益鳥の思いつき放題放談之記

他愛のない話題で綴る無責任放談・・・

何ほどかでも権力あるところに不正あり

2008-07-11 20:16:43 | Weblog

益鳥の身辺余話

 

教員採用試験

 

教員採用試験に限らない。そして大分に限らない。学力試験で(試験後答案用紙出題に基づき指導教官ともども行った自己採点で満点合格の筈が、遥かに下回る成績獲得者が合格し、その優秀な成績獲得者は不合格になった・・・合否採点内容の公表を求めても公表は拒否・・・そんな図式が恒例慣習化している実情は、大分に限った事ではない。

 

無関係な私を相手に延々怒りをぶちまけたある親御さんに出くわしたことがある。 渡海紀三朗 文部科学大臣が全国的に教員採用試験の見直しを指示した・・・というニュースが入ってきたが、徹底した調査の効が得られることを期待して見守りたいものだ。

 

読売新聞コラムを転載引用させてもらおう・・・さすがに見事なコラム士の手腕だ。

 

7月11日付 編集手帳 読売新聞より転載 

 

戦時中の戯(ざ)れ歌がある。〈世のなかは 星に錨(いかり)に闇に顔 ばか者のみが行列に立つ〉。星は陸軍、錨は海軍、闇は闇取引の闇、顔は「顔が利く」の顔である。

 

◆軍部の威光には縁がなく、闇で買う金もなく、頼るコネもない。ごらん、ないない尽くしのばか者どもが配給の行列に並んでいるよ、と。ばか者とはつまり、「正直者」のことらしい。

 

◆星と錨は過去になったが、闇と顔は戦後も生きながらえて、ふとした拍子に醜い姿をさらけ出す。「いい点を取れば受かると思っているの? ばかだねえ」。金にもコネにも頼らず、情熱ひとつを胸に教員採用の門を叩(たた)いた若者たちを、彼らはひそかに嗤(わら)っていたのかも知れない。

 

◆校長や教頭が賄賂(わいろ)を使って自分の子供たちを合格させるのみか、県会議員の口利きに応じる「議員枠」まであったという。大分県の教員採用をめぐる汚職事件は日を追うごとに汚染域を広げ、とどまるところを知らない。

 

◆闇のなかで札束を数えたのが誰々で、顔の力で採点を操作したのが誰々か、捜査の光は照らすだろう。受かるところを落とされ、行列のばか者扱いされては泣くに泣けない。 (2008年7月11日01時37分 読売新聞)

 

 


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