標記の講習会について報告いたします。
平成26年度 愛媛県バスケットボール協会審判講習会
愛媛県バスケットボール協会審判委員会
1 目的
・2017年に開催される愛媛国体に向けて愛媛県所属審判員の強化。
・若手審判員の育成、強化。
・一人一人がよりよい判定をするために、四原則を実践する。
2 期日及び使用大会
平成26年7月19日(土)~平成26年7月21日(月)
BWCUP2014(ベンチウォーマーカップ2014)…高校男子のCUP戦
3 参加者
愛媛県所属の日本公認審判員(実技については国体ノミネート候補中心)
4 講師
中山泰夫氏(東京都)・・・日本バスケットボール協会審判委員会指導委員
元国際審判員・名誉国際審判員
5 場所
今治市菊間町緑の広場公園運動場(体育館)
6 日程
7月19日(土)
11:00~ BWCUP第1試合開始
講師到着次第~18:30 実技[予選リーグ戦](菊間緑の広場公園運動場)
18:45~ 開講式
18:50~ 分解練習「よりよいスペースを求めて」
分解練習実技指導:阿部陽子、池松和久、中井将基、堀江友希 アドバイザー:中山泰夫 氏
(分解練習協力チーム:今治オレンジブロッサム[実業団女子チーム])
7月20日(日)
9:00~18:00 実技[決勝トーナメント](菊間緑の広場公園運動場)
18:30~19:30 講義「愛媛国体に向けて・・・」 中山泰夫 氏
菊間緑の広場公園運動場[会議室・審判控室]
7月21日(月)
9:00~ 実技[決勝・3決・交流戦](菊間緑の広場公園運動場)
13:40~ 閉講式(菊間緑の広場公園運動場[会議室・審判控室]・・・試合日程により多少時間が前後します。)
<所感>
今回の講習会では、東京都より中山康夫氏を講師に招き、国体を3年後に控え、審判としての基礎を固め、更にレベルアップを図ることを目的として開催した。
1日目の分解練習では、プレーの場所に応じた視野分担についてアドバイスしていただいた。中でも印象的であったのが、トレイル、リードレフリーのお互いの視野を意識して視野を取るということであった。普段、ボールを意識し過ぎてお互いが同じ所を見ていることを改めて感じるとともに、エリア分担や視野の取り方について丁寧にアドバイスしていただいたこと、また、各審判員それぞれのこれまでの取組を振り返り、動きなどを確認しながら改善することができたのがとても良かった。
2日目の講義では、「愛媛国体に向けて・・・」というテーマの元にこれからの取り組み方について話していただいた。コートの上で取り組んできたことを出すこと、ルールを正しく理解し正しく適用することなどについて分かりやすく話していただいた。その中で、責任分担と協力ということについてのお話が印象的であった。プレゲームカンファレンスにおいて、より具体的に話をすること、難しいプレー等についてしっかり見に行くことについての協力を確認すること、実際のゲームの中では、プレーの状態、状況、内容を的確に把握すること、ディフェンスとオフェンスの位置関係を正確にと捉えることが大切であるということであった。
2日間をとおして、たくさんの指導、助言をいただきました。中山氏に実際の試合を見ていただいた感想のなかで、「今の取組の方向性は間違っていないよ。」、という言葉をいただいたことで、今後に向けて勢いをつけて進める手応えをいただいたように感じる。また、それと同時にこれまでの取組を振り返り、マニュアルなどを含めた基本的な部分に対しての徹底や今後のレベルアップに向けての課題を的確に指摘していただいた。
今回、中山氏にいただいた指導、助言を今後の活動に生かしてレベルアップを図っていきたい。また、今回の講習会での内容等について参加できなかった審判員と共有をし、愛媛県全体で高め合っていきたい。
最後に、お忙しい中指導、助言をいただいた中山氏に感謝の意を表するとともに、2017年の愛媛国体に向けて愛媛が一丸となり、確実に力をつけて臨めるよう取り組んでいきたい。