夜、『寝るよ~。』とタンスの上に居たジャスミン(猫)に声を掛ける。
しばらくすると、ジャスミンがひょこっと私の寝室に顔を出す。 私の後を付いて来たのだ♪
はい、いらっしゃ~い♪ フミフミ毛布、どっちにする?
このところ、ずっとウサギの顔が付いたフミフミ毛布だったので、目先を変えてやってみた。
あ、あれ?
ジャスミン(猫)は、わざと気のないフリして、おもむろに爪を研ぎ始める。
でも、本当はこちらに来たいのだ♪
ほら、ね。
……って、
お~い、ジャスミ~ン!
慌てていつものウサギのフミフミ毛布を広げてやったが、無駄だった。
今日はそっちで寝たい気分なのね。 ……わかりました。
そしてこれは、とある夜のこと。
パソコンを打っていると奥の部屋でドドンと押入れの扉を叩く音がした。
電気を点けてみると、その音の出どころがわかった。
ジャスミンね? 今、押入れの扉を叩いたのは。
しらばくれるつもりらしいが、見え見えですよ。
前に肉球を押し当てて扉を開けるのに成功したのだ。
以来、何度も勝手に開けて押入れの中に居たので、扉の下にツッパリ棒を転がしてある。
だから、開かないんですよ~ダ。 残念でした。
そして、こちら、アリス(犬)の場合。
床暖にストーブまで付けるほど寒かった昨日……。
アリス~、だから、こんな寒い日に「氷」なんか作りませんよ!
何を急に思い出したのか、冷蔵庫の脇にへばりついている。
アリスは、冷蔵庫の上段から氷がゴトゴトゴット~ンと落ちて来るのが好きなのだ。
夏になると、冷蔵庫の脇でセコムするアリスの姿がしばしば目撃される。
でもアリス~、今は氷を作っていませんよ! いくら呼び掛けても警備の手を緩めなかったが、
後ろをジャスミン(猫)が通り掛かった途端に任務をやめた。
その後、ふと見ると、
アリス(犬)が、猛然とチュパチュパソックスを吸っていた。
アリス~、世の中には、自分の思い通りにいかないことだらけですよ~。
アリスは今、かまって欲しいのである。
私……もちろん、かまってあげました。
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