
ポール・ギャリコです。
とても素晴らしい作品を多く残しているにも関わらず、日本での知名度はイマイチ。。
本当に残念な事です。
このブログを通して少しでも興味を持って頂けたら嬉しいな~と思ってます。
・・・といってもこのシリーズは現在手元になく・・・記憶も少々朧・・・
唯一鮮明に覚えているのが『ハリスおばさんパリへ行く』のみ・・・。
是非、既にアップしている『ジェニィ』も是非ご参考にして下さいマセ。。
このシリーズはハリスおばさん、という初老の女性が色々な地に赴き、
数々の冒険を繰り広げる、愛と夢に満ちたユーモアあふれる物語です。
『ハリスおばさんパリへ行く』
『ハリスおばさんニューヨークへ行く』
『ハリスおばさん国会へ行く』
『ハリスおばさんモスクワへ行く』
小学校時代だったかな。。挿絵もかわいくて夢中になって読みました。
シリーズ第一作目のパリ編のご紹介です。
勤め先のお屋敷でディオールのドレスを見て
たちまち夢中になってしまったハリスおばさん。
パリ・オートクチュールの華やかさとはおよそ無縁の野暮ったい庶民のおばさんが
パリのディオールだって~??
周囲の嘲笑や反対にもめげず、コツコツ貯めた貯金とクジで当てたお金を握りしめ
ロンドンから一路パリへ
ところがパリ・ディオールのお店でドレスを買うのは並大抵の事ではありませんでした。
既製品を買う、という場所ではないのですね。。
当然、ドレスが一日で出来るわけもなく・・・途方に暮れるハリスおばさん。
でもハリスおばさんの一生懸命さは多くの人の心を動かさずにはいられません。
パリで出会った沢山の人たちが、手を差し伸べてくれるのです。
そして、この手を貸してくれた人々にも素敵なことが待っています。
ハリスおばさんに関わる人達は、みんな幸せになる。。
人を助けることが、結局は自分に返ってくるものなのだと教えてくれているようです。
首尾よく手に入れたこのうえもなく美しいディオールのドレス。。
ところがこのドレスにはとても悲惨な結末が待っていたのです・・・。
無慚にも夢を絶たれ、悲嘆に暮れるハリスおばさん
でもそこからの展開が、流石ギャリコです
読み終わった時、なんとも優しい暖かい気持ちにしてくれるこのシリーズは
まさに知る人ぞ知る名作です。
お子様向けでしょ~?なんて馬鹿にしてたら間違いなく損します。
ポール・ギャリコ。。
現実の厳しさの中に潜む、本当に価値あるものを教えてくれる素晴らしい作家です
素材提供:ゆんフリー写真素材集