「東日本大震災」被災地復興支援 第43回全国ミニバスケットボール大会
日程:2012年3月28日(水)~3月30日(金)
会場:国立代々木競技場第一体育館・第二体育館
報告者:大尾浩二
担当ゲーム
3月28日:5試合目(14時50分~)第二体育館
茨城県{57}-{33}山形県 (女子)
主審:大尾 副審:田中氏(鹿児島) 主任:竹澤氏(埼玉)
ゲーム前のカンファレンスにてお互いのエリア役割・エリアの受け渡し・手の使い方についての見解について確認しゲームに入りました。
自身初めての舞台で緊張の中での入りになりましたが、プレーをしっかりと確認するために足を運びより近くでの判定をできるようにと心がけながら審判に挑みました。
立ち上がりから相手審判の笛に引っ張られる感じでゲームが進み若干の戸惑いもありながら前半が終了しました。前半の反省点として確認しすぎて笛が遅れ相手審判に負担が多かったかと思いました。
ハーフで相手審判とプレスディフェンスをしてくるチームでしたので守り方・オフェンスの足元について再度確認し後半に入りました。
3ピリではハーフでの確認が功を奏したのかしっかりとジャッジができたのですが、4ピリの後半には集中力が低下してきてジャッジが中途半端になってしまい後味の悪いゲームになってしまい反省いたしました。
ゲーム後の主任を交えての反省で、足を運んで見に行こうという姿勢は感じれてよかったが、判定として前半の笛の遅れ・4ピリ後半の笛について指摘をうけました。
3月29日:7試合目(16時~)第一体育館
岩手県{42}-{33}茨城県 (男子)
主審:大尾 副審:岡井氏(佐賀) 主任:小椋氏(愛知)
ゲーム前のカンファレンスにてエリアの受け渡しと男子ゲームなので特にドリブルのつき始めの接触・ショットについての接触の確認について話しゲームに入りました。
自身といたしましては前日の反省もふまえ、前日同様しっかりと足を運び判定できるように心がけて審判に挑みました。
立ち上がりから激しい接触がありましたがしっかりと確認し判定できたと思います。大会2日目ということもあり気持ち的にも余裕ができてきたのもあったのか相手審判とも常にコミュニケーションもとれ、無難にゲームが終われたのではないかと思いました。
ゲーム後の主任を交えての反省でも足をしっかり運べているしゲームにマッチしたいい笛が吹けていたと思います。と評価をいただけました。ただ、その足を運べてはいるのだけど行き過ぎている場面が多少見受けられたのでその点を今後改善すればさらによりよい判定ができるのではとの講評いただきました。確かに行き過ぎにより苦しいポジションからの判定もあったかと思い今後に活かしたいと思いました。
講習ゲームを見学させていただいて
いくつかの講習ゲームを見学・ゲーム後の講評させていただきまして、いままで自分が思ってきたことや取り組んできたことに対してもう一度考え直さないといけないと思いました。
・しっかりプレーを見極めての判定(笛を吹き急がない)
・プレーの過程、経緯(始まりから接触が起こるまでをしっかり見る・現象の責任ははたして誰なのかをしっかり見極める)
・3番・4番エリアに対してのポジションのとりかた(2人の協力性の徹底)
・自分にしかみえないものをしっかりと判定する
・ゲーム前の情報等により勝手に自分でゲーム{プレー}を想像しない{作らない}(情報からの先入観で取り組むと誤審の原因にもつながるし突発的なプレーに対し笛がならなくなる可能性が大きくなる)
上記挙げた点以外にもありますが今後の審判活動に活かして行きたいと思いました。
大会に参加させていただいて
全国大会という舞台に立たさせていただきありがとうございました。
大会に参加したことにより審判の取り組みに対しいまさら当たり前のことではありますが、しっかりと足を運ぶことによりよりよい判定ができる。笛を吹くことによりプレーの判定をするのであり、人を裁くのではない。しっかりとプレーを見極めて判定し何が何でも吹くという考えはしない。など普通の事ではありましょうが再確認させて貰えて良かったと思います。あと、審判の大切さも再認識させていただきました。
今回の経験を自分自身の審判活動の向上につなげていき、また、東予ミニ連審判長をさせていただいておりますのですでに実施させていただいてはおりますが、まずは東予ミニ連の審判されてる方々のお役に立てれるようにと思いご指導させていただいております。
なかなか全国の舞台に立てる機会がない中、今回その機会をいただけた事に感謝し、また周りの方々のご協力・ご声援のあった事の有り難さを忘れないよう今後の審判に対する活動・協力・指導させていただきたいと思います。
本当にありがとうございました。お世話になりました。
以上ご報告させていただきます。