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愛媛県バスケットボール協会 審判委員会

愛媛県バスケットボール協会 審判委員会からのお知らせ

令和元年度全国中学校体育大会 第49回全国中学校バスケットボール大会

2019年09月12日 | 研修会報告

審判講習会 参加報告書

令和元年 9月 1日

報告者  春園 奈々 

 

 この度参加しました、審判講習会について報告します。

講習会名

(大会名)

令和元年度全国中学校体育大会 第49回全国中学校バスケットボール大会

参加者

(報告者)

 春園 奈々 (中体連)

期 日

令和元年 8月 22日(木)  から  令和元年 8月25日(日)

会 場

和歌山県立体育館、和歌山ビッグホエール、和歌山ビッグウエーブ

講 師

蒲健一氏、加藤暁生氏、玉木彰治氏、御手洗亮氏、宇田津浩史氏、橋本恵一氏、小島慶子氏

尾形美樹氏、福岡敏徳氏

 本部派遣S級審判員12名

参加者

本部派遣審判員S級9名A級1名、近県派遣審判員S級5名A級5名、

各県派遣審判員51名、開催地審判員27名 計98名

報告①

講義

研修① グループディスカッション(映像分析)

講師 福岡敏徳氏

 同じゲームの映像を各自が事前に分析し、ディスカッションを行った。

○  Lがクローズダウンポジションに入るのが遅れたため、ローテーションが遅れた。それにより、プライマリーレフェリーが判定できなかった。

○  選手にOWを入れたり、説明をしたりする場面で1人のレフェリーで対応することがあった。クルーで協力することでスムーズにゲームを再開できる場面があった。

○  TFのケースでは、ボールのステータスやゲームクロック、ショットクロックを他のレフェリーが確認して、正しい情報をクルーで共有することが大切。

などの意見が出た。

 

研修② 3PO Mechanics basic とプレイコーリングガイドライン

講師 小島慶子氏・尾形美樹氏

 ベーシックの確認と徹底について講義があった。ローテーション中は、判定が難しくなるのでローテーションのタイミングや、ローテーションを中断するケースについての確認を行った。どのレフェリーがどこを見て判定するのか、自分の役割はなにかを明確にし、責任をもってプレイを確認・判定することが大切だと改めて感じた。難しいケースやノイズが入ることもある中で、32分間ベーシックを徹底していくことを意識して大会に臨んでほしいと言われた。

また、プレイコーリングガイドラインについても確認した。特に、身体のどの部分のコンタクトだったのかというPOCをしっかり判定するために、レフェリーディフェンスやポジションアジャストし、判定することの大切さを再確認した。ビックインパクトに対して、必ず笛を入れることを挑戦してほしいと言われた。

研修③ 処置ミスゼロにつながるIOTとTOとの連携

講師 宇田津浩史氏・橋本恵一氏

 処置ミスゼロにつながるIOTとTOとの連携の講義では、処置ミスゼロでゲームを終えるためには、レフェリーだけの力だけでは不可能であり、TOとの協力が必要不可欠であることを感じた。そのためには、TOともアイコンタクトをとることや、わかりやすくはっきり伝えることが重要だと感じた。処置ミスにつなげない予防と解決策として、気付き・確認・再開方法の3点が大切であり、日頃からクロックやTOを見ることや必要な情報を声に出し、クルーやTO、ベンチなど周りに伝えることを習慣付けることが必要だと改めて感じた。また、ルールやメカを正しく理解すること、クルーワークを大切にし、TOとの連携をうまくとることで、処置ミスも解決できることも多くあるため、トラブルが起こったときこそ、焦ることなく冷静に判断することも大切だと感じた。

 

研修④ インテグリティと審判

講師 宇田川貴生氏

 インテグリティとは、誠実さ・真摯さ・高潔さの3つの言葉の意味が込められており、人間力向上なくして競技力向上なし。ということを最初に言われていた。私たちが人間力・指導力・組織力を高めることで、バスケットの価値を高めることにも繋がっていき、バスケットボールを日本のメジャースポーツへ導くことにも繋がっていくことを感じ、自分自身の人間力や指導力を高めていく必要があると感じた。また、インテグリティにおける審判の役割については、今の時代は保護者や観客が映像をSNSにアップできる時代であり、私たち審判員は競技規則にのっとり、淡々と笛を吹き続けることもバスケットの価値を高めていくために必要なことだと改めて感じさせられた。

報告②

ゲーム

□ゲーム 女子予選リーグ 

東海 長良中(愛知) 対 近畿 高南中(大阪)

CC 小島 慶子(香川)  U1 松本 彩織(岩手) U2 報告者 

 

□ゲーム 女子予選リーグ  

関東 八王子第一中(東京) 対 近畿 京都精華中(京都)

CC 工藤 由佳(北海道)  U1 報告者 U2 末信 優華(福岡) 

 

□ゲーム 女子決勝トーナメント1回戦

 関東 下妻中(茨城) 対 中国 桜田中(山口)

CC 石川 貴基(岡山) U1 高橋 和也(宮城) U2 報告者

    コート主任 阿部 暢史氏(新潟)   

 

■講習内容 及び ミーティング内容

 どのゲームでも、キーマンとなる選手への守り方や、外国人選手同士のマッチアップなどポイントとなるゲームであった。カンファレンスでは、「クルーで協力してゲームを進めること」、「べーシックを大切に、自分のエリアを責任もって判定すること」について確認をした。協力の部分ではTOも含めアイコンタクトやボイスを使いながら、取り組むことができた。また、少しの時間でもクルーとの情報共有や、コミュニケーションを取りながらゲームを進めることで、同じ基準でレフェリングすることができた。しかし、ゲームの中で、基本となるベーシックが崩れてしまう部分があり、そこは自分の中での反省点であった。また、自分の役割はなにかという部分についても、もう一度確認と理解が必要だと感じた。3ゲームを通して感じたことや学んだこと、できなかったことを自分の中で理解し、改善・継続していきたい。

所感

 今回、初めて和歌山全中という自分の所属するカテゴリーの大きな大会に参加させていただきました。今までに経験したことのない、レベルの高いゲームを3試合も吹かせていただいたり、上級審判員や各都道府県審判員など、たくさんの審判員の方々と共にゲームを見て勉強させていただいたり、実りの多い4日間だったと思います。講義でもあったベーシックの確認と徹底の部分では、知っているが、コート上でそれをうまく発揮する決断力がなく、笛にできなかったことが悔しく、今後の自分の課題でもあると感じました。この研修会で学んだことを、今後もひとつずつトライし自分のものにしていきたいと思います。このような機会を与えてくださり、本当に有難うございました。

また、大会に関わったすべての関係者皆様に深く感謝申し上げ、私の報告とさせていただきます。本当に有難うございました。


令和元年度全国高等学校総合体育大会 JBA主催 審判研修会

2019年08月11日 | 研修会報告

審判講習会 参加報告書

令和元年8月8日

報告者 金谷 純代 

 

 この度参加しました、審判講習会について報告します。

講習会名

(大会名)

令和元年度全国高等学校総合体育大会バスケットボール競技 JBA主催 審判研修会

参加者

(報告者)

金谷 純代(所属カテゴリー)社会人連盟

期 日

令和元年7月27日(土)  から  令和元年8月2日(金)

会 場

サンアリーナせんだい いちき串野木市総合体育館 吉田文化体育センター

講 師

有澤重行氏 福岡敏徳氏 青木俊博氏 久米克弥氏 阿部聖氏

北沢あやこ氏 北島寛臣氏 小田中涼子氏 

報告①

■ 講義

 

「処置ミスゼロの3POメカニクスの実践」

~ ベーシックの確認と徹底、情報共有の重要性に着目して ~

研修①「研修会テーマ選定の意図・大会運営について」

担当講師 有澤重行氏・福岡敏徳氏

〇テーマ設定の意図・背景

 ・2020東京オリンピック開催 ・Bリーグ ・Wリーグ

 ・NBAプレイヤー ・1億円プレイヤー

 ・プレイヤーファースト → ファンファースト

 ・インティグリティ案件 

・SNSでの情報流布(良い意味・悪い意味で注目される)

・インターハイにもプロ・プロ予備軍がいる

〇実際に起きている事案

 ・外国人留学生暴力事案 ・試合中におけるトラブル事案

 ・SNSやマスコミによる投稿や炎上(判定に対する不満など)

 オープンマインド ミスをどう乗り越えていくか

 クルー中のコミュニケーション不足がミスを招く

 わかりやすいプレゼンテーションや細やかなTOとのコミュニケーションを行うことで防げるものもある

〇映像(導入)

・EOQ ・タイマー管理 ・レフェリーIQ ・プレゼンテーション ・TO連携

・クルーコミュニケーション ・AOS ・ボーナス ・ベンチコントロール

・3or2

〇行動指針(確認)

 ・30分前 TOクルーとPGC実施(進行はCC)

 ・CC → 試合終了後 ゲームについて報告(Googleフォーム及び会場責任者)

研修②「3PO MECHANICS プレコーリング~高校生で起こりうるケースについて~」

担当講師 北島寛臣氏・青木俊博氏

1.「3PO MECHANICS 」 

 ◇はじめに

 ・今大会のテーマである『処置ミスゼロ』を現実のものとするためには全ての基本である3POメカニクスの理解は必要不可欠。

・良いゲームの運営を行うために必要なのはクルーワークとベーシックの徹底。

・クルーの1人でも意識が欠けていたり理解が不足していては良い結果は生まれない。

・今回の講習で審判員が情報を共有していくことで、起こりうる様々な現象へ準備していきたい。

・映像を見て、どのような準備を行うか皆さんと共有したい。

・メカニクスへの理解を自信に変化させて他の事への気配りが出来るようになれば『処置ミスゼロ』へ向かってゲーム運営ができる。

・よいゲーム → クルー全員の成果 うまくいかなかったゲーム → クルー全員の責任

①    ローテーションについて

【リード】

〇ローテーションをする時に意識すること

・トレイルレフリーがセンターラインを越えた時に、どのポジションにボールがあるかを確認 (セットアップ・クローズダウンどちらにつくか ボールライン)

・クローズダウンポジションへの移動(必ずクローズダウンポジションを経由)

・スイッチサイドを完了させる時のポジションについて(何を理由で移動するのか、バックステップでの移動×、ボールラインまで行って完了させる)

〇ローテーションを中断すべきケースについて

・3クイック(パス ドライブ ショット)

・スイッチサイドのタイミングでパスバック

・ショットクロックが5秒以下の場合

・クイックショット・クイックドライブがあった場合

ノーワーキングエリアで止まらない(ミドルラインを越えていたら行ききる)

ノッキングすると正しい判定もできないし、メカ崩れの原因になる

【センター】

〇リードがローテーションをしてきた時に意識すべきこと

・ストロングサイドのローポストにアクティブなマッチアップが存在した場合

(急いでTに上がらない、自分のプライマリー内のプレイと共に プレイを手放さない)

・ストロングサイドのローポストにアクティブなマッチアップが存在しない場合

(見に行く必要があれば、スイッチサイド完了前でもポジションを移動させるケースもある→ポジションアジャスト)

【トレイル】

〇リードがローテーションを始めた時に意識すべきこと

・リードがスイッチサイドするスピード=トレイルがセンターになるスピード

・Pick the paint T→C

・スキップパスへの準備

(シューターをウィークサイドへ立たせてのスキップバスに対応→プロテクトショット)

②    その他、今大会で意識すべきこと

〇クロスコール 精度が落ちる 仲間を信頼

〇POC 細かい部分に拘って信頼されるレフェリーへ

〇Position Adjust クロスステップ 正しい位置にいないと正しい判定にはつながらない

 より多くの情報を集められるポジションを得る

  〇最後に

   残された時間に同じミスをしない為に何をすべきかを考える

   ネガティブ思考はプラスを生み出さない

   ポジティブな考えでチャレンジを忘れず大会を成功させましょう。

研修②「3PO MECHANICS プレコーリング~高校生で起こりうるケースについて~」

2.「プレコーリング ~高校生で起こりうるケースについて~」

 〇Marginal Contact について

  RSBQ 事実・責任・影響

  マージナルとイリーガル、ノーファールの違いをゲームを通して理解し、示す

 〇POCについて

  身体のどの部分のコンタクトがファールだったが、説明できることが求められる

  シンプルに見たものを信じて Decisive

 ・悪い手・腕・肘の整理 Clip①~③ FOMの確保

 ・スクリーンClip④~⑥ 止まっていて、両足床、シリンダー内

  スキップパス、スクリーンからの3P、2P

 ・ブロッキング・チャージングClip⑦~⑭

  オフェンスに明らかな責任がない → DFファール   Referee Defense 

 ・プロテクトシューターClip⑮~⑯

  オフェンスプレイヤーがショット後、ケガを避けるために必要に応じてこけることは〇

  Foot → 3or2  Foul → シューターファール 

Floor → シューターが着地できるか  Fake → フェイクはないか

 ・UF Clip⑰ クライテリア どれに当てはまるか

  クルーで話し合う トリガーを引く 手短に

 ・トラベリングClip⑱~⑳ ゼロステップ

 ・TF Clip㉑ OFor DF 処置 再開方法

 ・インサイドの整理Clip㉒~㉜ 手の使い方

 

研修③「処置ミスゼロを目指して ~オフィシャルズの連携と役割~」

 担当講師 久米克弥氏・小田中涼子氏

 〇処置ミスを事前に防ぐためには・・・Refereeとしての役割

  Rule → 当然知っている

  Mechanics → クルーで徹底

  Pregame → クルーで確認

  基本を徹底してゲームを実施

 〇処置ミスが起こる要因は?

  クロック タイムアウト 選手の数 ナンバーコールミス

  請求のタイミング 同時刻入退場 シュータースイッチ 3or2

  ルールの理解 ショットクロックプレイマリー

  ・防ぐことができる → メカ崩れ ルール適用ミス 不適格なポジション

  ・予測できない → ノイズ メンタル 機材故障

 〇トラブルが生じた場合、オフィシャルズとしてどう乗り越えるか

  処置ミスに繋げないために

  ・ツール(ルール・クルー・TO) refereeが導いていく

  ・選手やコーチに伝えられるように

  ・時計を見る習慣の徹底

  ・TOをリラックスさせる コミュニケーションの取り方の工夫

 〇オフィシャルズの役割って?・・・何のためか?

  ・正しい判定(処置ミスなし) 

 〇ケーススタディ(動画)を通して

  1 New rule(shot clock)

  2 EOQ(early buzzer)

  3 EOG(last shot)

  4 Main clock(miss restart)

  5 24sec(violation)

 

講義④「インティグリティと審判」 

担当講師 審判担当ダイレクター/審判委員長 宇田川貴生氏

・インティグリティ 誠実さ・真摯さ・高潔さ

・人間力向上なくして競技力向上なし

・ふれあい(NF/UF) ふるまい(TF) 悪質(DQ)

・referee → 確認できたもののみ対応 誰に対してもフェア

       それはそれ、これはこれ。 コミュニケーション

       リスペクト 協力・連携

 

講義⑤「処置ミスゼロを目指して ~Official’s Tools(3PO)/IOT~」

 担当講師 阿部聖氏・北沢あやこ氏

1. Three-point or Two-point

男女の試合限らず、どのカテゴリーでも、3ポイントシュートは多くのチームの戦術となっている。そのため、あらゆる手段で放たれるショットの確認をプライマリーだけで判断するのは難しい場面が多くあるため、クルーでの協力が必要。

映像 ①3or2 Lead help ②3or2 Screen on the ball,Sudden shot

③3or2 Lead peak,Straight up gesture

④3or2 Lead peak,Fast break

⑤3or2 Screen on the ball,Open shot

  フット→3or2 アップ→ファールあるなし ランド→着地

  ピック&ロールの後

  ボールライン(L) ボールレベル(C)

  スマートにプレゼン

  意見が異なった場合 ボールがデット コミュニケーション

  HELPオフィシャルの意見を重視

 2.Out of bounds communication

 アウト・オブ・バウンズは、バスケットの試合では非常に多く起こります。どうしてもファウルの判定を重視してしまう方を多いかもしれませんが、アウト・オブ・バウンズを正しく判定していくことは、スムーズな試合運営に欠かすことができません。3POではアウト・オブ・バウンズを正しく判定するために、クルーでの協力が必要な場面が多くあります。

 映像 ①Out of bounds communication,Correction Center help

    ②Out of bounds communication,Correction Crew work

    ③Out of bounds communication,Correction Crew work

  3人とも確認できない時 ジャンプボールシチュエーション(アロー)3人目が示す

  バウンダリーカバレージの理解

 3.Presentation

 プレゼンテーションはレフリーとしての技術の大きな要素の一つ。いくら正しい判定をしたとしても、弱々しいプレゼンテーションでは信頼を得ることはできません。判定に説得力を持たせるために、自信に満ちたシャープなプレゼンテーションを日頃から磨いていきましょう。

 映像 ①Presentation,Voice,CC Mentality

    ②Presentation,Double whistle,Block charge

    ③Presentation,Offensive foul

 信用度を上げる 歩く姿・立つ姿・走る姿

 対象となる相手との距離や向き合い方 声を使うこと

 4.Crew communication

 3POを行う上で、アウト・オブ・バウンズを含め、いろいろな場面でクルー間での協力は必要不可欠です。その協力こそ3PO最大の強みでもあり、クルーワークを発揮することが今回の研修会テーマに向けた取り組みでもあります。そのクルーワークを発揮するために、ベーシックの徹底は欠かすことができません。

 また近年、クルー間のコミュニケーションはもちろん、選手やコーチとのコミュニケーションもゲームを円滑に進めるために必要不可欠な要素となっています。次のトピックスで挙げる場面をイメージして、自分だったらどうするか、どういう言葉をかけるかイメージしてみてください。

 映像 ①Crew communication,Time out

    ②Crew communication,Shot clock

    ③Communication

    ④Crew communication,Time out

    ⑤Crew communication,Game control

 この後どうやって進めていくかを話す 自分の意見を素直に出す(後から言わない)

 聞き入れる心(オープンマインド)を持つ 表と裏で絵が違うことを理解する

 笛のタイミング コートでチャレンジ アクションを起こさないと何も始まらない

 同じことの繰り返し わかっていることに磨きをかける 日々の積み重ねが全て

 こだわりを持つ

 5.Discussion

 バスケットボールの試合では、審判のゲームコントロールはとても重要。そのためにも、私達はコート上で起きたことをしっかり見ること、把握しておくことがとても大切。私達はたくさんの情報をしっかり把握し、より良いゲーム運営を目指して取り組む必要がある。

 同じ場面(似たような場面)に遭遇したら、自分だったらどうするか、具体的にイメージしてみてください。

 映像 ①Discussion ②Discussion ③Discussion

 クルーで情報を出す(2人にズレがある可能性がある)

 ゲームをスムーズに進めるために、誰が何をするのか

 

□「プレゲーム・ポストゲームについて」

□審判員 行動規範

□プレゲームカンファレンスについて

□ゲーム終了後の報告について

 報告③

■ ゲーム

 

■ゲーム  7月28日(日)

白鵬大学足利(栃木) VS 浜松開誠館(静岡)

CC 金谷純代(報告者) UI 皆川義紀(広島) 

U2 佐田明美(大分)

■ゲーム  7月29日(月)

桜花学園(愛知) VS 県立小林(宮崎)

CC 金谷純代(報告者) U1 萩尾繁治(福岡) 

U2 川畑龍輝(鹿児島)

両ゲームとも、オールコートプレスや変形ディフェンスにおいて、センターがどのようにアジャストしていくのかが、ポイントとなるゲームであった。プレゲームカンファレンスにおいて、クルーで確認をしてゲームに臨めたことで、クルー全員で対応することができた。チームファールの数の確認、EOQ・EOGの合図など、クルー全員での共有が薄くなった時間帯があった。個人の反省としては、アングルが取れているものに対して、セカンダリーとして、コールすべきであったものがある。また、クルーの判定に対してのベンチアピールに、CCとしてどのようにベンチコントロールを行うのか、である。この学び、経験をつなげていきたい。

所感

 私たち受講生の為に、丁寧に、そして情熱的にご指導頂いた講師の先生方に心から感謝しております。審判としての技術向上を図るために必要なこと、説得力のある判定をするために大切なことを、講師の先生方の経験やケースを踏まえ、講義頂いたことで、沢山の気づきと学びを得ることができました。ケーススタディなど、仲間との意見交換の中で、簡潔に自分の意見を発信することの大切さを学び、これをオンザコートで行える力をつけることの重要性を感じることができました。処置ミスゼロをテーマとして、沢山の学びを得た上で、実践に臨めたことで、トライできたことがありました。この研修会を通して学んだことを、日々積み重ねていき、確かな力として身に付け、磨きをかけていけるように尽力したいです。このような機会を与えて頂いたことで、他県審判員の皆様との交流を深めることができたことも、私の大きな財産となりました。そして、鹿児島県バスケットボール協会の皆様をはじめ、鹿児島県の審判員の方々には様々な面でお世話になりました。また、今大会の派遣にお力添えを頂きました方々に、厚く御礼申し上げます。


高松宮記念杯 第1回全日本社会人バスケットボール地域リーグチャンピオンシップ

2019年02月18日 | 研修会報告

愛媛県バスケットボール協会 審判委員会

 

審判講習会 参加報告書

平成31年 2月13日

報告者  二宮 光司 

 

 この度参加しました、審判講習会について報告します。

講習会名

(大会名)

高松宮記念杯 第1回全日本社会人バスケットボール地域リーグチャンピオンシップ

参加者

(報告者)

 二宮 光司(報告者)            (所属カテゴリー)U15

期 日

平成31年 2月 8日(金)  から  平成31年 2月11日(月)

会 場

高崎アリーナ

講 師

久保 裕紀氏(S級審判員)

参加者

本部審判員、JSB招集審判員、JBA招集審判員、ブロック推薦審判員、近県派遣審判員

報告①

講義

実技講習

講義 講師 久保 裕紀氏

 ○3POについて(テーマ別講習)

  Bリーグの映像を使い、大きく2つのテーマについて今大会取り組んでほしいと言う内容でお話をしていただいた。

THEME1 『3 vs 2』

3ポイントへのpeek・Attempt → 憶測では出さない、確かな情報・確認

プライマリのレフェリーが必ず確認できているとは限らない。

 ブレイク時の早い3Pショット(センター・リードの協力)

 スクリーン直後のショット(スクリーンの表と裏のレフェリー)

 シュートフェイクをした後のステップショット(ポンプフェイク前の足が印象に・・・)

EOQ・EOGのショット

トップリーグでは2点か3点かで選手の契約やボーナス等が違うので確実な情報

→映像が残る

3Pラインを踏んだ確信がある → 2点の表示という考え方

 

THEME2 『SCREEN

 3vs2が関わってくるケースは、高い位置でのスクリーンショットが多い

 スクリーンプレイの表と裏を分担する → プライマリエリアとアングルの理解

  チェックイン(プレイの受け手)・チェックアウト(プレイの送り手)

 スクリーンは複数回起こる → SCREEN・ReSCREEN

 スクリーンからのサドンショットはトレイル/センターの協力が必須

  ・2vs3 ・Protect-shooter ・FUL などの確認 誰が何を確認できるか、すべきか

STRONG-SIDE POCKETが一番難しい → センターが重要になる

 

 

まとめ

 見たものをはっきりと示していくだけでなく、見えていないものや不確かな情報は示さないこともコミュニケーションの一つの方法である。その一方で、自分が何を確認しなければいけないのか、クルーはそれぞれ何を見ているのかの理解や把握も大切になってくる。例えパートナーが同じプレイを見ていたとしても、同じ情報を持っているとは限らない。ファールをしたプレーヤーや事象が起こった順番などは、それぞれの情報をすり合わせていかないと正しい判定につながらないこともある。

また、コミュニケーションには自分が持っている情報を相手に伝える場合(アシスト)と自分にない情報をパートナーからもらう場合(セカンドオピニオン)の2つがあり、使い分けていくことでより良いクルーのコミュニケーションが図れることになる。例として、ファールコールとAOSのタイミング、UFの際のクライテリアやボールコントロールの把握などが挙げられる。大切なことは「何のコミュニケーションをとっているのかはっきりさせ、そのことに関する確かな情報を持っているレフェリーがコミュニケーションをとること」になる。

 

 今回の講義を聞き、やはりベーシックなことの積み重ねがよりよいクルーワーク、判定に繋がっていくことを再確認できました。講義のあと、コートに移動し3人1グループになり上武大学男子バスケットボールの方々に協力いただきケース別の分解練習を行った。

 ① トランジションからのクイックショットに対する3vs2のPeek

 ② ハーフオフェンスでのスクリーンプライからのショットに対する3vs2

 ③ スクリーン、リスクリーンからの2対2に対する分担

 ④ スクリーンからのサドンショット

 

 コートの上で実践すると、そのことにばかり意識が向き、他のことがおろそかになる場面もあった。やはり様々なことをベーシックに行うには日ごろからの意識を変えて取り組む必要があることも再確認できた。

報告②

ゲーム

 

□ゲーム 男子予選リーグ  信和建設 対 プレス工業

CC 貫井 義昭氏(東京) U1 吉田 知実氏(長野) U2 報告者

    コート主任 隈本 ゆみこ氏(鹿児島)

■講習内容 及び ミーティング内容

 ゲーム序盤からOF、DFともに手の使い方をもっと整理していったほうがよかった。特に信和建設にいる外国人プレーヤーに対するDFをきちんと整理してあげることで、外人選手のインテンシティーを管理するとともに、無駄なやり返しや、粗暴なプレイを防ぐことにもつながっていく。

オフボールでの必要のないコンタクトはマージナルなものもあったが、いくつか取り上げておくことで、メッセージが伝わったのではないか。

フェイクでのOWの際に3人で分担すればもっとスムーズにゲームに戻れた。

ベンチコントロールとして、アピールをどのように対応するか、聞き入れるのか、コミュニケーションを図り納得してもらうのか、OWやTFで対応するのかなどいろいろと考える余地はある。

以上のことをアドバイスしていただいた。

 

報告③

ゲーム

□ゲーム 男子予選リーグ  TRYHOOP OKAYAMA 対 曙ブレーキ工業

CC 水木 順仁氏(秋田) U1 中根 俊彦氏(愛知) U2 報告者

    コート主任 小川 弘裕之氏(秋田)

■講習内容 及び ミーティング内容

 オフェンスプレーヤーがボールをもらう前に不必要なコンタクトをディフェンスに求めているケースがあり、整理してほしかった。

TRYHOOPのAコーチが何度も審判に質問に来たり、タフケースの際に立ち上がったりすることが多く、ベンチコントロールとしてOW、TFを示したほうがよかった。

ローテーションやトランジションの際に、どのレフェリーがどのプレイを判定することが正しい判定に繋がるのか、もっと突き詰めていく必要がある。インサイドプレイでのアクション・リアクションやトップからのドライブに対する、ブロック/チャージの判定など

 以上のことをアドバイスしていただいた。

報告③

ゲーム

□ゲーム 女子予選リーグ  ヤマト運輸 対 OTCくきや

CC 山住 泰光氏(広島) U1 濱 雄介氏(東京) U2 報告者

    コート主任 小澤 朋克氏(群馬)

■講習内容 及び ミーティング内容

 ディフェンスの悪い手の使い方や体の寄せ方、オフェンスのイリーガルスクリーンなどゲームの基準を決める笛が早い段階で入ったことでゲームが落ち着いた。

 女子特有のコンタクトの質やRSBQへの影響をもっと感じ、マージナルとイリーガルの判定を改善していってほしい。

 フェイクに対するOWの対応や、選手、ベンチとのコミュニケーションはクルーで協力し、適切に対応できていた。

所感

 今回記念すべき第1回大会に参加させていただき、新たなカテゴリー編成の中での全国大会を経験できたことに感謝しています。また、ライセンスでの招集になり他連盟の審判員など、これまで交流のなかった方たちとも触れる機会をいただき、新たな発見や情報を得ることもできました。普段自分が所属する連盟やブロックでは中々体験することのないレベルの試合も担当させていただき、今の自分で対応できているものと、これからさらに身に付けていかなければならないものもはっきりと見えてきました。

これから始まっていく京王電鉄杯やオールジャパンの予選などS級審査に対しても、今回の経験を活かし取り組んでいくとともに、同県や同ブロック仲間たちと学んだ情報を共有し、互いに切磋琢磨していきたいと思います。

 今回このような経験をさせていただいた、県内をはじめ、ブロック内の関係者の方々に深く感謝し、報告とさせていただきます。

 


平成30年度 第71回 全国高等学校バスケットボール選手権大会

2019年02月18日 | 研修会報告

参加報告書

 

                       所    属    社会人            

                       氏    名   池田 隼人            

 

<大会名>  平成30年度 第71回 全国高等学校バスケットボール選手権大会

<期  日>  平成30年12月24日(月)   〜   平成30年12月25日(火) 

<会  場>  武蔵野の森総合スポーツプラザ

<参加者>  全国のS級、A級 

<講  師>  参加S級の皆様  

 

<報告1> ・ゲーム 12月24日(月) PM17:20~

       「近畿大学附属 – 前橋育英」

      CC:針生 淳男

      U1:市川 雄介

      

      クルー3人共が自分のプライマリーをしっかりと判定していたので良かった。

      ローテーションのタイミングとしては、クイックローテーションを上手く

      活用し早いボールサイド2を作る意識が今後の課題である。

      自己反省としては、セカンダリーで判定する場面での笛のタイミングが

      早すぎる為、絵が完成してのレイトコールの意識が必要だと感じた。

      オールコートDF時のCの位置取りで、フロントコートへの移動が少し早い

      時もあるので、しっかり対応できるポジショニングが必要である。

 

 

<報告2> ・ゲーム 12月25日(火)PM14:00~

       「天理 – 実践学園」

      CC:平出 剛

      U1:中島 弘幸

 

      両チーム共に、とてもフィジカルが強く激しいコンタクトの多い試合であり、

      その中でもRSBQが崩れたものを確実に判定していき、クルー間の基準も同じ

      であったのがとても良かった。

      コンタクトに対して知っているのと知らないのでは大きく違い、クルー間での

      情報共有の積み重ねがゲーム運営する上でとても重要だと改めて実感した。

      細かいクルー間でのコミュニケーションで防げるミスも実感でき、

      コミュニケーションの取り方の工夫も必要だと改めて感じることができた。

      自己反省としては、Lローテーション中に、スキャンザペイントしているが、

      新しいマッチアップに目が当っていない事が多く、どこをスキャンして

      スイッチサイドをしていくのかが今後の課題である。

      Lしかわからないプレーもあるので、全てにおいて目的をしっかりもった

      ローテーションにしていきたい。

 

 

<所  感> 今回初めてウインターカップへ参加することができまして、会場には独特な雰囲気

      がありとても緊張しました。

      参加審判員は全て上級の方々で、色々な方のレフリングを見る事ができ全てにおいて

      自分とってプラスになる事ばかりでした。

      ミーティングでは参加されているS級の方が各試合、主任として入ってくださり

      とても身になるお話ばかりでした。

      全国各地から審判員が参加されていることもあり、交流もでき沢山の情報共有する事がで 

      き刺激を受けることができました。

      この度参加する上で、大会に関わったすべての関係者皆様に深く感謝申し上げ、私の報告とさせていただきます。本当に有難うございま

      した。


第36回全関西中学生バスケットボール交歓大会

2019年01月14日 | 研修会報告

               審判講習会参加報告

      平成31年1月6日

      報告者 永易貴史

講習会名(大会名) 

第36回全関西中学生バスケットボール交歓大会

参加者

(報告者) 

永易 貴史(中予中体連)

期日

平成30年12月27日(木)から平成30年12月29日(土) 

会場

広島県立総合体育館

講師

蒲 健一氏(公財)日本バスケットボール協会指導委員

参加者

派遣審判員・地元審判員

報告1 

■ゲーム 12月27日(木)Fコート 12:00~
【京都精華 対 倉吉西】(男子)
CC 永易 貴史(報告者) U1 藤 潤次(広島県C級)コート主任 廣末 彰夫(広島県)

 1Qから京都精華がオールコートDFで始まり、攻守の切り替えが連続して起こる。 ドライブに対する京都精華の手の使い方についてハーフタイムでクルーでの確認をし た。ゲーム後のカンファレンスにおいても、コート主任より1Qで基準となる判定を してテンポセッティングをするべきであったのではないか。ゲーム後半に主力選手から控え選手に交代された。判定基準を下げるのではなく、悪い手やディフェンスの受 け方など明確に取り上げてあげることで、控え選手に何が必要なのかを伝えてあげる のも良いのではと助言いただいた。

報告2 

■ゲーム 12月27日(木)Fコート 14:30~
【戸坂 対 上宇部】(男子)
CC 永易 貴史(報告者) U1 今野 大輔(広島県C級)コート主任 望月 真澄(広島県)

 両チーム共に悪い手が多く、リーガルガーディングポジションが取れておらず、1 Qからファール、フリースローが続いた。前半終了時で隣のコートより7~8分遅れ る。メンバーが交代した後半になってもファールが減らずにゲームが長くなる。さらに度々のメンバーチェンジ、点差が開いていてもタイムアウトなどが多かった。コー トの出入りを早くするように促すなど、少しでもゲームがスムーズに流れるように努 めた。ゲーム後のカンファレンスでは、影響の少ない軽いファールを多く取り上げて はいなかっただろうか。もう少し流して遅れてからのコールでも良い場面もあるとの 助言をいただいた。

報告3 

■審判研修会 12月27日 18:30~ 中研修室
講師:蒲 健一氏 『説得力のある判定をする為に』~2PO・3POメカニクスとIOTの共通理解 

 2PO、3POのどちらにおいても重要となる、IOT(Individual Officiating Technique) について動画や図を交えながら説明いただいた。

報告3 

1.ステーショナリ&ディスタンス 静止した状態から適度な距離感で判定を行うこと。ハイトレイルであったり、リードがずっとセットアップポジションにいるなどは良くない。 

2.レフェリーディフェンスディフェンスがイリーガルかどうかを判断する。オフェンスの背中を見ない。それ を意識したポジション取りや、アングルを取る。

3. 45°とオープンアングル 身体の向きを45°にする。トレイルの場合は視野の右端から左側にアングルを取る。誰をフォーカスし、誰をヴィジョンに入れるのかが大切。

4.ステイ・ウィズ・ザ・プレイ。ステイしてプレイを捉える。捉えているプレイが終わるまでステイする。 笛を急ぎすぎず、ファウルがあれば、ファウルの絵ができるまで確認する。

5.コール・ザ・オヴィアス 明らかなものを積み重ねていく。ゲームをコントロールしていく上で重要な要素である。明らかなインパクト、ゲームの中で重要なコンタクトを確実に取り上げる。プ レイヤー、コーチにメッセージし、何が判定として記録されているか。

 6.アクティブ・マインド・セット 常にイリーガルなアクションを探していくメンタルと実践が必要である。オフボー ルでもプライマリエリア内にまずはアクティブなマッチアップがいないかを把握して おく。

7.プレゼンテーション鏡の前で自分で確認しながら練習を行うなど、より良いプレゼンを磨くことが大 切。判定への信頼度にも繋がる。常にシャープに。テーブルレポートの後に下を向か ず堂々と行うと良い。ボイスを活用していく。歩く姿、立ち姿、走る姿だけではな く、ハーフタイム中も見られている意識を。コーチやプレイヤーなど対象となる相手 との距離や向き合い方も大切。たとえそれまでの判定が正しかったとしても、信用度 を一気に失うことにもなり得る。

8.テーブルレポーティング 何が起きたのかを忠実にレポートする。スコアラーとのアイコンタクトも必要であ る。

報告4 

■ゲーム 12月28日(金)Aコート 9:30~
【石井 対 佐賀城東】(男子)
CC 永易 貴史(報告者) U1 高橋 竜太朗(京都府B級)コート主任 杉山 栄規(京都府) 

 両チーム共にディフェンスがクリーンであり無理はしないチームであった。オヴィ アスなものについて確実に取り上げることでテンポセッティングができ、落ち着いたゲームが展開された。両チームともに得点を重ねるが一進一退で点差は離れず、非常 に見応えのある白熱したゲームになった。スローイン時のDFの身体の向きについてベ ンチからアピールがあったが、コミッショナーを置かないゲームであったため、レフ ェリーとしては特に関知せずゲームを進行させた。

 

 

 ゲーム後のカンファレンスでは、前半からファールの基準も明確に示ており、点差の 割に落ち着いたゲームにできていた。中盤に少しゲームが荒れそうな時間帯があっ た。それを感じ取り、適切な笛を入れていけたかもしれない。プレゼンテーションに ついて、より信頼を得るためにも鏡を見ながら練習した方が良いと助言いただいた。

報告5 

■ゲーム 12月27日(木)Bコート12:00~
【西福岡 対 平城東】(男子)
CC 望月 公平(広島県A級) U1 永易 貴史(報告者) U2教誓 祐二郎(広島県B級) コート主任 鷲見 勇樹(広島県) 

 プレゲームカンファレンスでは、CCの資料をもとに次のような点について確認を行っ た。1プライマリエリアの確認、2ローテーション、3ベーシックメカニック、4クルー ワーク、5プレゼンテーション 特にクルーワークでは、アイコンタクトやハンドシグ ナルでの情報の共有。EOQ,EOGの確認(4.9秒以下はC)。プレスディフェンス時にCサ イドがアクティブな場合の協力について時間を取って共通理解した。 ゲームは最後まで西福岡のペースで進んだ。西福岡の激しいDFの中でも、悪い手などは 確実に取り上げることで基準を早めに示すことができた。CC中心にクルー同士のコミュ ニケーションを取り、それぞれのプライマリを責任持って判定することができていた。2 Qにレフェリーに当ったことをアウトオブバウンズ判定にしたことについて、ベンチから アピールがあってゲームの進行が止まることがあった。サイドラインをまたいで外側にい たレフェリーに当たっていたため、アウトオブバウンズの判定であるとその場で明確に説明できなかったことによって、信頼感を損ねる結果になってしまった。今後は根拠を持って判定し、明確に説明できるレフェリングをするための教訓にしたい。

所感

 これまで2POで行われてきた地区大会においても、準決勝、決勝については3POで行 われるように変わってきており、B級審判員に求められる役割も変わってきています。ル ールやガイドラインも度々改定され、自らでの新しい情報を求めて自己研鑽を求められて います。今年度より新規B級として経験の幅を広げたいと思い、大学など別カテゴリーへ の派遣依頼にもできる限り参加してきました。今回初めて全関西大会という多くの県から の審判員が集まる大きな大会へ参加することで、良い刺激を受けることができました。今 回特に感じたのは、他県の審判員との判定基準をすり合わせるため、プレゲームカンファ レンスやゲーム中のコミュニケーションの重要性です。1Qでのテンポセッティングから 一貫性のある説得力ある判定をしていくことが大切であると感じました。審判研修会での 講話では、「アクティブ・マインド・セット」「プレゼンテーション」について非常に参 考になりました。学んだ事を日々の審判活動で実践しながら身につけたいと思います。この度、全関西大会に関わった関係者の方々に深く感謝申し上げ、私の報告とさせて頂 きます。本当に有難うございました。