益鳥の思いつき放題放談之記

他愛のない話題で綴る無責任放談・・・

小沢持論展開は不愉快だ!

2007-10-03 17:36:22 | Weblog

益鳥の身辺余話

我国のいや、世界の財産とも言うべき我国の「平和憲法」と安全保障、国際貢献・・・は難しい問題点を含んでいることは周知の事実だが、民主党の小沢一郎代表が5日付の党機関誌で、インド洋での海上自衛隊の給油活動に代わる国際貢献をめぐり、「政権を担う立場になれば、アフガニスタンでの国際治安支援部隊(ISAF)への参加を実現したい」と語っていることが2日分かった・・・という毎日新聞ニュースがある。

ISAFは治安維持活動を行っており、参加すれば憲法が禁ずる海外での武力行使にあたる可能性が出てくる・・・しかし、小沢氏は国連決議に基づく国連の活動であれば、海外での武力行使でも憲法に違反しないという立場で、2日の記者会見でも「ISAFは国連の活動で、参加は憲法に抵触しない。派遣するかしないかは時の政府の判断だ」と語り、民主党幹部によると「小沢代表の持論から言えば、武力行使を含むISAFへの参加は当然だ」と指摘した・・・という。

小沢がこうした持論を展開する限り、民主党の天下は遠のき政権担当政党の座を獲得することは永遠に出来ないであろう。小泉や、安倍首相が、歴代の首相が堅持してきた平和憲法下の日本のスタンスを、無造作に破壊改悪の道へと旗を振ったが、これまで何の為に歴代政権が(小泉・安倍を除き)平和憲法下スタンスの堅持に莫大なエネルギーを注ぎ込んで来たか。その努力を、良識を、そう易々と水泡に帰すがごとき結果に突き進んで貰っては、躍進選挙結果をもたらせてくれた多くの国民有権者、支持者への大きな裏切りとなるであろう。

政権実現が近づくと俄かに押さえ込んでいた正体を暴露し、化けの皮が剥がれて来る。小沢持論を表面化主張する限り、衆議院選挙結果はもう見えたも同然だ。とはいえ、憲法改悪も受容しがたいし、そこそこの力を野党が持たねば日本国民は救われないであろう。民主党が社民党や、共産党と同様護憲主張政党となることが一番我国の将来を過たんとする危険な淵から、最善のスタンスへと修正堅持できる唯一の道であり、手段であろう事は間違いない。

 

・・・が往々にして民主党は自民党と結局は与するような主張が多く、小沢持論も何か結局は改憲への世論誘導という役目を担っているようにさえ感じられて、不愉快極まりないところがある。国際貢献必要論に異論はないが、その上に立って尚、護憲の必要性は揺るがすことの出来ない我国の根本理念の城砦であり、この根本理念喪失と引き換えに出来ることではない。

たとえ国連の決議によってオーソライズされた時であったとしても、決して我国自衛隊に武力行使の道を開くべきではなかろう。

&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&


最新の画像もっと見る