アリスが、椅子のキャスターに体を預けて寝ている。
見ていてハラハラするが、アリスは今までチマッ！と挟まれたことがないから出来るのだろう。
射し込む光の位置が変わったら、いつのまにか移動していた。
上を見上げれば、
ジャスミンが食器棚の上で眠っている。
なんだか神々しい光を放っているかのようだ。
ふたりとも、朝ごはんの後のおやすみ中。
そして午後。
お昼ごはんを食べたら、サッサとお昼寝。
アリス（犬）はというと、
さっきまで私の膝に乗りたくて、「抱っこ♪抱っこ♪」とせがんでいたのに、いざ本当に眠たくなったら、
私の膝の上から飛び降りて、ソファカバーの中に潜りに行った。
なんだ！？
みんな～、今日はオカァサンずっと家にいますよ～！おつかいにも行きませんよ～。
私が家に居ても居なくても、あまり関係なさそうなふたりの行動……。
３時過ぎ、私のおやつタイム。
静かな部屋の中、コーヒーを淹れてクッキーをポリポリサクサク食べていたら、
ジャスミンが、なんだか招き猫のような格好で身づくろいをしていた。
ジャスミン、いつ起きたの？ コーヒーの香り？クッキーの匂い？オカァサンのサクサク食べる音？
何もジャスミンが「さてと！」と気合を入れることはないんですよ。
この後、ジャスミンに甘えられておやつの要求をされた。
なんだかなぁ……今まで私のことは放っておかれたのになぁ……。
それでも、辛うじて、一緒におやつタイム。
もちろんアリス（犬）も即行起きて来て、ハリーくんやらメリーさんを咥えて来ておやつの要求。
考えてみれば、ジャスミンは私のベッドに潜らずに、私の居るリビングで寝ていた。
みんなが同じひとつの部屋
そうかそうか
そして、夜。
私がテーブルに向かって、しばらく書き物をしていたら、アリス（犬）がポツンといじけていた。
あ、ごめんよ～、アリス。 寂しかった？ 遊ぶ？
そして気が付いた。今、そちら半分、床暖が点いている。
別にいじけているワケではなく、お腹を温めて寝ているだけだったに違いない。
ま、そんなもんね
※去年の今ごろ 2014/1/27 「異例中の異例」
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