強いものや賢いものが生き残るのではない、最も変化に敏感なものが生き残るのだ」というダーウィンの言葉を思い出しました。



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開発の現場から離れて

2011-08-06 21:34:52 | 日記
開発の現場から離れて1年以上が経過しました。生涯技術者と思っていたので、少し不思議な感覚もありますが、何をやっていても技術者の気持ちは変らないように思います。

少し前になりますが、スーパーコンピュータの「京」が世界一を獲得しました。入社以来スーパーコンピュータの設計に携わり、これまで何度となくウチ部署はなくなるかもしれないといっていた友人も、これだけ世間にも認知してもらい喜びも格別ではないかと思います。

そういう自分も、スーパーコンピュータではないですが、何度も世界一を目指しました。TPC-CやSpecJAppServerと呼ばれる、オンライン処理の性能競争です。今になって当時のプレスリリースを見てみても、「世界最高レベルの性能」ということで、世界一にはなっていません。^^;

ほかにも、Sun Microsystemsという会社がUNIXというOSで世界を席巻していた当時、その会社よりも早く64ビットファイルシステムを世の中にリリースしたりしました。今思うとつらかった時もありますが、充実した仕事が出来ていたのだと思います。ただ、すでに完成した製品のトラブルなども平行し、本当にしんどくて、やめたくて。そしてやっとのことで64ビットファイルシステムが完成しました。それなのに、事業戦略の転換からUNIX事業から手を引くことになった時にはさすがに精神的におかしくなったようで、その後何ヶ月か会社に行けませんでした。それでも、今になって思えば、良い経験が出来たのだと思います。

なでしこジャパンも世界一になって本当にすごいと思います。うらやましい。今になってみれば贅沢なもので、なんか一つでもいいから世界一をとりたかったと思ってしまいます。そのために、もっときつくても頑張れる?と聞かれると、どうなんでしょう。^^;

スポーツの世界と違って、私の場合もスーパーコンピュータに携わっている友人も、すごい能力があってその仕事についたのわけではありません。たまたまそのような部署に配属されて、たまためそのような仕事の担当になり。人間、どんな出会いや必然でその後の人生が変るのか分からないと思います。

今の自分は、今後の自分の人生で進むべき方向を始めて自身で決めようとしています。この年になって初めてのことです。将来良かったと思うのか、後悔するのか分かりませんが、きっとどんなことになっても、良かったと思えるのではないかと思います。これまでも過去を後悔したことはあまりないのではないかと思います。

そして、今度はもう少しきつくても自分で選んだ道で頑張れるような気がします。(^^)



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