父の背中を押す言葉。

14日、父の精密検査結果が分かった翌日。田舎の父は、もう年やけん、絶対に手術はしないと宣言していました。
それから、約二週間。

昨日、父は、生きるために手術をすると、担当外科医の先生の説明後、看護師さんや私たち家族に宣言しました。

実は、二日前の夕飯時、父と弟、私で手術の話しをしていると、父は母と二人で、話していた言葉を教えてくれました。

以前から母は、父に、
私たちは、さずかった命。生きていると、苦しい日もあるけれど、楽しい日もあるたい。大切にしたいけん、きつくても私は最後まで生きようと想っているとよ。ね、お父さんと、常々話していたと。

父は、
今、母の気持ちが良くわかる。年やけん、もう手術はせんでもよかと想ってた。でも、自分のために皆が頑張ってくれよるから、生きるために、手術ば受ける。そして、仕事ばするたい。と。

施設で暮らす母を想う父。父の背中を押す母の言葉。今更ながら、二人の絆に胸が熱くなりました。

人生山あり 谷あり。楽しみみつけて、一緒に歩いていこうね、お父さん。