PTSDを煩い、休職中の刑事が事件を解決する連作短編集。
最初は「依頼者の話を聴くだけ」のつもりだったが、
「何か気になり…」独自の捜査を始める。といった内容。
興味深いのが、主人公に「やる気が見えない所」。
当初はあまり事件に関わらない様にするつもりなのだが、
やはり、刑事。本心とは裏腹に体は動いてしまう。
使命感というよりも、長年の経験で染み付いた「勘」で
行動を起こす所にリアリティがあった。
直木賞受賞作だが、エンタメ色は強くない。
じっくり読ませ、かつ心に残る小説だった。
最初は「依頼者の話を聴くだけ」のつもりだったが、
「何か気になり…」独自の捜査を始める。といった内容。
興味深いのが、主人公に「やる気が見えない所」。
当初はあまり事件に関わらない様にするつもりなのだが、
やはり、刑事。本心とは裏腹に体は動いてしまう。
使命感というよりも、長年の経験で染み付いた「勘」で
行動を起こす所にリアリティがあった。
直木賞受賞作だが、エンタメ色は強くない。
じっくり読ませ、かつ心に残る小説だった。