八(はち)に拘るエコグリーン石井光暢のブログ

エコグリーン同様ノジマ相模原ライズへのご声援もお願いします!

NFLドラフト2016

2016年04月29日 | American football
日本時間の29日早朝からNFLドラフト2016が行わ
れています。

一巡1位は大方の予想通り、Calのジャレッドゴフ
でした。ラムズのフランチャイズQBとしてその期
待を一身に背負うことになります。

素質、雰囲気ともに申し分ないだけに、寸分惜し
まずハードワークを重ねて一刻も早くNFLにフィ
ットしてマニングなきあとのNFLを盛り上げても
らいたいです。

しかし、ドラフトの盛り上がりも半端なし。

He's the MAN !!

2016年03月07日 | American football

 遂にこの日が来てしまいました。


スーパースター、ペイトンマニングの引退

1998年に全体1位で指名され入団して以来、首のヘルニアで

全休した2011年を除き、入団後から2010年までの全試合に

先発出場し、NFL歴代トップの通算パス71,940ヤード、539TDを獲得。

18年間のキャリアでリーグ最多の5度のシーズンMVP選出など眩しすぎる

ほどの実績を残してきたマニング。

だが、マニングのフットボール人生は決して全てが順風満帆というわけで

はありませんでした。


プロ入り後最大の試練は、首のヘルニアによる2011年シーズンの全休。

そして、同年非情にも「インディアナポリスから放出」されたことだった

のではないでしょうか。


華やかなシーンばかりがイメージにあるマニングですが、僕が最も忘れられ

ないのは、涙をこらえながらインディアナポリスの退団会見に臨んだ

「悔しさと悲しさを滲ませたマニング」記者会見のシーンです。

2012年デンバーブロンコスに移籍したマニングは同年にカムバック賞を受賞

するなど、以前の輝きを取り戻しました。

しかしながら、自身としてもデンバーとしても悲願であるスーパーボウルの制覇

をニューイングランドの高い壁に阻まれ続けますが、移籍3年目の2013ー2014

シーズンにやっとスーパーボウル出場を果たし悲願達成の挑戦権を得ます。


相手は新人QBラッセル・ウィルソンが率いるシアトル。

大方の予想は「マニングのスーパーボウル」でした。

しかし結果は8−43という屈辱的な大敗。

2013年−2014年シーズンのデンバーはマニング率いるハイパーオフェンスが看板でし

たが、一方でシアトルが誇るリーグ1位の強力ディフェンスに完璧に封じ込められ、最

後まで試合のモメンタムを引き寄せることができずに大敗を喫することとなりました。


この点差は長い歴史を誇るスーパーボウル史の中でも史上2番目に大差がついた

試合となってしまいました。

(因みにスーパーボウルでの最大得点差の試合は1986年の10−46でシカゴがニューイングランドを破った試合)


迎えた2014−2015シーズン。レギュラーシーズンで第二シードを獲得したデンバーは

デビィジョナルプレーオフで満を持してホームでのインディアナポリス戦を迎えます。


勝って2年連続でニューイングランドとチャンピオンシップを戦うと誰もが予想してい

たことでしょう。少なくとも僕はそのように妄想していました。

だか、結果は非情にも敗戦。しかも、オフェンスは殆ど機能しませんでした。


マニングの限界説が一気に噴き出したのもこの一戦が契機でした。

そして、結果としてマニングが引退を決意した2015−2016シーズンは実に多くのドラ

マがありました。

シーズン開幕から、マニングのパスの精度・威力は明らかに往年の姿からは想像もでき

ないほど衰えており、メディアは連日マニングの限界を報道。

しかし、マニングはここでも強靭な精神力でグリーンベイとの無敗対決を制し、完全

復活をファン、チームメイト、他チーム、メディアにみせつけました。

 

がしかし、、、。

 

今度は足の故障で数週間の故障者リスト入りとなってしまったのです。

しかも、マニングの代役で出場した25歳のオスワイラーが大活躍。

オスワイラーはマニングの欠場を補って余りある活躍をみせ、「マニング不要論」の議

論を再びメディア内に提供する形となってしまいました。

マニングの代役を完璧に果たしたオスワイラーはチームをプレーオフに導きました。


こうなると周囲の話題はプレーオフのQBはどちらが務めるかということになります。

台頭著しくチームのプレーオフ出場に大きく貢献した若き次代のエースQBか、

往年の実力は既にないものの数多くの修羅場をくぐり抜けてきた、歴戦のスーパー

スターQBか。

デンバーのコーチ陣がくだした決断は「マニングの経験」でした。

プレイオフという負けたら終わりの緊張感は、テレビを通してもビンビンに伝

わってきます。

その特別な戦いの場には、やはり「マニング」という決断だったのでしょう。

そして始まったプレーオフ。

プレイオフでのマニングのプレーは決してスーパーなものではありませんでした。

しかし、2013-2014シーズンのデンバーと今季のデンバーが大きく異なっていた点が

あります。2013-2014シーズンのようなオフェンスのチーム」ではなくボンミラーを

はじめとする「ディフェンスのチーム」となっていたことでした。


それを十分に理解したマニングの司令塔振りはまさに目を見張るものがありました。

「ミスをしない」

「試合の立ち上がりでの集中力」

「ディフェンスが作ったチャンスをものにする」

文章にすると簡単なようですが、これらの難しいことをエクスキューションしました。

やりきったのです。

往年のマニングのプレースタイルからは想像もできない「勝つことに徹した司令」

で彼はチームを勝利に導いたのです。



彼は彼自身の引退の花道を自分で完成させました。

He's the MAN.


マニングのいないNFLは想像がつきませんが、彼の不屈の精神に心から敬意を表します。





開志国際高校アメリカンフットボール部について

2016年02月08日 | American football

本件に関しては私は当事者であり、かつ学園側の見解を何も伺っていないので本来であれば
一切の発言は差し控えるべきところですが、ここはあえて、批判や多様な意見が起こること
を承知した上で私見を申しあげます。 

今回の決定は全く筋が通っていないです。ただし、私に入ってきている情報は
アメリカンフットボール・マガジンからの情報のみであることを
申し添えさせていただきます。

未だ報道されていないような事実があるとすれば、別の意見になるかもしれません。

繰り返しますが、現時点での情報を整理し何度も自分なりに論理的に解決しようとしたが、
全く理解できていないのが現状です。

連盟が今回加盟を見送った理由は以下の4点が理由とされています。

①遠征費
②審判・スケジュール
③関東大会のハードル
④オーストラリア人留学生

①~③については論外なので、議論の対象にもなりません。
記事内でアメリカンフットボール・マガジンの松元様が詳しく記事にして
くださっているので、私は触れません。触れる気にすらなりません。

結局、今回一番大きな問題と捉えられたのが「留学生」の件であることは疑う余地がありません。なぜ、留学生が「問題」と捉えられたか。

「安全性の確保」という、世間一般に通りの良い、そして「それじゃしようがない」
といわれるような理由をかざすことで対外的な批判をかわそうとしているようにしか
思えてなりません。

私は小学生の高学年の指導もしています。そして、アメリカチームとも試合をする機会が
あり、そのような経験の中から「安全性」について、他の指導者よりも深く考えて
きたと自負しています。アメリカチームとの対戦で安全性が脅かされるときとはどんなときか。

1、明らかな体格差が認められるとき
2、言葉の壁からルールが曖昧となったとき

この2点です。外国人だから危険と感じたことはただの一度もありません。

1、については小学生指導者の間で体重制限やその逆
(体格が十分でない児童への特別ルール)

を設けることで、今後議論を進めていきたいと考えているし、体格差の問題でいけば
日本人にだって大きな子はいるのでアメリカチームだけではなく、日本人チームにも
適用されるルール作りを進めていきたいと考えています。

続いて2、についてですが、これは審判がきちんとゲームをマネジメントしてくれれば
済む話なので、2、についてはこれ以上議論する内容はないと感じています。

そもそも、学園側は2014年から連盟にコンタクトを取り、2015年2月にも正式に
コンタクトをとっていた。そのうえで、連盟から2016年からの加盟を認める
言質があったと聞いている。

私が本件を絶対に受け入れられない理由の一つ。

「後出しジャンケンは許されない!」
だっていいっていったじゃん!って話です。

二つ目の理由。
外国人を安全性の問題を盾にして日本の高校フットボールから排除するのなら、
U19の活動自体をどう肯定化するのでしょう。
そもそも、世界の潮流は排除ではなく多様性をどう受け入れるか、ということになっています。
高校生たちがスポーツを通してグローバルに多様性を受容する機会を潰してしまうことが
本当に子供たちのためになるのでしょうか。

納得がいきません。

仮に本件が自チームの利益のための決定だとしたら、後付けの理由によって通されることは
暴挙だと感じています。

とはいえ、留学生に対する一定のレギュレーションが必要なことは理解ができます。
「1年をかけて」
などといわず、可及的速やかに新たなレギュレーションの策定を進めていただき、
アメリカンフットボール界が持つ柔軟で多様な姿勢を内外にお示しいただきたいと存じます。


NFL デビジョナルプレーオフ2015-2016

2016年01月18日 | American football

早いもので、もうこのシーズンがやってきました。

そして今年のデビジョナルプレーオフはアンビリーバブル&アメージング&so エキサイティングです。

ロジャースagain!! かと思えばフィッツジェラルドの魂のRACがあったり。。。

カロライナ、デンバー、ニューイングランドは順当に勝ったのか・・・。

結果をご存知でない方もいらっしゃると思いますので、、、、控えます。。。

手前味噌ですが、これほど成熟したリーグはないと感じます。

リーグは、シングルエンティティのマインドのもと常にリーグの発展を考えているからこそ、

年を重ねるごとにエキサイティングなゲームが増えていくのだと思います。

アメリカの底力をスポーツからも感じます。

 


ジャパンXボウル2015

2015年12月15日 | American football

昨日行われた社会人アメリカンフットボールの日本選手権「ジャパンXボウル」は

2連覇を狙う富士通フロンティアーズに、7年ぶりの日本一を目指すパナソニック

インパルスが挑むという形で、下馬評では富士通有利の声が圧倒的であった。

結果は、今季限りで引退を表明しているパナソニックインパルスのエースQB高田選手

を始めとするインパルスの選手が、素晴らしい集中力と勝利への執着心を発揮し7年ぶ

りの日本一を手にした。

試合のターニングポイントはいくつもあった。

富士通のワンサイドになり得る可能性もあったが、そのたびにパナソニックはチーム一

体となり踏みとどまり、残り時間5分で最大11点差がついた試合を残り50秒でひっ

くり返した。

これぞフットボールである。

学生時代の有名選手、恵まれた練習環境、要所に配置された強力米国人選手。

これは富士通、パナソニックに共通するところで我々クラブチームからすると羨ましい

限りだが、だからといって白旗を揚げるわけにはいかないし、パナソニックが日本一に

輝いたのはそれらのことだけが要因ではないと捉えている。

パナソニックは忠実にゲームプランを遂行し、完遂した。

徹底したボールコントロールとグッドキッキングゲーム、そして何よりもストロングハ

ートを最後まで持ち続けた。


日本最高峰の舞台でアサイメントを完遂した選手と、それを導いたコーチングスタッフ

の勝利である。


一方の富士通も王者らしく、キャメロンをはじめ常に相手を凌駕するパフォーマンスを

みせたが最後はturnoverバトルでの戦いが勝敗に結びつく結果となってしまった。


毎年というか、自分たちが出場できないJXBはどこか冷めた目で観戦していたが、今年

は最高の舞台で最高の戦いを目にして、物凄い刺激をいただいた。というより涙が出そ

うになった。


来年は彼らを超えるチームを作り、私が昨日いただいた感動を与える側にまわりたい。



最後に、


この素晴らしいスポーツをもっと広めていきたいが、色々なことを知れば知るほど残念

な気持ちになってしまうのも事実である。

人生を掛けてフットボールの普及にコミットしたい。

今は雌伏のときである。


 


師走

2015年12月04日 | American football

あっという間に12月。

毎年この件を書いている気がする。

そして、今年も日本一には届かなかった。

前回、日本一になってから来年で10年。

色んなことがあったし、色んな想いがあるけれど諦めることだけは

絶対にしない。


そして、ライズのシーズンはまだ終わっていない。

今週末は小学生高学年のタッチフットボールの関東決勝である。

相手は強豪。

充分な準備をして強豪に臨み、準備をすることで強豪相手でも

アップセットが起こせることを子供たちに伝えたい。

人生に不可能なことなどない、ということをスポーツを通じて

感じてもらえたらこれほど嬉しいことはない。


#Fearless 


正念場

2015年11月18日 | American football

歌舞伎(かぶき)などで、主人公がその役の性根(しょうね)、役柄を発揮する、最も重要な場面。

転じて、ここぞという大事な場面・局面。「―を迎える」




今まさにフットボール人生の正念場。

この2週間に全てを賭ける。

俺は俺のフィールドでやりきる。 

仕事もフットボールも一流になる。絶対にブレない。 


スポーツの持つ力

2015年09月30日 | American football

私事ではあるが、今週末に大一番がある。

我らがノジマ相模原ライズが昨年の日本一の富士通フロンティアーズ

に挑戦するのである。

下馬評はもちろんのことながら富士通の圧倒的有利であろう。

しかし、そんなことは関係ない。

私たちは充分な準備をしてきたし、あとはディティールに拘って試合でエクスキューション

するだけである。


結果はあとからついてくる。


絶対勝つ。


などと書くつもりはない。

そんなことは当然のことだからである。

その気持ちがなければフィールドに立つ資格はない。



フットボールは私たちの人生そのもので、私たちはフットボールの神様に

愛されていると信じている。

ライズを支えて育ててくださった全ての皆様に心からの感謝をいたします。


この緊張感を持って試合に臨めることが何よりも嬉しいです。

必ず最高の試合をご覧にいれます。是非、土曜日は川崎までご観戦にいらしてください。

スポーツでしか味わうことのできない感動を必ずお届けします。

 


シルバーウィーク

2015年09月24日 | American football

主に東京より西側で活動させていただきました。

フットボール三昧で小学生から大学生まで寝食を共にし、とても

楽しい連休を過ごすことができました。



今更ながらに感じたこと。

子供ってすごい。

彼らは疲れないのですね。

おじさん達は昨日今日と廃人です。。。 



クラブハウスでNFLのパブリックビューイングをやるので、、、なんて

軽く言ってしまったら、オーディエンス大集合!!

シーーー、ホーーークス!

ゴー、パック、ゴー!

タッチダウン、タッチダウン!

連休の練習でヘトヘトの地方組の睡眠を妨げながらも大盛り上がりの

マンデーナイトでした。 

めっちゃ楽しかったです(`_`)~~ 


NFL Week1

2015年09月16日 | American football

第1週を終えたNFLだが、順当に勝ったチームもあればアップセットを

くらったチームもあり、また期待に応えた選手、期待を裏切った選手、期待以上の

活躍をした選手・チームなどまだ1週が終わっただけだが、本当にNFLはエキサイティング

である。

week1の中でも私が注目していたのが、バッカニアーズ対タイタンズであった。

理由は前回のドラフト1巡1位のジェイミスウィンストン(バッカニアーズ)と1巡2位

のマーカスマリオタ(タイタンズ)の対戦だったからである。

NFLのドラフト1巡1位指名は何ヶ月も前から、スカウトが色んな角度で選手を評価し

決定されるのだが、その決定要素にはパーソナリティも含まれることは以前、ブログ内

で紹介した通りである。

バッカニアーズは素行に少々に難があっても、NFL向きとされていたウィンストンの指名に

踏み切った。

そして、タイタンズは1巡2位指名権を保有していたが、QB(マリオタ)ではなく他のポジション

の補強を図るのではないかとの予想に反し、マリオタを1巡2位で指名した。

それは、彼の勤勉性(work ethicという表現が使われます)が高く評価されてのものだったようだ。

そして、注目の直接対決の結果は42対14でタイタンズの圧勝。

マリオタは16回投げ13回成功、4TDパスに対しウィンストンは33回投16回成功に留まり、かつ

NFLで初めて投げたパスをPIC6(インターセプトリターンTD)されるというオマケまでつけてしまった。

タイタンズはマリオタにあわせたオフェンスシステム、ハイテンポなスプレッドオフェンスを展開し、

マリオタもミスは多少あったものの全体的にはグレートな出来だった。

(実況が何度も「accurately」とマリオタを表していた)


たった1戦が終わっただけでウィンストンが良いとか悪いの話は気が早い。しかも、RGⅢのようにルーキオブザイヤー

に輝いても今はカット寸前になるほど、我々の想像を絶する競争原理が働いている世界がNFLという世界なのである。


シングルエンティティとレベニューシェアを徹底し、リーグとしてのマーケティングポリシーを確立しているNFL。

NFLには企業経営にも様々なヒントが隠れているようだ。


話は逸れたが、私はマリオタが好きです。 それでも逸れてるか。。