CHELSEA Youth&U21 若手のためのブログ

チェルシーの将来を担うユースやU21の若手のことを書きます。もちろんファーストチームやその他サッカーの話題についても

Jordan・Houghton

2010-12-10 19:03:55 | ユースチーム
イングランドU16代表に選ばれているJordan・Houghtonは期待のセンターバック。
チェルシーU16ではキャプテンを務めている。



彼はセンターバックの他にも中盤でもプレー出来るということのようだ。

チェルシーが育成するディフェンスは、大抵ユーティリティな選手がほとんど。


Manciennはセンターバック、サイドバック、中盤が出来る。

Corkも今は中盤をやっているが、もともとはセンターバックもサイドバックもやっていた。

Chalobahもセンターバック、サイドバック、中盤が出来る選手。
MillsとInceも中盤が出来る。

チェルシーにいるセンターバックはたいてい中盤の底を経験している選手ばかり。


これはなぜかということだけど、チェルシーは、センターバックに足元の技術やパス能力を求めている。
Brumaがいい例だ。


ロングボールを蹴らずに、センターバックから攻撃を組み立てて行く。
こういうことがあるから、バルサでは後ろをやりたいという子供も多いようだ。




Houghtonは最近15歳になったばかり。


いまのチェルシーU16は攻撃よりも守備のいいチームだった。
それをリードしていたのが、センターバックでキャプテンのHoughton。

HoughtonはU15カテゴリーの選手だが、U16に混ざってもキャプテンをやっている。年下なのにキャプテンを任されるってすごいこと。
テリーのような生まれながらのキャプテンなのかな。



あと、彼はイタリアのトーナメントではPKのキッカーを担当していた。
いろんな魅力のある選手だと思う。

McEachranの使い方

2010-12-10 15:43:07 | ファーストチーム
イングランド代表の試合とかではサイドをやらされたりしてたけど、McEachranは中央が似合う。


チェルシーは4‐3‐3を下部組織も一貫して採用しており、McEachranもこのシステムで10代前半から育ってきた。

昨シーズンのユースカップでは、彼の才能を活かすために4‐2‐1‐3で戦ったわけだが、これも4‐3‐3が基本になっている。





いまMcEachranはアンカーで使われることが多い。選手としての視野を広げてやることは大事。


彼の特長はやっぱりパスの能力。ただ、ユース時代では通っていたパスがトップチームの試合では通らないこともよくある。

どういうパスが通って、どういうパスがカットされるのかは肌で体験しないとわからないこと。

そういう意味では、アンカーはセンターハーフよりも多くボールを持つ機会があるし、パスの本数も必然と多くなる。

それに、現代の司令塔というポジションはアンカーが務めることになってきた。
トップ下というポジションがほぼ絶滅し、チームを動かすのはアンカーポジションの役目になった。バルサなんかではそうだが、中盤の底をやることはとても名誉なことだ。




といっても結局、彼はやっぱりセンターハーフで使いたい。

自分としては、センターハーフにMcEachranとランパード、アンカーにエッシェンを置いた形が、McEachranとしては一番プレーしやすい形だと思う。


前にガンガン行くランパードがいて、きちんと後ろをプロテクトしてくれるエッシェンがいる。

また、ショートパスの得意なMcEachranがいて、ロングパスの精度が高いエッシェンがいる。


またエッシェンには前への推進力がある。
アンチェロッティは昨シーズン、攻撃的に行く場合はエッシェン、守備的な場合はミケルと評価していた。
McEachranを活かすためには、ポゼッションサッカーで、相手を押し込むようなサッカーが一番。
そういう意味で、エッシェンがアンカーの方がいい。



こんな中盤を今季中に、2~3回観れたら嬉しい。
しかし、CLのグループリーグも終わってしまったし、FA杯はタイトルの重みがカーリング杯とは違う。
そんなにガンガン若手を使う機会はないと思う。




17歳でこんなにトップチームでの出場機会が与えられるのは今までのチェルシーではあり得なかったこと。
いくら才能があっても、リザーブとユースの往復という状態だっただろう。

彼を使うために、トップチームの中盤の人数を減らす決断をしたわけだ。
そう決断させた才能はキラリと見える。


何度も書いたけど、彼の目標とするイニエスタがブレイクしたのは3年目の20歳のシーズン。
McEachranはイニエスタの当時よりも明らかに先を走っている。