エマージェント・フィールズ : Emergent Fields

神奈川県横浜発 ”経営者と従業員の幸せ”をお手伝い

壮にして学べば、則ち老いて衰えず

2011-06-24 19:48:30 | 日記
あるイベントで、会場までの道案内をする役割になった。案内する参加者のほとんどの人たちが年配の方々だった。この日を楽しみにしていたのではないかと思う。特に早めの時間におとづれる人は、時間に遅れないようにかなり余裕を持っての参加だった。

特に声を出すわけではないのだが、こちらから軽く微笑むと、向こうからも気持ちよく微笑んでくれる。とっても気持ちいい。

おじいちゃんやおばあちゃんと一緒に生活をした記憶もないので、おじいちゃん子でもおばあちゃん子でもない自分にとって、お年寄りはあまり触れ合う機会のない人たちだ。それでも、自分の両親がそんな年になってくると、やっぱり年配の方たちを自分の両親と重ね合わせて見るのかもしれない。

年配の方たちは、小さいときからしつけられたからかも知れないが、自然にあいさつしたり、感謝の言葉をかけられるのかもしれない。社交的という感じではない自分にとっては、ちょっとうらやましい。

あんな風に年を重ねられればという人を、特に震災後は、何人も見た。魅力的に年を重ねるということはどういうことなんだろう。

最近、佐藤一斎という人の「言志四録」という本に書かれている言葉を知った。

少にして学べば、則ち壮にして為すことあり
壮にして学べば、則ち老いて衰えず
老いて学べば、則ち死して朽ちず

大学にも行かず、少のころには全然勉強しなかった自分だが、まだこれからでも大丈夫なのだろうか?自分は壮の入り口に差し掛かっているのだろう。老いて衰えないように、学び続けたいと思わせてくれた。



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もう一つのモチベーション

2011-06-15 21:21:26 | 日記
仕事をするときに頑張れる一番は、身近にいる人のために頑張ろうと思えるときです。それと、もう一つありました。自分の頑張りが、多くの人の役にたっていると思えるときです。

仕事柄、うまく動いて当たり前と思われることが多かったのですが、そのためには大変な苦労もあります。ここまでする必要なんてあるの?無駄ばっかりじゃないの?と思ったこともしばしばです。そして、身も心もボロボロになりそうな感じがします。それでも、多くの人が協力して間違いが起こらないものを作るには、十分すぎるほどの管理が必要なのでしょうね。近年になって少しずつ分かってきた気がします。

役に立っていることを実感してもらって、感謝されるというよりも、動いて当たり前、何かあれば叩かれる環境でずっと仕事をしてきた中で、昔は不満の方が大きかった気がしますが、周りの人たちに感謝する気持ちが少しずつはぐくまれてきたような気がします。

それと、自己満足なんでしょうか、自分のやってきたことに少しは自信や誇りのようなものはある気がします。使命や貢献というと大げさなのかもしれませんが、自分がいないとうまくいかないなどという、一歩間違えば大きなおごりになりそうな気持ちの上で仕事をしてきた気がします。周りに言わせると、実はたいした仕事はしていないのかもしれません。^^;

こんな緊張感のある仕事から離れて1年ほどになりますが、これまで経験したこういった気持ちを忘れないようにしたいと思います。そして、また新しい領域で、別の意味での緊張感を持てればと思います。



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