電脳馬牧場-Electric Ranch

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バブルへGO!!タイムマシンはドラム式(東宝/ホイチョイ・プロダクションズ/2006年)

2007-02-12 09:44:48 | 映画・ドラマ
ネタバレあります!

先週の金曜、試写会に行ってきた。観たかったので当たったのはうれしかったよ。
映画の舞台が90年代なのと、スポンサーが人形屋だったので、案の定、招かれた客は、(自分を含め)年齢層が高めで、そんな大人が連れてくる子どもは結構いたけど、若い人は少なかった。進行役の(咬みまくり)女性アナウンサーにヤジを飛ばすハゲ親父が終始うるさくて、気になって仕方がなかった。まぁ、それはさておき。

主な舞台はバブル崩壊直前の1990年。バブル崩壊を止めるタイムトラベル物なのだけど、タイムトラベルとしてはおかしい。というのも、

1990年←タイムトラベル←【スタート】バブル崩壊後の現在

→バブル崩壊阻止→戻る→【ゴール】バブルが崩壊しない現在

主人公の親子はバブル崩壊を阻止するために過去に行くのだが、結果としてバブル経済のソフトランディングに成功するようだ。とすれば、そもそも過去に行く必要がなくなり、戻った(変わってしまった)現在には、過去に行くことなく幸せに暮らしている親子がいるはず。戻るべきところが無いはずなのだ。

この映画ではそんなことは考えず、1990年、バブルという時代がどんな時代だったのかということを懐かしみ、あるいは驚くべきなのだ。タイムトラベルはそのための道具にすぎず、家族再生の物語は付け足しなんだよ、きっと。

僕は残念なことにバブルには間に合わなかった。だけど、もしバブルを経験していたら、どうだったろう。耐えられるのか、今に?

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