あ、ジャスミン、お早う～♪ やっぱり居てくれたんだね。
私が起き上がると、ベッドの右端からジャスミンがひょっこり顔を出した。
道理で右側の足元が、なんとなくほんわか暖かった筈だ♪ 重くもあったけど。
朝食後、私の務めが始まった……。
決まった時間に決まった薬を飲むのが不得手な私は、またまた緊張の一週間だ。ジャスミンも協力してね。
今日は、朝から雨。
昨日からずっと雨。 昨日はみぞれになるほどの冷たい雨。こんな日は気分も晴れない。
食器棚の上のジャスミンの目が、急に輝いたのにはワケがある。
「もうすぐですよ～♪」と声を掛けたのだ。
ジャスミンは、「もうすぐ」という言葉を理解している。
バッビュ～ン♪と食器棚の上から最短距離で飛び降りて来た。
目指すは、お食事処。
手をキレイにしながら、並んで待つそうだ。 あと１分。
はい、お待ちどうさまでした。
チャイムの音を聞いてアリスも起きて来た。
秒速で完食☆ ちゃんと噛んで食べなさい。
その後ふたりは、
それぞれお昼寝。
そして、勝手に起き出して遊びの要求。
オヤツのガムを咥えながらハイテンションで部屋の中を走り回る。
ん？ ジャスミン（猫）、どうしたの？
ジャスミンが何か言いたいそうである。
ジャスミンが寝ていたであろう私の寝室に行ってみると、
アリスがベッドの上ではしゃいでいた。
はい、ジャスミン、オカァサンが注意しておきましたよ。
アリスはソファに戻って来て、ガムをペロペロ、クチャクチャ、バッツンバッツン……。
こりゃあまたカバーを洗濯せねばなるまいな……。
そして夜。
夕飯の片付けをし終わって後ろを振り向けば、
アリスが待ち構えていた。
どうか明日は晴れますように！
※去年の今ごろ 2014/1/22 「突撃！ウチの晩ご飯」
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