愛媛県バスケットボール協会 審判委員会

愛媛県バスケットボール協会 審判委員会からのお知らせ

平成26年度 愛媛県バスケットボール協会審判講習会

2014年07月28日 | 研修会報告

標記の講習会について報告いたします。

 

平成26年度 愛媛県バスケットボール協会審判講習会 

 

愛媛県バスケットボール協会審判委員会

 

1 目的  

  ・2017年に開催される愛媛国体に向けて愛媛県所属審判員の強化。

  ・若手審判員の育成、強化。

  ・一人一人がよりよい判定をするために、四原則を実践する。

2 期日及び使用大会

  平成26719()~平成26721()

  BWCUP2014(ベンチウォーマーカップ2014)…高校男子のCUP

3 参加者

  愛媛県所属の日本公認審判員(実技については国体ノミネート候補中心)

4 講師

  中山泰夫氏(東京都)・・・日本バスケットボール協会審判委員会指導委員

               元国際審判員・名誉国際審判員

5 場所   

  今治市菊間町緑の広場公園運動場(体育館)

6 日程

  7月19()

  1100~ BWCUP第1試合開始

         講師到着次第~18:30  実技[予選リーグ戦](菊間緑の広場公園運動場)

  1845~ 開講式

  1850~ 分解練習「よりよいスペースを求めて」 

          分解練習実技指導:阿部陽子、池松和久、中井将基、堀江友希  アドバイザー:中山泰夫 氏

(分解練習協力チーム:今治オレンジブロッサム[実業団女子チーム])

7月20()

    90018:00  実技[決勝トーナメント](菊間緑の広場公園運動場)

  183019:30  講義「愛媛国体に向けて・・・」 中山泰夫 氏

    菊間緑の広場公園運動場[会議室・審判控室]

7月21()

       900~ 実技[決勝・3決・交流戦](菊間緑の広場公園運動場)

     1340~ 閉講式(菊間緑の広場公園運動場[会議室・審判控室]・・・試合日程により多少時間が前後します。)

<所感>

 今回の講習会では、東京都より中山康夫氏を講師に招き、国体を3年後に控え、審判としての基礎を固め、更にレベルアップを図ることを目的として開催した。

 1日目の分解練習では、プレーの場所に応じた視野分担についてアドバイスしていただいた。中でも印象的であったのが、トレイル、リードレフリーのお互いの視野を意識して視野を取るということであった。普段、ボールを意識し過ぎてお互いが同じ所を見ていることを改めて感じるとともに、エリア分担や視野の取り方について丁寧にアドバイスしていただいたこと、また、各審判員それぞれのこれまでの取組を振り返り、動きなどを確認しながら改善することができたのがとても良かった。

 2日目の講義では、「愛媛国体に向けて・・・」というテーマの元にこれからの取り組み方について話していただいた。コートの上で取り組んできたことを出すこと、ルールを正しく理解し正しく適用することなどについて分かりやすく話していただいた。その中で、責任分担と協力ということについてのお話が印象的であった。プレゲームカンファレンスにおいて、より具体的に話をすること、難しいプレー等についてしっかり見に行くことについての協力を確認すること、実際のゲームの中では、プレーの状態、状況、内容を的確に把握すること、ディフェンスとオフェンスの位置関係を正確にと捉えることが大切であるということであった。

 2日間をとおして、たくさんの指導、助言をいただきました。中山氏に実際の試合を見ていただいた感想のなかで、「今の取組の方向性は間違っていないよ。」、という言葉をいただいたことで、今後に向けて勢いをつけて進める手応えをいただいたように感じる。また、それと同時にこれまでの取組を振り返り、マニュアルなどを含めた基本的な部分に対しての徹底や今後のレベルアップに向けての課題を的確に指摘していただいた。

 今回、中山氏にいただいた指導、助言を今後の活動に生かしてレベルアップを図っていきたい。また、今回の講習会での内容等について参加できなかった審判員と共有をし、愛媛県全体で高め合っていきたい。

最後に、お忙しい中指導、助言をいただいた中山氏に感謝の意を表するとともに、2017年の愛媛国体に向けて愛媛が一丸となり、確実に力をつけて臨めるよう取り組んでいきたい。


【参加報告書】全国ジュニア選抜車椅子バスケットボール大会参加報告書

2014年07月15日 | 研修会報告

 標記の件について、正岡氏より報告書が届いておりますので掲載いたします。

 

全国ジュニア選抜車椅子バスケットボール大会参加報告書

 

日 程  2014年7月5日㈯~6日㈰

会 場  愛知県名古屋稲永スポーツセンター

講 師  杉山兼芳氏(神奈川県) 門川浩人(愛知県)

      増竹 昇氏(広島県)  加藤昌樹(愛知県)

報告者  正岡 京子 参加者他3名  

 

7月5日㈯  近畿選抜VS女子選抜

        主審 福田氏(島根県) U1三藤氏(長崎県) U2正岡

 プリゲームではマイエリアをしっかり見ること、男女のゲームが行われる中、特に女子がシュートするときにおこる接触は些細なものでも影響があるので最後まで目を当てておくこと、3人がローテーションする中で穴をつくらないようにすることを確認して臨みました。

 講師より、チェアスキルの低い選手のトラベリング、ノンブレーキの判定をもっと積極的にすること、3人がバラバラに動いている傾向があり、3人制審判のローテーション、エリアの分担の確認をマニュアルを元に確実にすることが重要と御指導をいただきました。

 

7月6日㈰  東京選抜VS女子選抜

        主審 吉安(山口県) U1田中(新潟県) U2正岡

 プリゲームではマイエリアをしっかりみていること、ローテーションを間違わないこと、思いきって判定していくことを確認しました。

 講師からは、動きの理解が低く車いす特有のルールに対しての判定が少ないというお話をいただいた。解決方法として、車椅子における特有のルールやプレイの理解を深めることが大切であると御指導いただきました。

<講師より総評> 

・全体的に見えているつもりで、足を動かせていない。

・車椅子は近くによってスペースをしっかり捉えること。

・自分のエリアをしっかり見ていること。人のエリアは吹かない。

・車椅子特有のプレイやルールの理解を深め、判定を増やしていくこと。

 

<所感> 

 今大会は、公認審査会を兼ねておりました。私は、ゲーム前のプリゲーム、ゲーム終了後のポストゲームをしっかり行いクルー間の意思統一をすることが、ゲームを適切に管理しスムーズに運営するうえで重要であると感じました。3人制でのゲーム運営では、自分のエリアで起こる現象を把握しきれていないないため、デンジャースポットができてしまい判定を誰もしていないことがよくありました。このことから、原因はプレイの確認不足、相手審判への信頼不足であると思う。見えているようで見えていない、その場に足を運べていない、これは、どのゲームでも講師からいわれることでした。勇気をもって足を運んでプレイに近づいて判定していきたいと思います。

 参加者が限られるなか、愛媛県より今回は3名の審判員が大会を経験させていただけました。日頃体験できない試合レベルに、良い経験をすることができたと思います。しかし、車いす特有のプレイ、3人制のエリア分担など、たくさんの課題を感じて帰ってきました。

 審判部としての今後の活動の課題として、リーグ戦などより多く参加できる機会を増やし、勉強会や講習会をとおして車椅子バスケットボールに対しての知見を広げること、また、スキルアップを図って確実にプレイを捉えて判定できる力を養っていことが急務と考えています。 

 最後になりましたが、協会、連盟の方々のご協力で今大会に参加させていただきましたことに深く感謝申し上げます。この経験をこれからのために生かし、国体に向け一歩ずつ全力で取り組み、愛媛県全体でレベルアップしていきたいと思います。

 ありがとうございました。