Earth Spiral

Survival&Creative life. 
大地と魂の声を聴き、自分の道を歩め

時間はメディスンである

2017-12-15 | 猫魔女宇宙論
昨日のブックトークで、クリスマスのお話になりました。
「緊急・猫魔女会議~雪を見ながらブックトークなのだ」
アイルランドに行っていた方のお話によれば、
クリスマスの12月25日は馬鹿騒ぎするのではなく、
街はしーんとしていて、みんな家族で静かに過ごすそう。

そして、お正月は特別な日ではなく、普通の日。
むしろ、クリスマスが一年の終わりであり、はじまりだそう。

クリスマス時期はちょうど冬至に近い時期です。
日がだんだん短くなり夜が長くなる。
そして、闇が極まるのが冬至であり、
陰が陽に、闇が光に転じるのも冬至なのです。

それは、イエスキリストの
誕生のイメージとも重なります。

つまり、1月1日ではなく、12月のクリスマス前後が、
新しいスタートには適している、と考えるのは
自然のリズムから言えば、非常に合理的です。

いにしえの時代から、人間は太陽や月を見て、
自分たちが生きる時間を計っていました。

太陽のリズムが刻む四季。
植物たちはそのリズムで生きています。
それを食べる動物たち、そして人間も、
自然界のリズムを知り、
それに合わせて生きてきました。

天体の動き、地球上の自然界の動き、
植物の盛衰、それに伴う生きものたちの命の営み。
人は生きる中で、誰に強いられることもなく、
それを感じて生きていたのだろうと思います。

しかし、現在、私たちが使ているカレンダーは、
グレゴリオ暦と呼ばれており、
自然のリズムに沿ったものではありません。

私たちは生まれた時からそれを使い、
そのリズムに慣れてしまっているので。
あまり、疑問を持たずに使っています。

でも、それが生きる土台になっていて、
いいのかな?とふと思ってしまいます。

私は山に住んでみて、
テレビもない暮らしをして、
デパートもスーパーも、
近くには無い暮らしをしてみて、
もうすぐクリスマスだ!って思うより、
暗くなるのが早くなってきたから、
もうすぐ冬至だ、
と思うようになりました。

いちばん夜が長い日。いちばん闇が長い日。
だからこそ、静かにすごし、
今年の自分を振り返り、1年に感謝し、
新しいはじまり迎え、祝う、
ということを自然にやりたくなるものです。

人為的な無駄な情報が少ない分、
いつの間にか、風の吹くさまを見て、
雪の降り方を見て、鳥たちの囀りを聞いて、
虫たちの動きを見て、植物の変化を見て、
そこで、時の流れと、時のめぐりを
感じるようになりました。

もう、二度と、消費をあおられ、
季節の様々な行事が、単なるお祭り騒ぎになり、
何かしなければいけない気持ちにさせられ、
皆と同じことをしないことが、悪い事のように思わされ、
そうして自分の命を削り、それを補うように、
動物たち、植物たちの癒しを求め、
そしてまた、それを消費していく、
そういうサイクルには、
巻き込まれたくないと思うのです。

経済でまわっていく時間ではなく、
宇宙の、自然の、生命の時間に
繋がっていたいと思うのです。

経済の時間感覚の中で生きる人にとっては、
どんなセラピーや治療方法よりも、
命のリズムでめぐる時間こそが、
一番のメディスン(お薬)かもしれません。

私たちが生きる時空間は、生きる土台です。
そこに対する自覚なしに、小手先のことをやっても、
すべて台無しになるということを、
忘れないでおきたいと思います。

--------------------------------------------------------

磐梯朝日国立公園に位置する裏磐梯で、
個人セッション、ワークショップ、講座などをやっています。

フェイスブックページ Earth Spiral

Earth Spiralリトリートルーム
・魂とつながるエクササイズ
・ハーバルタロット&ヒーリング
・アート・オブ・タッチ
などを行っています。

Anju Nakamori
フェイスブック(フォローはご自由に。お友だちはリアルにあっている方のみ)
ツイッター



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。