ISIの上にも30x年

映画を見た時の感想を入れときます

2013/10/29「ヒトラーの贋札」

2013-10-29 00:00:00 | 日記
ヒトラーの贋札(2007年オーストリア独)

サリー・ソロビッチ ニセ札作りのリーダー
ブルガー サリーの仲間
ヘルツォーク 独親衛隊

 39年。ユダヤ人収容所のサリーは、
絵の才能を買われ、ベルンハルト作戦に参加する事に。
親衛隊ヘルツォークは、敵国の経済崩壊を狙い、
各収容所から集めたメンバーに紙幣偽造を指示したのだ。
見事な出来のポンド紙幣は、イングランド銀行も本物と判断。
同じユダヤ人が殺されていると知り、独軍への協力に反発する者も現れる。
ドルの偽造を遅らせ、時間稼ぎするが、仲間が危険と感じ、結局は完成させる。
やがて戦争は終結し、同胞が収容所を占拠。
外へ出たサリーは、大金を持ってカジノで豪遊。
彼らが作った偽ポンドは、外貨準備額の4倍だった。

 と言うわけで、私事ながら、
学生時代にナチスの偽札にまつわる陰謀の論文を書こうとした事がある。
論文用に取材し、
それを題材に小説を書いてやろうと言うよこしまな気持ちがあったのだ。
実際は論文も小説も出来なかったけど、このアイデアには基となる本があった。
今となってはどんな本かわからないが、
ひょっとしたら本作の原作だったかも。。。と言う作品。
独軍は英米経済を混乱させるため、大量の偽札を作ろうとする。
まさにショッカー的なアイデアだけど、実際にあった話らしいんです。
(偽札だから経済が混乱する訳ではなくて、
流通紙幣が過剰に多くなると、インフレになると言う訳)
その目的のため、独軍はユダヤ人の偽札作りを優遇。
ユダヤ人側は、反発したり、優遇に甘んじたりする。
設定は面白いけど、物語的な見せ場は弱くて、割に淡々とした感じ。
コメント
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