愛媛県バスケットボール協会 審判委員会

愛媛県バスケットボール協会 審判委員会からのお知らせ

U32 YOC(ヤングオフィシャルキャンプ)  

2018年01月18日 | 研修会報告

                                      参加報告書

 

                                                                                     実業団           

                                                                                    池田 隼人        

 

<講習会・大会名>  U32YOC(ヤングオフィシャルキャンプ)    

<期  日>  平成3015日(金)      平成3016日(土)

<会  場>  浦安市運動公園体育館(千葉県浦安市舞浜2番地27                 

<参加者> 北海道ブロック2名、東北ブロック3名、関東ブロック 7名、北信越ブロック2名、東海ブロック4名、近畿ブロック3名、中国ブ

               ロック3名、四国ブロック3名、九州ブロック3

<講  師> 5日 上田 篤拓 氏、平 育雄 氏、加藤 誉樹 氏、片寄 達 氏、佐藤 誠 氏、漆間 大吾 氏


              6 上田 篤拓 氏、平 育雄 氏、関口 知之 氏、有澤 重行 氏、堀内 純 氏、細田 知宏 氏  

<内  容>  

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      「平 氏によるU-32 YOCの目的について」

         若年層からのFIBA Refereeの育成が目的であり、ライセンス制度や国際審判員に必要要素や、日本のTOP Refereeの育成を併

                 せて行うプロジェクトという具体的なお話を頂きました。

 

                 「上田 氏による3POメカニクス解説」

         映像を使って基本的なメカニクスについての解説を行って頂きました。

      Primary AreaAngleの確認をし、CenterからNew Center(C to C)への移動は走ってすばやくSetup Positionまで動き準備す

               る事と、TrailからNew Leadまでは4秒で移動する事、Playに対してStayする事も大事であるとお話頂きました。

               Center sideにボールが進んだ場合、Centerがボールマンの方向に体を向ける(Angleをとる)事でCheck-inをおこなったサイン

               で、LeadRotationを開始しRotation完了したらCenterCheck-outをおこない、Trailになるという新しい動きをお聞きしまし

               た。

 

 

                 「加藤 氏によるELITE REFEREEに必要な要素についての講話」

                    Refereeとして正しい判定を行うと同じくらいPresentationが重要であり、Presentetion1つでそのRefereeの印象も決まり、

                 その印象を感じる大きな割合を占めているのがBody languageであり、立振舞いや走り方が最も重要で、そこへVoiceを使う事

                 で、強さが増すとお話頂きました。

                  始めに、[ELITE REFEREEに必要な要素は何か?]という質問から、受講生全員がホワイトボードに記入し、沢山の要素がある

                 中、様々な要因があるが、メンタルな部分が多いという事でメンタルトレーニングはとても重要であると感じました。

                  お話の中で、ゲームコントロールとゲームマネジメントという言葉をよく聞くなか、コントロールとマネジメントの違いについ

                 てのお話もして頂きました。

                 ・コントロールとは?→管理する。調整するという事

                 ・マネジメントとは?→起こった事に対処するという事

                  ゲームマネジメントも大事ではあるが、ゲームコントロールを重要視してコートに立つことが大事だと感じました。

 

                「実技研修」

                 初日は31クルーでB.LEAGUE U15 FRIENDLY GAME2018使用し、ハーフゲームを3試合担当しました。

              午前中の講話を頭に入れ、プレゲームカンファレンスで再度確認し試合に臨みました。

              ゲームのインターバル中でも講師の方々から助言を頂き、11つ修正しながらゲームを進め、ミーティングではもっと積極的に

                Rotationをおこないミスして感覚を養うのが大事であるとお話頂きました。

                Trail時のPenetrateの動き方がもっと中に踏込むと見え方がもっと違ってくる事と、Referee Defenseの位置取り、Angleの取り

               方も工夫が必要であると教わりました。

 

                「コート研修」

                 初日の実技を終え、受講生の大きな課題についての研修を、加藤 氏、漆間 氏が実践してくださいました。

               1つは、CenterTrailの視野のあて方やLead3ポイントショットのアシスト方法(Peak)や体の角度などの研修

              もう1つは声を使ったPresentationの実践をしてくださいました。声を使うことで強さが増し、自信にも繋がるとのことでした。

 

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                「ワークショップ」

                 この研修会に参加する上で、事前に配布されたB.LEAGUE 川崎vs千葉の試合映像をもとに各班(1班6名×5班)[Mechanics]

                 [Presentation] [Judgement]3つの観点から分析し、全て英語でディスカッションをして班で発表をするというものでした。

                 英語力のなさで班の仲間には迷惑をかけましたが、英語力はとても大事であると痛感しました。 しかし、英語ができないから

                といって黙っていてはだめで、知っている単語を身体で表現しながら積極的に伝えようとする事が一番大事であると実感しまし

                た。

                 恥ずかしがらず、間違えてもいいので伝えようとする姿勢が大事だなと思いました。


                「実技研修」

                 昨日と同様の大会を使用し、3POでの実技を行いました。

              決められた班の10名で、自分達で割当を組み、ハーフゲームを4試合担当しました。

              初日の最初の試合に比べると、スムーズなRotationができクルー間でアイコンタクトもとれるようになり、皆さんミスを恐れずト

                ライしていました。

                その中で、次のプレーを読む動きで先に位置を占めることが大事であると教わりました。

           

           

<所  感>      

 今回YOCに参加させて頂いて、非常に貴重な経験になりました。

 参加した受講生の皆さんのモチベーションの高さに圧倒され、自分自身もその気持ちに負けないよう今後も活動する上で常に準備して臨める

ように意識を高めたいと思いました。

 更に上のステップにいくためには今回痛感した英語力が必ず必要となる為、そちらの準備もしっかり行いたいです。

 これからは3POをしたことがない、知らないだけでは通用しないので、今回培った知識を県内の仲間にも伝えれるよう尽力していきたいと思

います。

   今回参加する上で、事前に資料等を準備してくださり、とても有意義な研修会を開催してくださったJBAの方、講師の方々、派遣にあたり推

薦してくださったブロック長をはじめ、日頃よりご指導頂いております県内の皆様に厚く感謝申し上げます。有難うございました。


第35回全関西中学生バスケットボール交歓大会

2018年01月09日 | 研修会報告

審判講習会 参加報告書

平成30年1月8日

報告者 木村 晃伸  

 

 この度参加しました、審判講習会について報告します。

講習会名

(大会名)

第35回全関西中学生バスケットボール交歓大会

参加者

(報告者)

木村 晃伸 (所属カテゴリー)中予ミニ連

期 日

平成29年12月28日(木)  から  平成29年12月29日(金)

会 場

広島県立総合体育館

講 師

田邊 真由美氏(公財)日本バスケットボール協会 指導委員

参加者

派遣審判員・地元審判員

報告①

□ 講義

□ 実技講習

☑ ゲーム

(該当に レ)

□ゲーム  主審 木村 晃伸 (報告者)   副審 森 雅美(兵庫県B級)          コート主任 堂本 りゆ子氏(福井県)

 

■講習内容 及び ミーティング内容

国泰寺 対 松山西《女子》                                                                        

 

 ゲーム序盤から国泰寺がオールコートでDFを仕掛けてきた。ボールマンに対する国泰寺の悪い手の使い方や体の寄せをファールとして取り上げていたが、ゲーム中盤、国泰寺の悪い手や体の寄せを取り上げなかった時間帯もあり、終始やめることはなかった。  

 序盤に取り上げていたものを最後まで一貫して取り上げなかったことで、国泰寺の選手及びベンチに基準を示すことができなかった。

 

 

報告②

□ 講義

□ 実技講習

☑ ゲーム

(該当に レ)

□ゲーム  主審 東出 俊一氏(滋賀県B級)    副審 木村 晃伸(報告者)              コート主任 來山 英明氏(広島県)

 

■講習内容 及び ミーティング内容

湖南 対 広島県選抜《男子》

 

ファーストショット後のリバウンド争いで接触が起こったが、ノーコールだったためベンチからファールではないかとのアピールがあった。

ブレイクが起こった時、リードで中に入りすぎたために、AOS時にDFが後ろから起こしたことを確認できなかった。ベンチからは、DFが後ろから押していたとのアピールがあった。

ブレイクが起こった時、リードでボールは右側を進行していた。パートナーがトレイルで追従をしていたが遅れていたにもかかわらず、ショートカットをして右に移動をしていなかったため、逆サイドで起こった接触を確認することができなかった。

インターバルやハーフタイムの時に、お互いプレーに遅れないようにすること、プレーはトレイルから始まるので、トレイルが積極的に判定をすることを確認した。

後半は前半での反省を意識し、修正を心掛けた。

ゲームの立ち上がりに起きたことを判定できなかったため、両ベンチに不信感を持たれてしまった。ゲーム序盤から常に危機意識を持ち、判定ができる準備をしておくこと。

       所感

当大会には各県から多くの審判員が参加され、貪欲に審判活動に取り組んでいます。

参加されている審判員は、向上心の意識が高く良い刺激になりました。

今回は二日間で二試合を吹かせていただき、ワンゲームを通して判定の一貫性を保つことの難しさ、パートナーがプレーに遅れている時のヘルプに行く意識、必ず見逃してはならないプレーであることを感じとる危機意識がまだ足りていないことを実感しました。

 オンザコートでは、ゲーム中に起こりうることを想定し、状況に応じて良いポジションと良いアングルを求め、判定ができる準備を常にしておくことを意識し、今後も審判活動に取り組んでいきたいと思います。

毎年、年末の多忙な時期に多くの地元審判員の方が大会の運営にご尽力され、各県から派遣された審判員と伴に学んでいく姿勢に広島県審判員の意識の高さと強い団結力を感じました。   

この度、大会の運営、派遣を受け入れてくれた広島県バスケットボール協会のみなさま及び愛媛県バスケットボール協会のみなさまには深く感謝申し上げます。


第35回全関西中学生バスケットボール交歓大会

2018年01月09日 | 研修会報告

審判講習会 参加報告書

平成30年1月5日

報告者 金谷 純代 

 

 この度参加しました、審判講習会について報告します。

講習会名

(大会名)

第35回全関西中学生バスケットボール交歓大会

参加者

(報告者)

金谷 純代 (所属カテゴリー)クラブ連盟

期 日

平成29年12月27日(水)  から  平成29年12月28日(木)

会 場

広島県立総合体育館(グリーンアリーナ)・広島市中区スポーツセンター

広島市佐伯区スポーツセンター

講 師

田邊真由美 氏 (公財)日本バスケットボール協会 指導委員

報告①

■ 講義

 

講師 田邊 真由美 氏  

テーマ『審判としての技術向上を図り、「説得力のある判定」を目指す』

   『判定力向上・新メカニクスへの対応』

■審判員の技術とは

 ①ゲームの理解 

   ・ピリオドの終わりを理解しているか

 ・ピリオドごとの考え方を持っているか

  (個人ファールの数、キーマン、タイムアウト後のチーム戦術など)

 ②コートでの立ち振る舞い 

   ・自信 公平性(平等性) 一貫性

 (強さと強引の差を考える→根拠があるかないか 強引横柄な態度は不信感を招く)

 ・伝達(丁寧にはっきりわかりやすく→すべての人に対して)

 ・コミュニケーション

(必要以上に行う必要はないが、うなずくなど、自分に合った、場面に合ったコミュニケー

ション力を身に付けることが必要)

 ・スタミナ(体力面・精神面)(ノイズ・アピールをどう消化するか→メンタルのタフさ)

 ③判定

 ・判定するための技術の理解 Referee the Defence 

               (Defenceが『リーガル』か『イリーガル』かの見極め)

               RSBQ (Rhythm Speed Balance Quickness)

               (ひとつでも崩れたら取り上げる)

 ・ルールの理解(ルールブックの言葉で答えられるか、ルールブックの表現で説明できるか)

 ・プレイ(戦術、作戦)の理解

 ④気づき

 ・次に意識をむける ・コーチ、プレイヤーが何をしようとしているか

【新メカニックへの対応が信頼される判定への鍵】

 ・ヴィジブル・カウント(8秒、FT以外)

 ・スローイン

(・Boxing-in ・攻撃側フロントコート・エンドラインから ・Warning whistle

 ・ミラー ⇒ タイムイン(3Pのみ))

 ・レポート(位置・声)

 ・フリースロー時の立ち位置

 ・タイムアウト時(ボールを置く場所)

 ・Lead ref(・Close down ・No working area ・Stay see)

 ・Trail ref(・Cross Stepの習慣づけ)

  TのPrimary   (誰のPrimaryだったのか) 

*  動きながらの判定NG 横から縦のAngleを確認する重要性

 

■ 審判としての『技術向上』を目指す上で大切なことは『意欲』であり、この意欲を形にする努力が求められている → 情報の入手・映像の活用・メカニクスの正しい理解

             ルール変更への対応

■  ガイドラインの要約とキーワード

①    手・腕・肘の整理(HAND-CHECKINGを含む)

「FOM」「RSBQ」「STRECH ARM」「BOTH HANDS」

②    スクリーンプレイ

「静止」「両足が床についた状態」「シリンダー内」

「バックスクリーン→ノースペース×」

③    ブロッキング・チャージング

「リーガル・ガーディング・ポジション」「ビックインパクト」

「明らかにオフェンスに責任がない」「トルソー」 *ビックインパクト→判定する勇気

④    プロテクト・シューター

「正当なジャンプ」「着地の権利」「怪我の予防」→無理なシュートチェックがなくなる

⑤    アンスポーツマンライク・ファウル

5C(基準)(1)NOT BALL PLAY (2)HARD FOUL

       (3)LAST・PLAYER・SITUATION

       (4)必要のないファウル (5)LAST 2MINUTES SITUATION

*どれにあてはまるか説明できること

*首から上 → ディスクオリファウルとして判定する

 ⑥トラベリング

  「遅れ」「ずれ」「踏みかえ」「ゼロステップ」

 

ルールを知っているからこそ 技術の理解があるからこそ

ガイドラインの内容・趣旨を理解しているからこそ

マニュアルを理解しているからこそ 判定すべき審判が判定するからこそ

短い言葉『KEY WORD』 で説明ができる。

コーチやプレイヤーと『communication』がとれる。

 

報告③

■ ゲーム

 

■ゲーム  12月27日

祇園(広島) VS 三津浜(愛媛)

主審 金谷 純代(報告者) 副審 樋口 未奈(広島)

  桜田(山口) VS 国泰寺(広島)

主審 金谷 純代(報告者) 副審 井上 慶亮(鹿児島)

■ゲーム  12月28日

桜田(山口) VS 石井(徳島)

主審 奥田 耕士(滋賀) 副審 金谷 純代(報告者)

 3番エリアの分担、ハンドチェッキングの整理、主審としてベンチクレームにどう対応するか、プライマリーとセカンダリーの意識を高めること、などのアドバイスをいただきました。サブアリーナではリング裏にタイマーと得点が表示される会場セッティングであったことで、2人の協力でタイマー管理を行うことの重要性を再確認しました。2日間で、3ゲームの割当を頂き、よい経験を重ねることができました。

所感

 私たち受講生の為に、パワーポイントを使って丁寧にご指導頂いた田邊先生に心から感謝しております。審判としての技術向上を図るために必要なこと、説得力のある判定をするために大切なことを、先生自身の経験やケースを踏まえ、講義頂いたことで、沢山の気づきと学びを得ることができました。また、今の変化にしっかりとアジャストできるように、情報収集にも尽力し、メカニックとルールの正しい理解に努めていくことの重要性を感じる時間となりました。この学びと気づきを必ず力に変えて、頑張り続けたいと思います。また、このような機会を与えて頂いたことで、他県審判員の皆様との交流を深めることができたことは、私の大きな財産となりました。広島県バスケットボール協会望月様をはじめ、広島県の審判員の方々には様々な面でお世話になりました。また、今大会の派遣にお力添えを頂きました方々に、厚く御礼申し上げます。ありがとうございました