エマージェント・フィールズ : Emergent Fields

神奈川県横浜発 ”経営者と従業員の幸せ”をお手伝い

違うところではなく、同じところに意識を向ける

2011-02-18 12:00:08 | 日記
同じような環境の中にずっといると、他人との違いが気になることが多いと思います。この人とは、なんか分からないけどちょっと違うんだよね。とか、彼とは、考え方が違うから合わないとか。

アメリカに勉強をしに行っていたときのコミュニケーションの先生が、こんなことを言ってました。「なんでみんな他人との違いにフォーカスするんだろうか?違いにフォーカスするよりも、同じ部分にフォーカスした方がずっと良い関係が築けるし、協力して大きな目的を達成することも出来るのに」と。。。

同じ環境にいると、この傾向は強くなっていくような気がします。初めて過ごした海外で、自分の常識は相手にとっては全然常識じゃないんだ。という経験をたくさんしました。他人をありのままに受け入れることの重要性に気づいて、それ以降は意識して少しは出来るようになってきたと思います。

そのコミュニケーションの先生は、ネパールに行ったときのことを話してくれました。アメリカと比べたら、ネパールなんて違うところだらけで、同じところなんて全然ないんじゃないかと思って行ったそうです。そういう気持ちで行くと逆に、こんなところも同じ、あっ、こんなところも同じ。となったそうです。とても良い時間を過ごせたと言っていました。自分も同じような経験をたくさんしています。

相手が自分のことを理解してくれないと思うよりも、自分とは違うはずの相手が、自分のこんなところを理解してくれた。と思うほうがずっと良いのだと思います。

最近になって、自分がこの先、生きていくうえでの、理念みたいなものが見えてきたような気がします。

・ 自分自身をしっかり見つめること。
・ 他人や状況をありのままに受け入れること。
・ 他人と一緒になって成長し続けること。

この3つのことを、これから意識しながら生きていければと思います。



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最高の親孝行

2011-02-10 19:57:20 | 日記
田舎から就職で神奈川に来て、20代の前半のころは「何年実家に帰ってない」などと平気で言っていた気がします。3年くらい前に父親がガンになって、それからは年に何度か実家に帰るようになっていました。

何をしてあげても素直に喜んでくれる母親に対し、何かしても喜んでくれてるか、何をしたら喜んでくれるかも良く分からない親父でした。男同士ってこんなものかとも思っていました。それでも、横浜に遊びに来てサッカーJリーグの試合に行ったりすると、実家に戻ってからサッカーの試合を見るようになっていたりしたそうです。

去年、いろいろと資格を取ったり、今後の人生を見つめなおして忙しくしていて、いつもだったらGWに帰省して、夏にも帰省していたのですが、去年は、GWのあとずっと帰省していませんでした。10月8日の父親の誕生日にちょっとしたお祝いを送って、「23日の土曜に帰省するから。」と話したのが父親ときちんと話した最後でした。その帰省の直前に交通事故にあってしまったのです。

もう少しなんか出来たんじゃないかとか、なんでもっと早く帰省しなかったんだろうとか考えることもありました。自分自身いろんなことに頑張っている気持ちはありますが、両親ってもっと大切なもののはずだって。。。

それでも、今から何かできることなんて、思いつきません。できるだけ多く帰省して顔を見るくらいです。そして会話にならない会話をして。

帰省中のときに、お世話になっている会社の社長さんから電話がありました。「お父さんの状況はどうですか?」と一言聞かれただけでした。翌日、帰省して横浜に戻ると、夜中にまたその社長さんから着信がありました。だいぶ遅かったので、翌日に電話して見ると、「是非お見舞いに行かせて欲しい」と。ちょっとビックリしました。横浜から片道4時間以上かかる田舎です。電車賃だって相当かかります。なんでそこまでしてくれるのだろうって。

本当は断るべきだったのでしょう。でも、もし行ってもらえたら、自分が遠くの地で少しは一生懸命頑張っていることが伝わるのかもしれないと思ったんです。自分では恥ずかしかったり、うまく言えないことが、その社長を通して伝わるかもと。そして、今回は甘えさせてもらおうと思いました。

昨日、その社長さんが、父親のお見舞いをしてくれて、実家を訪問してくれました。母親は「あなたの息子さんは、世の中にためになっていますよ。」と言ってもらったと喜んでいました。父親にも気持ちが届いていると思います。今回のこの社長さんの訪問で、自分は最高の親孝行が出来たと感じました。

この親孝行は、こんな親孝行をしようと考えて出来たものではありません。たくさんの偶然が重なったものです。でも、その偶然は単なる偶然ではなく、その社長さんのよく口にする、「必然」だったのだと今は思えます。

こんな親孝行はなかなかできませんが、これからは、小さな親孝行を積み重ねて行きたいと思います。そして、こんな素敵な親孝行をプレゼントしてもらった社長さんに恩返ししなけらばならないと思います。



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目の前の出来事だけに集中する

2011-02-09 18:49:42 | 日記
ほとんどTVを見ることがない自分ですが、たまたま点けたTVに釘付けになりました。「救命病棟24時」というドラマの再放送でしたが、その中で、どうせ助からないと投げやりになる仲間の医師に、「目の前にある命を助けることだけに集中するんだ!」と大きな声をかける医師の姿に感銘を受けました。

目標を立てて、実現するための計画を立てて、実行しながらうまくいかないところを修正していく。こうしていくと、成功の確率が上がっていくことに異議を唱える人はほとんどいないと思います。それでも、人は時に、こんなきちんとしたやり方なしに、それ以上のビックリするくらいの成果を出すことがあります。

あまりにきつくてなぜそれをやっているのかわからなくなったり、誰かに心を動かされてなぜか熱くなったり、ものすごく集中できたり。これってなんなんだとうと思っていました。このドラマを見て、なるほど、自分は命を相手にしているわけではないけど、「目の前の出来事だけに集中しているんだ」と共感できたのです。

多くの場合に、目標を持つことの重要性や、計画を立てることの重要性を説いています。しかし、それだけでなく、何かわからないけど集中できる。夢中になれる。熱い思いに心を動かされる。こんな気持ちも大事にしていきたいと思います。



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ビジネスとお金

2011-02-03 20:36:51 | 日記
小さいころの我が家は貧乏でしたが、「男はお金に細かくなってはいけない」といつも言い聞かされて育てられました。母方の家系は伊達藩の武士だったこともあり、「武士は食わねど高楊枝」など、「男は誇りを持って生きなさい」と言われてました。

そんな自分でも、お金に細かくなってしまった時があります。会社からの留学でアメリカのビジネススクールに行った時のことです。勉強する場所がハワイという高揚感もあったり、それまで技術畑で育った自分が始めてに近い形で触れるアメリカのビジネス。その前提となっているアメリカの風土など、とても刺激的でした。あまりにそれまでの環境と違っていて。

ビジネススクールですから、ビジネスに関するいろいろなことを学びます。「コミュニケーション」だったり、「Win-Win」の考え方だったり、「投資」とか「会計」、「戦略」とかももちろん学びます。お金というものは避けて通れない、もっとも重要なものの一つでした。

そのときにはクラスメートと付き合っていて、彼女と一緒に旅行に行くことになりました。Expediaとか、Travelocityと言ったオンラインでの格安チケットや格安ホテルが日本で予約するのとは桁違いに安くて。二人分の予約をしてお得で楽しい旅行ができたと思っていました。

でも、数ヵ月後に日本に帰ってくると何かおかしな感覚だったんですね。それに気づくまでちょっとかかりました。なぜかというと完全な割り勘だったんですね。割り勘が悪いとは思いませんが、それまでの自分だったらそんなことしないなと。ビジネススクールに行って、それまでの自分の価値観が揺らいでいたことに気づきました。

ビジネスという言葉の中で、自分の価値観が揺らいでしまうという怖さをそのときに感じました。お金のことを一番に考えるのは危険です。

答えは見つかっていませんし、仕事をする上で収入はもちろん大切です。しかし、小さいときからの自分が「何をかっこいいと思っていたか」はできれば変えたくないなぁと思っています。

これから自分がここに書いていることと違うことをしていたら、やさしく教えてもらえればと思います。^^;



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