物欲大王

忘れないために。

映画「レ・ミゼラブル」感想

2013年01月09日 09時21分15秒 | クラシック
映画版「レ・ミゼラブル」を観てきた感想を簡単に記しておこう。
もし、観ようか迷っている方が居たら、今すぐ映画館へ行くべきだ。
映画版と銘打っているが、「まんまミュージカル」だったから。
台詞から歌への移行がスムーズで、それも名曲のオンパレード。
歌うのは全員本物のアーティスト。しかも「生歌(多分)」で。
セットも凄い。「舞台だと物足りなかったので、お金掛けて張り切っちゃいました!うふふ」というレベル。
さすがハリウッド。かなりの本気である。
なので、3時間という長丁場だが、本当に最後まで飽きなかった。
数千円で観られる本気のミュージカル。でかいスクリーンで観なければもったいない。
我が家では、もう一度観に行く事になった。
悪い事は言わないから、是非映画館へ足を運んでほしい。まじで。




山本兼一「ジパング島発見記」

2013年01月09日 00時35分01秒 | 読書、書評
大航海時代に長い月日をかけ「奇妙な国」ジパングへやってきた7人の西洋人。
目的や立場が違う彼らが抱いた日本の印象を、それぞれの視点から描いた作品。

キリスト教を伝える為にはるばるやってきたイエズス会。
彼らにすると日本の仏像が「悪魔」に見えたようだ。
西洋人の日本の宗教に対する嫌悪感の描写が激しく、違和感を感じたが、
国同士の交流が少なかった時代背景を考えると、本当だったかもしれない。

最後まで興味深く読め、史料として素晴らしかったが、
物語としては「わくわく」出来なかったのが残念。