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映画を見た時の感想を入れときます

2017/07/09 「帰ってきたヒトラー」

2017-07-09 00:00:00 | 日記
「帰ってきたヒトラー」

ヒトラー 元ナチス総統
ファービアン・ザヴァツキ TV局員
ゼンゼンブリンク ファービアンの上司
ベリーニ局長 ゼンゼンブリンクの上司
クレマイヤー ファービアンの同僚で恋人

起:TV局員ファービアンは、ヒトラーにそっくりな人物を見つける。
承:上司も気に入って番組に起用。大評判となる。
転:ファービアンはヒトラーが本物だと気付く。
結:ファービアンは追い出され、ヒトラー人気は定着する。

 公園で目覚めたヒトラーは、町の変化に驚かされる。
今が2014年で自身は死んだとされ、戦争には負けたのだと知る。
テレビで現在の政党を見た彼は、どれもダメだと失望。
 TV局員のファービアンは、ヒトラーにそっくりな人物の存在に気付く。
物まねではなく、当人は本物だと言い張る。
評判になると考え、国内を連れて回る事に。
人々に会ったヒトラーは彼らが不満を抱えていると知る。
 ヒトラーを目撃したとネットで評判に。
関心を示したベリーニ局長は生放送に出す事を決める。
 ヒトラーの意見に反対する者もいたが、一理あると好意的な者が多い。
ヒトラーは極右政党の存在を知るが、中途半端だと失望。
ベリーニを追い出したい部下ゼンゼンブリンクは、扇動だと検察に告発。
だが検察の担当者もヒトラーを気に入っており、取り締まる考えがない。
ヒトラーの過去の情報がないと知ったベリーニは警戒。
本物ならばテレビに出す事は出来ないのだ。
ゼンゼンブリンクはヒトラーが犬を射殺した映像を流し、
ベリーニやファービアンと共にヒトラーはTVから追い出されてしまう。
 ファービアンはヒトラーとの出会いを著作にし、これがベストセラーに。
ヒトラーなき番組の視聴率は低下し、打ち切りの危機に。
ゼンゼンブリンクはやむなくヒトラーを呼び戻そうと考える。
ファービアンはヒトラーの物語を映画化しており、TV局で放送する事が決まる。
一方、ヒトラーはファービアンの恋人であるクレマイヤーに会うが、
その祖母はヒトラーに家族を殺されたと追い出す。
彼女はユダヤ人だったのだ。
 ファービアンはヒトラーが公園に現れた時の映像を見返すが、
超自然現象が起きていた事に気付く。
彼が倒れていた公園は、かつて総統地下壕があった場所なのだ。
ようやくヒトラーが芸人ではなく、本物なのだと気付く。
 手下を集めていたヒトラーの前に現れたファービアンは銃を向ける。
再び大衆を扇動するのかと言う彼に、ヒトラーは選んだのは普通の人間だと反論。
ファービアンに撃たれたヒトラーは、屋上から転落する。
だが、それは映画の撮影で、本物のファービアンは精神病棟に入れられていた。
ヒトラーは人気者として定着し、外国人排斥の運動が高まるのだった。

 と言う訳で、現代にヒトラーが甦ったと言うブラックコメディ。
死んだと思われたヒトラーが現代に目覚める。
状況を理解した彼は、独国を建て直そうと大マジメに考える。
一方、彼を見つけたTVマンは、そういう設定のコメディアンと考えてテレビに出す。
批判的な声もあったが、言っている事は間違ってないと、肯定的な意見が大勢に。
見つけ出したTVマンは、彼が本物だと気付くが、
もはや収拾できない状況となっていたと言う訳。
ヒトラーが復活したと言う話はいくつかあったが、
今さら騙されないだろうと思ったもの。
でも、実際は切り込み方次第で、人間は何度でも扇動されちゃうって事ですかね。

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