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Eko's スクール日記

米国ロースクールJD課程に在籍中です。こちらは旧ブログなので更新はありません。

キムチチゲ

2008-12-24 09:25:19 |  日々のことなど
今日は、朝ゆっくり起きて、ごはん食べた後来学期のresearch assistant職に必要な雇用関係、イミグレ関係の書類を記入して、パスポートやI-20と一緒に学校に持って行きました。
ついでに、キャリアカウンセラーにも会ってこれからあるパートナー弁護士に出す手紙を見てもらって。

この手紙は、先日call back式の面接に行ったけど結局落ちてしまった例の法律事務所あてなのですが、rejection letter中に、「州北部でのチャンスについて話をしたいのならいつでも連絡するように」みたいなことが書いてあったので、それについて尋ねてみるものです。
キャリアカウンセラーも、「こういうことを書いてきてくれるのはきっと何かあるはず。あなたのことを、今回は雇えなくても気に入ってくれたのは明らかだから、聞いてみた方がいい。」といってくれたので、手紙を出してみることにしました。もしダメでも別に失うものないし。
日本から帰ってきてからフォローアップの電話をしてみるつもりです。モットーとしては、最後まであがく、ねばる。転んでもただでは起きない。

その後、アメリカ国内宛のクリスマスカードを何通か書いて、法律事務所あて手紙と一緒に投函。
帰り、最近オープンした(←以前移転前のコリアン・マーケットとかがあったあとにできた)Kohl'sっていうデパートに行ってみました。
が、「デパートっていうか・・」みたいな、まあTargetよりちょっとまし、くらいな状況で、かなりがっかりして出てきました。特に靴とかヒドかった。

さらに、今日は何だかとってもキムチチゲが食べたかったので、コリアン・マーケットに寄ってキムチや豆腐や薄切りポークや韓国の小さい餅などを買い込んで帰宅。
適当に作ってみたら、我ながらとってもおいしかった!
この後2,3日はチゲが楽しめそうです。

クリスマスは、夏にインターンをやったところで仲良くなったパラリーガルの人がおうちに招待してくれてたんだけど、こうなってみるとあまり晴れがましくお祝いっていう気分でもないから、家でのんびりすることにしました。

今日はあと、ロードアイランドの友だちからクリスマスギフトと、アマゾンから先日注文しておいた来学期の教科書類第一弾が届きました。
ギフトは、ラビットの黒いマフラー。シンプルだけど可愛い。この土地ではそんなに活躍しなさそうですが、今度日本に帰るときに使えそう。
ちなみに、私からは先日ランディあてに絵本「おちたてぶくろ」(の英語のやつ)とミトンがセットになったものを送っておきました。
アマゾンから届いたのは、income tax用の法規集。今回も節約のため、教科書は(古本がなかった)securities regulation以外全部古本で、でもevidenceと income tax用の法規集だけは新品で(法規集は古本だと書き込みやハイライトがうっとうしくて使えない)購入しました。
これから続々届く予定。

あと、来学期できたら一般の人たちが税の申告をするのを手伝うボランティア(Volunteer Income Tax Assistance, VITA)をやりたいと思っていて、そのためには1月に行われるという試験に合格しないといけないので、この冬休みはその勉強もちょっとしたいと思っています。

秋学期が終わる前にピックアップしておいたVITA用の参考書、資料類(分厚い・・)。ちゃんとIRSが配布しているもの。ハイライトと付せんもパッケージに入ってました。



開けてしまったドア

2008-12-23 11:27:44 |  日々のことなど
今日ようやく最後の破産法の試験が終わりました。
何だか気が抜けたというか、もうそんな成績にキリキリすることないな、という心境です。もちろん、一応ちゃんと勉強して臨みましたが、やることやったからいいや、という感じ。

昨日は、今日発っていったロースクールの友だちがランチに連れて行ってくれました。
イチバンっていう寿司屋。比較的まともな日本食及び韓国料理がリーズナブルに食べられるところです。私はGator Rollっていうロールをオーダー。うなぎの蒲焼、アボカド、海老天、クリームチーズが巻いてあって、まあ日本の寿司とは別物ですがこれはこれでおいしかった。友だちの気遣いも嬉しかったです。湿っぽい話をしても仕方ないから、話して笑って楽しく過ごしました。


今日は試験終わってようやく余裕できたから、帰ってきてごはん食べた後早速部屋の掃除をしていたんですよ。
そしたら、アパートのメンテの人がやってきて、なぜか必ず、ルームメイトの部屋に立ち入らなきゃいけないメンテは彼女の留守中にやってくるんだが、今回も金曜にさっさとマイアミに帰って行ったから、私が案内して入ることに。
はっきり言って普段からそうとうchaoticな部屋なんだが、さすがにしばらく家を空けるときは掃除してから行くんじゃないか、でもこれは甘い期待か、掃除してる風情サッパリないままゴソゴソ出てきてバタバタ発って行ったからな、などと期待と不安を胸にドアを開けると・・

(!!!!!!!!!!!)

すごかった。それしか言えない。
彼女の部屋をふと見てしまうときはいつもそうなんだけど、恐ろしいものを見たときと同じ身体反応が出るんですよ。瞳孔が開いて言葉が出なくなって心臓がバクバクバクバクして。それが、今回も出ました。

これまでの経験からいうと、そのような部屋に共通の、洋の東西を問わない顕著な特徴っていうのがあって、
それは、本来落ちていてはいけないものが床に落ちていること(服とか)。しかも大量に。全く秩序の痕跡なく。

よくこういう部屋に帰ってこられるな、片付いた部屋に帰って来たいと思わないのかな、と思っちゃうけど、そういう神経を持ち合わせていたらそもそも最初からああいう部屋にはならないんだろう。
メンテの人たちがあえて何も言わないのも辛かった。でも私の部屋だと思われたら絶対嫌だから、自分の部屋のドアを開けて、「私が住んでるのはこっちですよ」と無言でアピールしておいた。

普段キッチン、ダイニング、テレビ部屋の共有スペースは交互に掃除する約束なんだけど、彼女はたまにさぼるんですよ。
で、ようやく「ガー」って掃除機の音聞こえてきて、「ああやっと始めたか」と思ってると、気がつくと1分くらい経ったらもう音しなくなってるんですよ。
「もう終わり?!」って思って後で見たらゴミとか落ちたまま。
どうやら、椅子とか動かしたりせず、部屋の隅にも触らず、家具等を避けてまーるく、空いてるスペース(の一部)だけ掃除機かけてる感じなんだよね。
どうせ言っても変わるはずないから、何も言わず自分の順番のときにちゃんとやるようにしてます。そしたら少なくとも2週間に1回はきれいになるからと思って。

今回も、気を遣って1回だけ皿洗いやってくれたんだけど、
ありがたいことだと思って、後で片付けようと鍋を手に取ったら、

「ベタ」

何か、ベタっ てするんですよ。
よく見たら、鍋の内側は洗ってあるけど、外側は手付かずのまま。

「・・・・・・。」

もう一回、洗いなおしました。
つくづく、万事こういう人なんだなと実感した。(いや、優しさはありがたいんだけど、断っとくけど。)
試験期間中も、試験はまだまだあるし母のことはあるし電話面接控えてるしかなり思い詰めた感じで彼女の部屋の前通ったら、

イビキ聞こえるんだよね。昼間っから。
ガクーーー てなった。悩むのがちょっと、馬鹿馬鹿しくなった。

外が60度台(摂氏20度以下)でも冷房をつけたがり、その代わり外が30度台(摂氏2度とか)でも暖房はつけなくて平気、という驚異の体感温度の彼女がいないので、遠慮なく暖房つけられて嬉しい。(今日はかなり寒い)
明日はまた色々やることあるけど、それ以降は一人を満喫してのんびりしようと思います。

(あー、書いてすっきりした。王様の耳はロバの耳、の床屋さんの心境。)



卒業式

2008-12-20 12:31:51 |  日々のことなど
メールやコメントをいただいた方々、本当にありがとうございました。
追々お返事をしていきますので、よろしくお願いします。

飛行機も、かなり混んでいたけど、何とか取れました。
朝7時にこっちの空港を発って(ということは5時に空港に着いて、ということは3時に家を出て、ということは1時半に起きて)、途中ダラスと成田で乗り換えて福岡に夜10時着、さらにバスで故郷に着く頃には出発日から時差も含めて2日後の日付になっているという長旅です。
今回も1週間に満たない滞在になってしまいますが、家族には全員会ってくるつもりです。母も含めて。

今日行政法のtake home examを終えて、帰省に必要なI-20(アメリカへの再入国に必要な、学校から出してもらう書類)をもらいにメインキャンパスの方に行ったら、ちょうど秋学期卒業生の卒業式の日でした。
誇らしそうに、黒いガウンと角帽を見につけた学生と、それをやはり誇らしそうに見つめて写真を撮る親御さんたち。
万国共通の、晴れがましさがありました。

ルームメイトもロースクールの友人たちもホリディを家族のもとで過ごすため発っていき、アパートも町も大分静かです。
月曜日に最後の破産法の試験が終わるので、それから帰省まで、ゆっくり過ごそうと思います。


2008-12-18 11:12:04 |  日々のことなど
母が急逝しました。
交通事故でした。

20年近く会っていなくて、だけどいつか会えると思っていて
急を知らせる弟からのメールに
ついに来てしまった、と、これで、二度と会えなくなってしまった と凍るような思いがしました。


お葬式にさえ、出られなかった。

だけど他のきょうだいが3人とも出てくれたから、母も寂しくなかったと思います。

お母さん 突然のことで、まだよく分かってないかもしれない。
「なんのあったと」って、きょとんとしてるかもしれない。
お母さん外国なんか行ったことないから、私がどこにいるか見つけられないでいるかもしれない。
子どものころ、母が絵本を読んで聞かせてくれた声が耳に残っています。

辛いことの多い人生だったけれど、でも幸せだっただろうか。
幸せな人生だったと、思ってくれているだろうか。

昨日弟の携帯に電話したら、ちょうど火葬に間に合いました。
お母さん、私もいると感じてくれただろうか。

会えばよかった。会おうと思えば会えたのに。会いたかったのに。
この後悔を、これから先ずっと抱えていくのだなと思いました。


知らせを受けてから試験が2つ、遠隔地の法律事務所との電話面接が1つあって、試験はまだあと2つ残ってるけど、明日の試験は延期してもらうことにします。
今日試験が終わって帰ってきて、疲れてちょっと寝ていたら、
おいしい美しい和菓子を食べる夢を見ました。
「チューリップ」という名前だったけど、でもどちらかというと椿の花で、
花が雪の上に落ちているように、白い練り切りの上に紅色の花がかたどってありました。
白い雪は淡雪になっていて、口の中でやさしく溶けていきました。
目が覚めて、ああ日本に帰りたいなあと思いました。

数年前に、「一人前の社会人なのだから」と新調し、そのまま着ることなく過ぎていた喪服を着ています。
母の好きだった真珠もつけています。
明日は、母の好きだった紺色の服を着ようと思います。

だけど、
鏡の中に 母はいる。
私が生きていることが、母が生きていたこと。
私たちきょうだいが、そして次の世代である甥が、元気で生きていることが、母が生きていたこと。

四十九日の前に、まだ母があちらに行ってしまう前に、会いに行こうと思います。


ええっ!

2008-12-03 11:30:41 |  日々のことなど
昨日突然AOLからメールが来て、
AOLダイアリーサービス終了のお知らせ
だって。
引っ越さなきゃいけないらしい。2月1日以降、私のだけじゃなくて、AOLのブログは一切消滅するらしい。
えっと、急じゃない??
引越先として推奨されてる提携してるらしいブログを見たけど、イマイチ私の好きでないベタな幼稚臭漂ってる。
試験が終わったら改めて考えるけど、お勧めのブログプロバイダ?があったら教えてくださいな。
今はAOLにお金払ってこのブログやってるけど、できれば無料のところに変えたい。そんで、引越したらAOLじたいやめてしまおうと思ってる。

次いで、今日昼休みに気づいたけど、
車の後ろについてる「3.2 TL」っていう銀色の文字が、取れてなくなってる。
よく見たら、どこかのjerkがぶつけてそのまま逃げ去ったらしく、文字の下のボディ(トランクの蓋)とその下のバンパーにも真新しい傷。
傷の位置的に、停めてたロースクール付近駐車場というより、多分アパートのパーキングロットが現場ではないか。
とりあえず、UFPD(大学を所管してる警察)にレポートはしました。
ショックだったし、3.2のあったところははげたあとが残って何だかキタナイ感じだけど、バンパーは塗装がはげてるくらいで安全には影響しなさそうだし、こっちじゃ傷があったり字やマークが取れてる車はフツウだから、このままにしとく。
(こうやって、感性がアメリカ人化していくのだろうか・・ 哀しい。)

あと、この週末はいい知らせと悪い知らせが一緒に来ました。
悪い知らせは、ちょっと前に初のcall back形式の面接に行った事務所からrejection letterが来たこと。
車ではるばる出かけていって、事務所ではmanaging partnerを含む6人の弁護士と次々面接したという、メンタル的にも時間的(面接だけで2時間、往復ドライブ入れると6時間くらい)にもちょっと大変だったのと、事務所の印象が良かったからかなり凹んだけど、
一緒にtuition exemptionが来学期も認められたっていうレターも来てた。苦あれば楽あり。

さらにもうひとついい知らせ、今朝、教授から来学期research assistantに採用するというメールが来ました。
学校のon-line job bank見てダメモトで応募したから、「Re: Application for RA Position」っていうメールのタイトル見て、「あーまたダメか。」とどんよりしたんだけど、
えっ?! I would like you to be my research assistant next semester. だってーーー!
これは嬉しかった。授業中だったけど、思わずじわっとした。

この教授は、昨年度writingとApAdを教えてくれた教授で、ApAdではS+をくれた上、"Best brief for defendant" とのコメントをくれたんです。昨夏のインターンのための推薦状も書いてくれたけど、スーパーバイザーの話ではすごくいい推薦状だったらしい(私は見ていない)。
何のリサーチをするのかまだ聞いてないけど、リサーチもライティングもさらに磨きをかける絶好のチャンスなので、頑張ります。
あと、多分お給料もらえるはずだから、学生ビザのため学期中は on-campus の仕事しかできない私としてはこの点も助かる。

いよいよ今週で今学期の授業は最後。今日はbankruptcyとtrademarkが最後の授業でした。いずれも拍手で終了。どっちの授業も教授もよかったなぁ。試験がどうなるかは、また別だけど。

義妹や弟からまた甥っこの動画や写真が送られてきて癒されたし
(めちゃめちゃかわいい~~~♪もうおじぎとか「どうぞ」とかしてるんだって。日本人は子どもまで礼儀正しいのぅ。)

試験、頑張ります!


ジョギング

2008-11-24 09:31:44 |  日々のことなど
続いてます。細々と。週1回ペースで。

距離の感覚が分からないから、何となく2キロくらいかな と思ってたら、
大学のサイトでジョギングコースとして色々な場所の距離が載ってるページがあって、
それを見ると、3マイルくらいあった。つまり、約4.8キロ。
あっでも全部走ってるわけじゃないけど。途中ちょっとズルして歩く。でもそれでも4キロは走ってると思う。

家を出て、ロースクールまでの道をゴルフコースなど見ながら。ロースクール横の道をLake Aliceまで。Lake Aliceを途中まで行って、折り返し。
いつも、木々や草花の香りがして気持ちがいい。湖では、色々な鳥を見ることができるし、今の時期は黄色く紅葉した木々にさらに傾いた日が当たって青い空とのコントラストが美しく、晩秋の面影。季節の変化を感じることが出来ます。
ちょっとずつ、体力もついてきた気がする。
ずっとこもって勉強してると煮詰まってくるけど、いいストレス解消になるし。

これは続きそう。


帰りたい

2008-10-21 10:38:17 |  日々のことなど
去年の今ごろはロースクールの勉強についていくので必死で、そんな余裕はなかったのですが、
今年はやけに、ロードアイランドが恋しく思えます。

今の時期は、ニューイングランドが1年で一番美しい季節。
木々が色づき、家々の軒先にもかぼちゃやハロウィンのデコレーション、また、秋らしいリースなどがドアに飾られて、
空気は澄み、空は青く高く、それはそれは美しいのです。

7年前の今ごろ、9月初めにニューヨークからロードアイランドに引っ越して、
友だちも出来、生活も大分落ち着いた頃でした。
日に日に深まり行く秋の美しさに、毎日どこを見てもはっと息をのんでいました。

紅葉したメイプルなどの木は、まるで虹のよう。
内側はまだ緑が残り、次第に黄色、オレンジ、赤、そして一番外側の葉は真紅に染まっている。
以前このブログに書いたヘイライドに出かけたのもちょうどこの時期でした。

ロースクールに出願するとき、
「もしかしたら、あれはロードアイランドだったからじゃなくて、住めば都ということだったのかもしれない。新しい土地でも、また同じような愛着が湧くのではないか」と思い、
また、ロードアイランドに1つだけあるロースクールは就職が厳しいことを知っていたので、それ以外のところに出願しました。
そうして、この「新しい土地」にやって来たのですが。

ロードアイランドは、アパート探しのためニューヨークから乗ったアムトラックを降り立った瞬間に、一目で好きになってしまいました。
白い教会や古い街並み、一見とっつきにくいけど実は優しく質実な人々。汚れたニューヨークの空気とは大違いのいいにおい。
10ヶ月弱の滞在中、日本が恋しいと思ったことは1回もなかったし、
本当に帰りたくなかった。
鮮やかな四季の美しさ、ニューイングランド独特のかわいい家々、
小さい街だけど、アイビーリーグのブラウン大や美大では全米1,2を争う名門のRhode Island School of Design(RISD)など、たくさんの学校があって、
RISD付属の小さいながらも傑作ぞろいの美術館や、インディーズ系や外国映画を上映する映画館も複数あったし、文化度が高かった。
海も近く、シーフードやイタリア料理がおいしく、ちょっと足を伸ばせばボストンまで1時間、山に行きたければ3,4時間でニューハンプシャーの山にたどり着く。
家族のようにかわいがってくれる友だちもたくさん出来たし、
バスの運転手さんや郵便屋さんとも顔見知り。
他に乗客がいないとき、私が降りるバス停でバスを停めて、日本にいた頃の思い出話を聞かせてくれたドライバーのおじさんが、懐かしく思い出されます。

そんなマジックは、この土地では起こりませんでした。
多分、ここがアメリカに来て初めて住んだ土地だったら、気に入ったかもしれません。
実際、青い空や大きな木々を、きれいだなと思うことも多い。

だけど、やっぱりここはロードアイランドじゃない。
私の帰りたかったところじゃない。

ロードアイランドは今すごい不況で、州政府も大赤字で政府関係のロイヤーも続々レイオフされてて、その影響もあいまってリーガル系の就職は厳しい状況です。
でも、何とかしてロードアイランドに帰りたい。
「ここではなくあそこにいられたらもっと幸せなのに」と思いながら日々暮らしていくのは嫌だ。

なので、ここで宣言。
卒業後、必ずロードアイランドに帰ります。


当時住んでいたアパート近くの散歩道で。真っ赤に色づいた街路樹のメイプル。


ちょうど今ごろ、アパートに飾っていたミニかぼちゃ。

木馬のはなし

2008-10-17 02:46:31 |  日々のことなど
いや~、相変わらず割りと災難の多い人生なんですけど、
ブログに書いても差しさわりのない災難として、コンピュータウイルスがあります。

トロイの木馬ってやつです。

この週末くらいからパソコンが怪しい動きを見せ始めまして。
急にエクスプローラが終了するとか、「仮想メモリの最小値が少なすぎます」の表示が出るとか、
あと、何か知らないけど言語バーが突然ポップアップみたいに出てきてカーソルが消えるので不便(これはトロイとは関係ないかもしれない。ウィンドウズが更新されたら直った)とか。

とうとう、ウイルス対策ソフトが「トロイの木馬発見」みたいなこといって、
一応即隔離してくれるんだけど、
やたらトロイのやつがうるさくて、隔離したとかいってどうもまだ動いてるみたい。
昨日になってますます怪しい動きが活発になってきて、ワード使用中になんか裏で色々工作してみたりとか。しかもとうとう、明らかにトロイがネットワークに接続しようとしてるのに、ウイルスと認識しなくなってきた。ウイルススキャンしても全然引っかからない。
なので、ウイルス対策ソフトを変えることにしました。

これまでソースネクストのウイルスセキュリティを使っていましたが(更新料無料なのに惹かれて)、色々見てみるとやっぱり安かろう○かろう感が強い。
あちこちで評判の良かったカスペルスキーのトライアル版をダウンロードすることにしました。

昨日、ディベートに間に合うように(テレビじゃなくてcnn.comで見るので)ダウンロードしようとしていたら、
トロイのやつ、どうも気づいたらしく、せこく妨害してくる。
カスペルスキーのサイトに接続した途端エクスプローラ勝手に終了したりとかする。しかも何度も。The Daily Showも勝手に終了する。毎日楽しみにしてるのに~。

こ、こしゃくな。
しかし、ウイルスごときには負けんぞ。

再起動したらネット接続が改善したので、この隙に、と急いでダウンロードして、ネット接続を切ってウイルスセキュリティをアンインストールして、カスペをインストール。
そして、間髪いれずに完全スキャン。

したら、25%スキャン済みの時点で、「チャチャーン」って警告メッセージが出て(←音も無骨というか垢抜けないというか、いかにもロシアっぽい)、
何とトロイが12個もある。
ぞっとすると同時に、これだけあるとある意味ちょっと爽快。
結局、13、4個あったみたいでした。
うち少なくとも1個はやたら根強くて、今日またカスペが頑張って処理していた。

いや~、怖いですな。
スキャンかけてトロイの処理が終わってからは、不具合や怪しい動きは一切ありません。オンラインバンキングとか、パソコン内のファイルとかも、確認した範囲では大丈夫。
今はとても安らかな気持ち。守られてるっていうの?

調べてるとき「どのウイルス対策ソフトでも大差ない。このソフトで検出できて別のソフトでは出来ない、とかいうことはあまりない」みたいなご意見も散見したのですが、
そんなことはありません、少なくとも私の体験では。
私はカスペルスキーに変えて本当に良かった。

しかし、どこから感染したのかは謎。
私はネットのサイトも、怪しいところは見ないし(必要ない)、見るのは調べものをするとき以外お気に入りに入れているメジャーなニュースとかのサイトやブログだけ。ネットサーフとかもやらない(そこまでの暇はない)。
怪しいメールも全て開く前に消すし、添付ファイルもここのところ学校関係とかしか開いていない。
メジャーなサイトのどこかに仕込まれていたのか。広告を間違ってクリックしてしまったとか。

なんにしても、怖いですな。繰り返しますが、カスペルスキーはいいですよ。更新も、1,2時間に1回くらいマメにやってるみたいです。



最近感動したこと

2008-10-09 01:53:04 |  日々のことなど
日本人(元日本人も含めて)の科学者の方が4人 ノーベル賞を受賞したこと。
情熱を抱きつつ地道な研究を長年続けてこられて、それが世界に認められ、人々の生活の向上に直接・間接に役立ち、そして次の世代に希望を与えている。
辛いときやいつ終わるとも知れぬトンネルの中を歩いているような日々もあったのではないかと思いますが、
あきらめず、逃げず、恐れず、
1日1日 地道で確実な歩みが築き上げたものの偉大さ、美しさに涙が出ました。


メジャーリーグのレイズが地区優勝したこと。
去年まで最下位のチームが、心機一転するためにチーム名もユニフォームも一新し(昨年までは「デビルレイズ」)、一団となって勝ち得た栄光。
レッドソックス戦は、厳しい戦いになるかもしれませんが、一層の活躍を祈りたい。
この夏、地元チームの躍進に喜ぶルームメイトたちと一緒に、テレビでレイズ戦を観戦した楽しい思い出がよみがえりました。メールでオメデトウと送ったら、やっぱり喜んでいました。
日本人の岩村選手も、AkiとかAmazing Akiとか呼ばれて、地元の人たちに愛されています。


甥が無事、1歳の誕生日を迎えたこと。
夏に会ったとき、すでにちょっとだけなら一人で立てるようになっていましたが、今ではもう立ち上がって歩き回り、おしゃべりも始めているとのこと。
義妹や弟の毎日の奮闘と愛情、その中ですくすくと育っているかわいい甥。
頻繁に会えないのが寂しいですが、義妹や弟が送ってくれる写真や動画で、幸せを分けてもらっています。


今でも日中は80度台後半になるときがありますが、朝晩はすっかり涼しくなり、心なしかうっすら色づいた木々も見られ、やや秋らしくなってきました。
今くらいから冬の寒さが訪れるまでは1年で一番過ごしやすく気持ちのいい季節。
お金がなくて就職の見通しがつかなくても、安アパートのメンテにムカついても、こうして元気で、来たいと思ったアメリカに来られてそこに住めて、好きな勉強やボランティアをできる幸せに感謝しつつ、私も1日1日やることをやりながら(でも時々だらっとしながら)過ごして行こうと思います。


He Will Win

2008-10-05 04:43:22 |  日々のことなど
いやはや、またまた毎日バタバタと過ごしています。

まず、久々の車ネタ。
9万マイル(キロで考えるとちょっと恐ろしくなる)の整備の時期なので、今週acuraのサービスに持って行ってやってもらいました。
Acuraのいいところは、やっぱり接客とかとても感じがいいこと。いつも担当してくれる若い女性はもちろん、他の人が電話に出ても、「イコです」って言えば私が誰か、どの車か、すぐに分かってくれる。
9万マイル整備(3万マイルごとの大規模な整備)は、通常税込み560ドルくらいらしいんですが、私は購入時の契約でオイルチェンジとタイヤローテーションが2年間無料なのでその分を引いてくれて、さらに送ってきた15%引きクーポンを使って、総額450ドルでした。
今、歯医者にも行ってるから経済的にはかなり打撃なんですが、しかしここで数万ケチって命に関わるようなことがあっては元も子もないから。貧乏を嘆けるのも、命あってこそ(?)。
ありがたいことに、整備で分かったCV boot(実は購入時に取り替えたばかり)の破損は保障が付いていたので無料でした(でなきゃさらに200ドル以上かかるところだった)。

ついでに、ワイパーのゴムも替えてもらうことになってたんですが、
翌朝使ってみたら以前と同じく、さっぱりきれいにならない。
おかしいなと思って電話してみたら、忘れていたらしい。
なので今朝、もう一度行ってきました。
一度ですまないのがアメリカ。もう慣れっこです。

今日はacuraの後、ボランティアでvoter registrationのcanvassingに行ってきました。
アパートのコンプレックスに行って、door to doorで住民が選挙登録しているか確かめ、まだの人に登録を呼びかけるもの。
私は収穫ゼロでしたが、他のボランティアの子達は何人か登録をゲットしていました。

(このあたりも、日本とアメリカの国民性の違いが端的に出てて面白い。日本では特にそのために何かしなくても住民登録に基づいて投票用紙が毎回勝手に送られてくるけど、アメリカにはそもそも住民登録制度はないし、投票するためには自分から動いて登録しないといけない。何かにつけ政府の関与を嫌い、自主的な動きがよしとされるアメリカらしいですね。)

ちなみに、行ったのはたまたまこの前まで住んでたアパートでしたが、コウモリはまだおりまして(1匹壁に張り付いて寝ていた)、以前のご近所さんが「くさくて困る」って愚痴ってました。

Lawyerやlaw studentはvoter protectionのボランティアもできるので、10月6日までの選挙登録期間が終わったら、そのための研修を受けるつもりです。
特にこの州の選挙制度は実にあやういから。日本でも1票の格差とか大きな憲法問題だけど、この州の場合そもそも投票しても数えられなかったりするし。
気分は、選挙監視団ですな。

あと、1L時代は勉強でアップアップを言い訳に参加してなかったextracurricular organizationsにも、ビジネス法系のに入ることにしました。
勉強に就職活動にボランティアに色々忙しいですが、しかし2Lだからmulti tasksをjuggleすることも覚えないと、と思っています。

そうそう、副大統領候補ディベート。面白かったですね!
ペイリンは、事前のlowest ever expectationはクリアしましたけど、要はthere were less distractionsというだけのこと。
両陣営のポリシーの違いがより明確になって、ということはこの状況で劣勢・不人気のマケイン陣営のプラスにはならなかった。
まあつまりは、マケインはこのまま負けてもペイリンのせいにはできないってことですな。ここ2週間くらいのマケイン御本人の迷走っぷり("potentially overreacted to a crisis that is ten days old" by Jon Stuart @ The Daily Show)及びバラクのブレなさを見ても、ますます、

I am convinced that Barack will win.