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子どもの本の会

子どもたちにはありったけのお話をきかせよう。やがて、どんな運命もドッヂボールのように受け止められるように。(茨木のり子)

『はやくはやくっていわないで』益田エミリ:作/平澤一平:絵

2011年09月21日 | 日記
「はやくはやくっていわないで」

「どうしてできないの?ってきかないで」

「ひっぱらないで」

「おさないで」

「くらべられると どきどきする」

「どきどきすると ひんやりする ちいさくなる」



小さなお舟が子供の気持ちを代弁している…

ひとりひとり、大きさも重さも長さも違うのに。
出来ること、出来ない事もみんな違うのに。
なのに、周りのみんなといつも比べられる。





小学5年の息子に読んでもらったら、後半ジーンときてしまった。

 ゆっくりいくよ
 
 ゆっくりおいで


 まっててくれる?
 
 まってるよ



待つのが親の一番の仕事だもの。

急がなくてもいいんだよ、自分の進み方でゆっくり大人になってね。

待ってるから。


これは、親向けの絵本。