江戸の粋 小物細工、指物師の技法を受継ぐ細工物の小粋な世界をご覧下さい。

江戸には沢山の職人が技を競っていました。その人達が技を磨くため、細工の極致を極めたのが小物細工です。

「江戸小物細工」作家 服部さんが亡くなられました。

2010年01月18日 | 江戸小物細工 Selections
          長年にわたって私たちミニチュアのファンを楽しませてくださった服部一郎さんが
          昨年12月5日に亡くなられたそうです。
          
          私が習った先生の作風とはずいぶん違っていましたが、
          いつも銀座「松屋」で開催されてきた展示会を楽しみに毎回欠かさずに拝見してきました。
          
          昨年11月28日にも仲間の人達と見に行きましたが、
          その折に姉妹の方から「兄は体調が悪いので…」と仰っていらっしゃったので
          ちょっと不安な思いがよぎったのですが、まさか亡くなられるとは思いもしませんでした。
          
          まだまだお元気で沢山の作品を見せて頂けると思い込んでいましたので
          本当に残念な気がしています。

          心からご冥福をお祈り申し上げます。

「あずまや」

2010年01月16日 | 江戸小物細工 Selections
          Kさんの「あずまや」が完成しました。

          すっきりしているので簡単そうに見えるのですが、意外と大変な作品です。
          半年以上かかったようですが良く頑張って上手に出来ました。

          とても若いお嫁さんが突然の病で亡くなって、
          まだ幼い女の子のお孫さんを懸命に育てているところです。

          頑張っているKさんにたくさんのエールを送りたいと思います。

「氷屋さんと花火屋さん」作り

2010年01月13日 | 江戸小物細工 Selections
          一年中で最も寒いこの時期に「氷屋さんと花火屋さん」のセットを作っています。
          
          五月の作品展までに新しい作品が出来ますように…と
          仕事がお休みの日も遊びを我慢して?? 作っていたので
          今までで最も早い記録で完成しそうです。

「二階建ての家」 池

2010年01月10日 | 江戸小物細工 Selections
          紫陽花の花びらに使ったものは私が「花作り」を教えて頂いた方の
          そのまた先生が持っていらっしゃった型で抜いた貴重なものを頂いたので
          残りほんの僅かになってしまいました。 花びらの直径は3ミリくらいです。

          昔はこういう小さな型を作ってくれる職人さんがいたそうですが、
          今は全くいなくなってしまったようです。
          とても残念に思います。