益鳥の思いつき放題放談之記

他愛のない話題で綴る無責任放談・・・

益鳥詩集より・・・

2009-05-26 23:40:05 | Weblog

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2009年5月26日(火) 晴れ

益鳥詩集より・・・


素直に認めて死のう  H21.5.22

地井武男の
ちい散歩で
ポン菓子をやっている
代々木辺りの社長さん宅を
訪ね実際にやって見せて
もらっていた・・・

社長さんが戦後の
飢えた状況下の中で
ポン菓子が如何に
歓迎されたものであったか
をいろいろと説明していた

リヤカーに薪とポン菓子の
機械を積んで
巡回していった・・・
五合の米が十倍になるほど
膨らむポン菓子であるが
しかし 
回ってゆく先々で
五合の米はおろか
一合の米もポン菓子に回せる
家と 
出来ない家がはっきり
分かるんだよなぁ・・・

出来ない家の子供は
ポン菓子器の周りに
僅かに飛び散りこぼれ
地面に落ちたポン菓子を
拾ってそれを食べてたよ
そして・・・
今に見ておれ出世して・・・
と悔しさを逆に自分のバネに
したものだよ・・・

社長の言葉をそこまで
聞きながら
何故か私は唐突に
どっと熱い涙が噴出してきて
おいおい泣いてしまった

私は貧しかったが
そんな意地もなく
出世も出来ず
平凡に生きて平凡に
老いぼれ果てんとしている

どこかに悔しさを押し込めて
いたのだろうか・・・
滑稽なことだが
素直に悔しいと認めて死のう
それも平凡でいいではないか
・・・




益鳥詩集より・・・

2009-05-20 22:33:01 | Weblog

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益鳥詩集より・・・


それでいいのだ H21.5.20

人は騙せても・・・
という言葉がある

相手を見下げて
高を括って
相手を貶め
得するかに見える
私利私欲に走る

人を騙し
人を手玉に取り
人をみくびる

傷ついた
人の呻吟を嗤い
更に追い討ちを
掛けるように
その傷口を狙い
冷ややかに
汚れた手を差し入れ
執拗に悪意を込めて
掻き回す

ハートのない人が
増え
情愛に欠けた輩達の
狂気に満ちた高笑いが
今日も聞こえる

しかし・・・
人は騙せても
騙しきれない所がある
という・・・
そんな言葉もある

天の碾き臼は確かに
常に回っているとも・・・
そういう
言葉もあって
天が裁く仕置き原理が
あることも知られている

それは
秘かに機能している
知る人のみが知っている
天の施す自浄作用である

人を騙す奴がいる
人に騙される者がいる

騙すばかりの奴がいる
騙される
ばかりの者がいる
それでいいのだ