狂電関人の写真庫

狂電関人本人のこれまでの写真のストックを思うまま徒然に表現。お立ち寄りの際には一言コメントをいただけると幸いです。

消えゆく客車列車に思う

2010年03月20日 10時48分31秒 | 徒然鉄ネタ

テーマはがらりと変わり今日は、なくなり行く客車列車の話で・・・。
ついこの間も改正で無くなる寝台特急北陸号に乗り旅してきましたが、客車列車の持つ
独特な旅情が好きです。自走はできないものの食堂車や寝台車などを組成して優等列車に
なったり、たった1両で貨物と繋がってミキストになったり、ブルートレインで美しい編成美も
あれば、地味なローカル鈍行もどんなシチュエーションでも鉄道風景を演出できる最高の車両、
それが私にとっては客車です。それにさまざまな牽引機が有り撮影対象としてもバラエティに
富んでいます。少し前まで全国各地いたるところで活躍していましたが終点駅での機回しなど
運行上大変に手間が掛かり合理化の中でどんどん衰退していきました。
写真は、まだ客車が全盛だった頃の出雲市駅での一齣です。山陰旅行の際に散々お世話に
なった、鈍行「山陰」号が18時半過ぎには入線しますがまだ牽引機は付いていません。その
40系客車と画面左側には臨時急行だいせん等に使われる波動用の12系が留置され、右奥の
ヤードには、出発準備を整えつつある20系急行だいせんの姿。秋雨に濡れそれぞれの車体も
レールも冷たく輝くのとは対照的に車内を灯す灯りが暖かく感じられました。

撮影;1981年9月 山陰本線 出雲市駅にて OLYMPUS OM-1 ZUIKO 50㎜ f1.8 TX
    バルブ+ストロボ補助灯火

コメント (2)
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