
私は綺麗なお花の写真には目がありません
それも花の表情がはっきり分かるドアップ写真が大好きだったりしてます。
多くの方達の暖かいご好意により、世にも美しいお花をご提供頂けている事・・・
私はなんて果報者なのかしら、と思わずにいられません。。
本当に有難うございます。
で。。この度、ブログのお友達の一人「彷徨の軌跡」のtetuさんに
とても美しい椿のお花をご提供頂ける事となり、
これを機に、名作『椿姫』について番外編の記事を書いてみました
アレクサンドル・デュマ・フィスの小説『椿姫』には実在のモデルがいます。
パリの高級娼婦マリー・デュプレシ。
まだ二十歳の青年だったデュマ・フィスは、純情そうなマリーの容姿に一目ぼれ・・・
まさか複数のパトロンを持つ女とは分からなかったのですね。。
ちなみに彼女の多くの愛人の中には、あの作曲家リストも含まれているのです^^。
このマリーは、月の25日を白い椿で、残る5日を赤い椿で、
胸元を飾っていたことから周囲の人々に「椿姫」と呼ばれていました。
純情な青年デュマ・フィスに心惹かれたマリーは、
椿の花の色の変る頃お会いしましょう、
と約束・・・二人は急速に接近していきます。
月に大変な額のお金を浪費するマリー。
デュマ・フィスもマリーとの付き合いの為に多額の借金をしてしまいます。
この様子を見兼ねて、大文豪の父上が遂に登場!
小説と違い、デュマ・フィスからマリーに別れの手紙が書かれるのです。
結核に侵され、多額の借金を抱えたまま、23歳の若さで死去したマリー。
デュマ・フィスは、マリーの家財が競売にかけられる様を眼前にしたそうで・・・
一体どのような気持ちだったのでしょうね。。
この短いマリーとの愛の思い出を書き綴った『椿姫』は多くの人々の涙を誘い、
今でもマリーの墓地には供花が絶えないそうです。
そして戯曲化され、更にヴェルディによりオペラ化された『ラ・トラヴィアータ』は
数あるオペラの中でも大変な人気作として上演され続けています。
ちなみに「ラ・トラヴィアータ」とは、道を踏み外した女、という意味だそうです。
ヴェルディの描くオペラの世界には、
人間社会における日陰の存在にスポットを当て、
偽善者として生きる人々より余程人間的で美しい・・・
と訴えかけているような印象を受けますね。。
素晴らしい音楽と人間ドラマの融合・・・。
『椿姫』が時代を超えて語り継がれる名作になった一因として、
ヴェルディの音楽に由るところが大きいように感じているのは
私だけではありませんよね?
ファザコンでしょうか?
「椿姫」の映画は何本も作られたようですね。
グレダ・ガルボの映画が一番でしょうか?
ジョージ・キューカー監督の演出は最高です。
そりゃまた極論ですね。。
「椿姫」を読んでの私の印象では、
無理やり説得させられた、というより
お互いを思いやっての行動、という気がしてます。
マルグリッドは「マノン・レスコー」を読んで我が身に置き換えて涙し・・・愛しい人の家族の為に泣いて身を引き・・・
デュマ・フィスもまた、尊敬する父上の心情を思いやって涙の中に決意した。。
奇麗事のように聞こえるけど・・・でもそれが真実だと思ってます。
その、お互いの立場を思いやっての行動の美しさゆえに
「椿姫」は人々の心を掴んで離さない大きな魅力があるのだと思ってます。。
ある女(ひと)を花の姫と呼ぶのとはあまりに違う表現。う~むむむ
誰が見ても聖女だと讃える女性より、さまざまに呼ばれ評される女性のほうが、清くは無くても深い生を遂げたのかもしれませんね。
と考えました。(まだちょっと複雑な気分。むむむ)
それじゃ私のように清く正しく美しく生きてきた女(爆)は
底が浅いって事になっちゃいます~
敢えて否定はしませんが・・・
むむむ。。
こうなったら今からでも路線変更!悪女に大変身だわっ
えーとえーと、う~むむ、
悪女でなければ底が浅いってことじゃなくて、
「そういうふうにしか生きられない」人が自分の本性のまま生きた道とか、「そんなつもりじゃなかった」人が嵐に揉まれながら生き抜いた道ってのは、いいか悪いかは別にして、というか正邪を超越した深さがあるのかなと思いました。
・・・全然フォローになってないような
しかし私は、自分らしくあった結果が清い生だったという人も好きです。大好きです。
マーガレットの花みたいですね。
・・・今度こそフォローになったか?
う~む。。残念だ・・・(笑)
それにしてもマーガレットとは・・・!
わたりとりさんったら私のツボをバッチシ心得てらっしゃいますネ^^
大好きですヨ~。
素敵な花に例えて下さって有難うございます。
マーガレットはどちらかというと野生の花ですよね。
自由奔放な愛らしさが乙女心をくすぐるのですネ^^
ちょっと(大分?^^;)前の話ですが・・・
「あなたを思い出したので・・・」なんて殺し文句と共に
淡いピンクのガーベラの花束をプレゼントされた事、思い出しちゃいました
素敵な男性に花に例えて頂くのってとっても嬉しいっ
こんなんじゃ悪女には到底なれませんね・・・
プラムさんのお陰でオペラに嵌っております。
でも、心地よさは眠気を誘い。
夢の中でも聞いております。
イタリアにいた時、もっと積極的に行けば良かったと
・・・・後の祭りですね。
イタリアの英雄の一人
サッカーの時もそうですが
何か大事なときは必ずイタリア人はヴェルディを
歌いますね。
オペラにはあまり縁がなくきてしまいましたが、数年前ビデオで見たゲオルギューのトラヴィアータには感激しましたよー