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なかしまちえこ

【Česká kokešika チェスカーコケシカ】 冬のイベントに向けて一足早くご紹介!

2013-10-03 | 実店舗でのイベント情報
Česká kokešika チェスカーコケシカは
小川里枝さんと金子千枝さん姉妹のユニット名です。

かわいらしい表情のコケシカは妹の金子千枝さん製作。
店舗でご覧になった方は皆さんおっしゃいますが
表情も豊か、塗りも素晴らしく繊細な部分までとても綺麗に描かれています。
お姉さんの小川里枝さんからはチェコ共和国 南モラヴィア州の伝統工芸品 藍染を。
関西を中心に巡回している「知られざるミュシャ展」のカタログの論文翻訳がご縁となりチェコの藍染めの紹介もされています。
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チェコこけしの紹介
「チェコこけし」はチェコとかかわりはじめてすでに20年にもなろうかという姉の小川里枝と、
子どものころから絵を描くことが好きだった妹の金子千枝が、
姉妹の得意分野を生かしてなにかを一緒に作り上げたいと意気投合したことからスタートしました。
2012年秋には、「チェコこけし」の試作品第一号が出来上がり、
姉妹のユニット名も「チェコこけし」とすることにしました。

「チェコこけし」の2人が生まれ育った群馬県高崎市は、
上毛三山と呼ばれる榛名山、赤城山、妙義山に囲まれた豊かな自然に恵まれた土地です。
ユニットの最初の仕事はこけしの木地探しでした。
群馬県はこけしの一大産地でもあるため、まずは手始めに群馬県で作られている木地を探しはじめました。
そんなとき、偶然にも2011年に東日本を襲った震災と津波に被災し、
知人を頼って赤城山にある工房に一時避難されていた福島のこけし工人さんと出会ったのです。
この工人さんの挽かれる木地の滑らかなフォルムに一目で惚れ込んだ姉妹は、
早速絵付けをするための木地を作っていただけないかお願いしました。
姉妹の計画を実現させてくれたこの出会いは震災という不幸な出来事をきっかけにしたものでしたが、
この出会いがなかったら「チェコこけし」も生まれなかったはずです。
また、福島の工房を建て直しながら、懸命に仕事をされている工人さんの姿に、被害を受けていないながら、
大きな震災のショックで沈みがちだった気持ちが逆に奮い立たされる思いがしたものです。

なぜこけし?と思われる方がいるかもしれません。
姉妹が生まれて初めて出席した叔父の結婚式の披露宴で、古い習慣だと思われますが、
花嫁と花婿をかたどったこけしに出席者のみながお祝いのメッセージを書き込んでいました。
以来、私たち姉妹にとって、こけしは幸せを象徴するものとなりました。

チェコこけしは手を胸の前で合わせ、微笑んでいます。
私たち姉妹が偶然に導かれたこと、
この偶然のご縁が苦しい中でも懸命に努力する大切さを気づかせてくれたことに感謝する気持ち、
また手にしてくださった方の幸せの象徴であってほしいという願いが込められています。

少女をイメージしたチェコこけしの微笑む表情と仕草が、
眺めた人をどんな時もふっと笑顔にしてくれること、困難に出会った人の心を癒し、
憂い事をひとつでも軽くしてくれる存在となるよう願いつつ、
私たち姉妹は製作活動を続けています。     
金子さんご本人よりいただいたリーフレットより


 ※藍染は店舗で購入いただけます。
 ※金子千枝さんのこけしも購入いただけます。
 ※お預かり商品につき、ポイントはつきません。
Česká kokešika チェスカーコケシカ
Czech+Design Kolonáda チェコ+デザイン コロナーダ
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