愛媛県バスケットボール協会 審判委員会

愛媛県バスケットボール協会 審判委員会からのお知らせ

全関西バスケットボール大会

2017年03月29日 | 研修会報告

審判講習会 参加報告書

 

 この度参加しました、審判講習会について報告します。

講習会名

(大会名)

全関西バスケットボール大会

参加者

(報告者)

髙橋瑞紀 (クラブ連盟)

期 日

平成29年3月18日(土)  から  平成29年3月20日(月)

会 場

中区スポーツセンター、佐伯区スポーツセンター他

講 師

吉橋雅一氏、渡邉諭氏

参加者

 

報告①

■ 講義

■講  義  講師 吉橋雅一氏  

テーマ 『よりよい判定をするために ~2POメカニクスの確認~ 』

■講習内容 及び ミーティング内容

1 レフリーとして

 オンザコート・オフザコートで見られているという意識をもつ。信頼につながる。また、試合中には様々なノイズが入る。それを引きずらない、切り替えをするための方法を知っておく。どんなことにも基底にはルール・マニュアルがある。それに加えて、バスケットボールというゲームの精神を知っておく必要がある。

2 メカニクス

 トレイル・・・クロスステップ、ワイドアングル

 リード ・・・クローズダウン、スイッチサイド、セットアップポジションの確認

3 ゲームにおける反則

 ヴァイオレーションは瞬間を捉える。ファールレポートのときには、しっかりと声を出す。誰にでも伝わりやすいレポートを心掛ける。また事実・責任・影響、RSBQ(リズム・スピード、バランス、クイックネス)を丁寧に確認する。

報告②

■ ゲーム

■ゲーム  主審 藤原氏(香川) 副審 髙橋  コート主任 吉橋氏

       徳山商工 対 足羽

 身長差のあるチーム同士の対決のため、大きい選手に対する小さい選手の守り方や、リバウンドの接触を確認することを話し合いゲームに臨んだ。

 徳山商工はできるだけ時間を使い、1対1を中心に展開していくチームであった。最終局面をしっかりとリードが捉え、判定をしていかなければいけないゲームであった。判定しているものは正しいが、逃してしまっているケースも見られた。また、実際のファールの種類とレポートするファールの種類が異なるため、現象をより丁寧に捉えていくとよいと、アドバイスをいただいた。

報告③

■ ゲーム

■ゲーム  主審 永山氏(兵庫) 副審 髙橋  コート主任 渡邉氏

       桜花学園 対 足羽

 ブロックも異なることから、トレイル・リードの動きや見方の確認を丁寧に行った。昨日、大きなプレーヤーに対する守り方を判定できない部分があったので、足を動かしてスペースを見に行くように気を付けた。

 渡邉氏には、ゲーム中のピリオド間、タイムアウト時などにも声を掛けていただいた。トレイルの見方として、自分の目の前から遠ざかっていくプレーにもっと責任をもつ、そのためにはペネトレイトをしてプレーを最後まで確認をすることと、アドバイスをいただいた。その後、1番エリアからのドライブがダブルコールで判定できたり、現象が起こったタイミングで判定ができたりするケースがあった。判定しているものは正しいため、その基準を特に後半でも集中をして一貫していくようにと、アドバイスをいただいた。

報告④

■ ゲーム

■ゲーム  主審 吉橋氏(愛知)副審 高梨氏(広島)副審 髙橋 コート主任 畑氏

       広島皆実 対 薫英女学院

 決勝リーグは3人制で行われる。吉橋氏より、事前にパワーポイントを用いて、動きや視野の当て方の確認を行った。特にリードの動きの中で、初日の講義にもあったように、セットアップポジション→クローズダウン→ローテーションというように、一度の動きを短くしたり、スムーズな動きができたりするように確認を行った。

 試合は、両チームともメンバーを頻繁に交代しながら、様々な選手が出てきた。3日目、6試合目ということもあり、今までの試合と比べ、激しい接触やプレーはあまり見られなかった。畑氏からは、リードの動きの中で、クローズダウンポジションにいる時間が長いということを指摘された。ボールの位置やプレーの展開を予想して、体の向きや目を当てるところをもっと工夫した方がよいとアドバイスをいただいた。吉橋氏から、リードのときにローテーションを行うかどうか迷っていることがあると指摘していただいた。ローテーションの中で1往復することもあると聞いた。躊躇せずに、足を動かして、判定をしていきたいと思う。

所感

 3日間を通して、様々なことを勉強させていただきました。その中で、ゲームのレベルは違っていても、審判としてしなければならないことは同じだということを再確認しました。プレーの見方や判定、レポートの方法などを徹底することで、選手やベンチとの信頼関係を築いていけることが分かりました。本大会で学んだことをもう一度ふり返り、これからの県内・ブロックの活動に生かしていきたいと思います。

 最後になりましたが、広島県バスケットボール協会恩地審判長をはじめ、広島県の審判員の方々には様々な面でお世話になりました。深く感謝申し上げます。またこのような機会を与えていただきました愛媛県バスケットボール協会の皆様、本当にありがとうございました。


「東日本大震災復興支援」 第43回 全日本クラブバスケットボール選手権大会 群馬大会

2017年03月29日 | 研修会報告

審判講習会 参加報告書

 

 この度参加しました、審判講習会について報告します。

講習会名

(大会名)

「東日本大震災復興支援」 第43回 全日本クラブバスケットボール選手権大会 群馬大会

参加者

(報告者)

川村 貴昭            (所属カテゴリー)クラブ連盟

期 日

平成29年 3月 17日(金)  から  平成29年 3月20日(月)

会 場

ALSOKぐんまアリーナメインアリーナ、ヤマト市民体育館前橋主競技場

報告①

実技講習

審判研修会Ⅰ B級審判員(全国各ブロック研修生)対象講習会

講師:日本クラブバスケットボール連盟審判委員会メンバー

実技講習≪モデルチームを使用したゲーム形式での実践講習【2人制+講師のシャドウ】≫      

テーマ:『2パーソンメカニクスの確認と2人の協力の徹底!!!』

★受講生 :講師のシャドウを含む実技の後に、ミーティング。講師より反省をいただく。

★試合時間:7分ゲーム 1人1ゲーム担当

■講習内容

※ゲームに先だって、日本クラブバスケットボール連盟審判委員会指導担当の増渕泰久氏のお話

『皆さんは各ブロックの研修生枠を勝ち取ってここに来た存在。まずはそれを祝福し、4日間を挑戦してほしい。今講習会で意識することは、とにかく基本(マニュアル)の徹底。2POをいかに日頃実践しているのか。講師はS級を含むメンバーがほとんど、日本で一番贅沢な研修会とも言われている。講師の動き方がすべて正解ではないが、講師のアドバイス、感じ方、気づき、そしてシャドウの動きと自分の動きとのズレを感じながら、吸収してほしい。それを明日からの本大会、そして大会終了後地元に帰った後、しっかりと地元へ伝えてほしい。』

□Bコート-第1ゲーム(大学チームを使ったモデルゲーム)

 野田 宏樹 氏(九州ブロック)、川村 貴昭(報告者)

  シャドー講師・・・茂泉 圭治 氏(S級審判員 日本クラブ連盟 指導担当)、

加藤 昌樹 氏(S級審判員 日本クラブ連盟 東海ブロック長)

  ミーティング講師・・・関 和明 氏(A級審判員 日本クラブ連盟 北信越ブロック長)

 ○プレ・ゲーム・カンファレンスより

・この大会に至るまで取り組んできたことを表現する。

・2POメカニクスの実践、その中で「自分が見なければならないもの」と「相手が見ているもの」を明確にするために意識しながら取り組む

 ○講師の方々より

 全体的にとても良かった。日頃の基本の実践がうかがわれる。その中で、積極的にスイッチサイドを試みた場面がいくつかあったが、相手のプライマリーを意識して行かなくてもよかったという感覚を持つことも大切である。動き方について、特にリードのセットアップ~クローズダウンの動き、オープンアングルを取る動きなどがとても良かった。トレイルの時に、自分から始まるベースラインドライブに対して、あらかじめダウンして(3人制でいうとセンターレフリーのポジショニング)プレイを捉えると、より良くなるとのアドバイスをいただいた。

□総括 久保 裕紀 氏 (S級審判員 日本クラブ連盟 副審判委員長)

・本日の講習会で、講師からの反省内容を次のヒントにして欲しい。また周りから見て、違いを感じることもあると思うが、感じたこと、得たことを各ブロックに持ち帰って、伝えて頂きたい。

・とにかく基本が大切である。今以上に日頃のすべての試合を大切にして、良い習慣づけに取り組んでほしい。

□研修会を取り組んで

 冒頭からの話にも言われたことだが、メカニクスの徹底、基本(プレゼンテーションやマニュアル)の大切さを改めて認識した。良い判定をしても、上述を怠ることで自身のマイナスになってしまう危うさを実感した。シャドー講師の方々から、試合中の局面に対してリアルタイムにアドバイスをいただくことで、自分が気づいていない情報を得たり、自分とは違う位置取り(視野の取り方)、プレイに対する感じ方を体感でき、今までの自分にはないものを得ることができた。

 今回学んだことをきっかけとし、日頃の活動に取り入れ、更に自分自身のレフリングと向き合い、変化させていきたい。また、担当モデルゲームに限らず、全国各地の仲間と同じテーマを追求しながら意見交換をぶつけることができたこともありがたく感じた。

報告②

ゲーム

 

□ゲーム  日時 3月20日(日)12時10分~トスアップ

       ALSOK GUNMA CLUB(群馬)対 リゲルス(九州)

 

主審 安藤 俊明 氏(千葉県 A級審判員)

副審 川村 貴昭(愛媛県 報告者)

主任 丸山 大 氏(本部 A級審判員)

■ミーティング内容

 ・プレ・ゲーム・カンファレンス

   1、お互い勝ち抜いてきたチーム、そしてALSOKは地元チームで応援も含めてホームであるという雰囲気について共有

    ⇒公平性、一貫性をより強く意識して取り組む

   2、両チームの特性を共有

    ⇒ALSOKはサイズの高い選手が揃い、ハーフコートバスケットで主導権を握ろうとするチーム、なおかつトラッシュトークでプレイヤー、ベンチがどんどん口を出してくる(クラブチームらしいチーム)。対してリゲルスは、サイズはあまりないが、ガード中心にトランジションを仕掛けてよく走るチーム(高校生、大学生のように1試合を通じて走りきるチーム、オールコートで激しいプレスをかけ、タフなディフェンスをやり続ける。クラブチームらしからぬチーム)。上述のように、チームとしてのスタイルが対極の両チームは、どちらが自分達のバスケを実践して主導権を握ってくるのかといった展開を2人で予想した。

    ⇒試合の始まりを特に集中して取り組む

   3、ALSOKのインサイドプレイヤーに対する守り方の意識付け

    ⇒特にリードが積極的に判定をしていく、スイッチサイドをしたときはトレイルがアングルを変えて3番エリアをカバレージすることを共通認識。良いアングルをとらえたレフリーが、自分が判定するという意志を持って思い切り表現する

   4、リゲルスのガードプレイヤーのプレイに対する対応について共有

    ⇒手を使ってタイトにプレッシャーをかけてくるので、しっかりと良し悪しを判定していく

   5、メカニクスの確認

    ⇒エリア6のエンド・ラインのアウト・オブ・バウンズは、リードが見づらいので合いコンタクトを取ってトレイルがカバーすること等

・試合後(主任及びパートナーからのアドバイス)

 とても気合が入っていて、集中して臨んでいるのが伝わってきた。試合の入り方が特に良く、自分の今の基準を明確に持って、それに当てはめていきながら丁寧に、的確な判定を積み上げていき、試合にとてもマッチしていた。きっと自分自身でも手ごたえを掴んでいるだろうから、信じて自信を持ってやればいい!!あとは2人のクロージング・ゲームの上手さが印象に残った。両チーム激しいチームで、最後まで気を抜くことなく、ファールを見逃さず取り上げていき、負けているチームへの細心の配慮が好印象だった。

⇒次への課題

トレイルレフリーの位置取りで、リードがどうしてもカバーできないところ(トレイルしか絶対に見えないところ、エリア6から5に向かってくるプレイ)を判断し、ポジショニングを変える工夫をしていく

所感

 昨年度、地元愛媛県で開催された後の全クラ群馬大会、昨年度の感謝、四国の代表として選ばれた思い、選ばれなかった仲間の思いも感じながら、4日間、今の自分にできることをすべて挑戦しようと臨んだ。

 特に今年1年の準備として、上述したように自分の担当試合を全力で挑戦するのはもちろんのこと、自分の担当試合以外でどのように取り組むのかを強く意識していた。

そこで自分は、たくさんの仲間の試合を集中して観戦し、『自分ならどう判定するのか』を常に考えながら見た。その際、1人で見ずに、必ず仲間と一緒に見て、質問をしたり、自分の意見をぶつけたりと、例年以上に積極的にコミュニケーションをとった。愛媛の片田舎のレフリーで、審判を始めた時は知り合いが決して多くはなかったが、昨年度の愛媛全クラで自分をよく知っていただいたことや、活動歴を通じて日頃の県外活動での新しい出会いをコツコツと継続していたことが実を結んできたことを実感した。クラブレフリーの一員として好意的に、肯定的に受け止めていただき、たくさんのアドバイス、あたたかい励ましをいただいたことにたいへん感謝を覚えた。オフザコートの一幕では、全国各地の同級生レフリーが、自分のために新しい出会いをつくっていただき、さらに交流を深めたこともこれからの自分のかけがえのない財産となった。来年度はいよいよ最後の全クラ、佐賀大会。四国で1つの研修生の枠を獲得し、最終日のコートに必ず立つという覚悟を持って、今からいっそう励んでいく所存である。

最後になりましたが、全日本クラブ選手権群馬大会に至るまでに、いつもそばで支え続けていただいた地元審判員の仲間、遠くからいつも応援してくださる日本全国のクラブレフリーの仲間、そして素晴らしい今大会に関わったすべての皆様に深く感謝申し上げ、私の報告とさせていただきます。本当に有難うございました。


高松宮記念杯台49回全日本実業団バスケットボール選手権大会

2017年03月05日 | 研修会報告

審判講習会 参加報告書

平成 29 年 2 月 28 日

報告者   坂田一也

        

講習会名

(大会名)

高松宮記念杯台49回全日本実業団バスケットボール選手権大会

参加者

(報告者)

   坂田一也 (所属カテゴリー)ミニ連

期 日

平成 29 年 2 月 11 日(土 )  から  平成 29 年 2月 14 日(火)

会 場

スカイホール豊田(豊田市総合体育館)

講 師

 

参加者

58名

報告①

□ 講義

□ 実技講習

レ ゲーム

(該当に レ)

□ゲーム 主審 望月直幸(東京A級) 副審 坂田一也  コート主任  茅野修司 氏

 黒田電気(大阪)近畿2対 宮田自動車(北海道1)

■講習内容 及び ミーティング内容

 プレ・ゲーム・カンファレンスでは、手の使い方の判定について早い段階で基準を示す、3番エリアはトレイルが足を運び見に行く、そこから始まるドライブの受け渡し、リードはリード主導で右に行く必要があるかどうか判断して動く、1人で対応できる場合はトレイルが下がって対応する確認をした。

・試合後、足があるのが良い武器になりスペースを求めているのがよく伝わった。足があるがゆえに、リード時stayしておけばいい場面で動いた為ブラインドを作ってしまったり、動きながらの判定をしてしまったりしている。良いアングルを取りStayし判定するものを増やしていくと良いとアドバイスをいただいた。

報告②

□ 講義

□ 実技講習

レ ゲーム

(該当に レ)

□ゲーム主審 桜庭康祐(北海道・講習生)副審 坂田一也 コート主任 川崎洋二郎氏

 ナカシマ(中国1)対 葵企業(関東7)

■講習内容 及び ミーティング内容

 プレ・ゲーム・カンファレンスでは、2人の協力を意識して取り組む。アイコンタクト、ショットクロックの確認、アウトオブバウンズの確認、視野の役割分担2人が同じところを見ないようにするよう確認した。

 1Pで基準を小刻みにリズムよく積極的に判定していく中で、無理して判定しているのではないかと、位置がよくないときがある。足があるゆえにスペースを捉えようとしているのが伝わるが、動きながらの判定が中にあり不必要な笛を吹いてしまっている事がある。

選手・ベンチが納得するよう、より良い位置でstayし判定しなければならないと感じました。

所感

 2日間でご指導して頂いた事は、今の自分の具体的な課題であることがよくわかりました。

自己分析をし、修正していくには実践を積み重ねて意識して取り組んでいこうとおもいます。

愛媛国体に向け少しでも改善し国体の舞台に立てるように、今後も審判技術の向上に努めたいと思いますので、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い致します。

最後になりましたが、このような機会をくださった愛媛県バスケットボール協会・四国バスケットボール協会の皆様に深く感謝し御礼申し上げます。本当にありがとうございました。