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『ビジネスマンのための「発見力」養成講座』読了!

2008-06-21 22:54:31 | 読了日記
ビジネスマンのための「発見力」養成講座
小宮 一慶
ディスカヴァー・トゥエンティワン

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キーワード:発見力、関心、疑問、仮説(判断基準)、検証、先入観を疑う、問題解決→問題発見、責任→関心

つい最近3作目も出た経営コンサルタント小宮一慶氏の「養成講座」シリーズ第1作。
僕が見える見えないというテーマで思い浮かぶのは京極夏彦の「姑獲鳥の夏」だけれど、これは強いていえば、「そんなはずない」という先入観(思いこみ)によって見えなくなっていた、というものだろう。あるはずないものは、そこにはないのだ。
小宮さんのいう「発見力」は「関心」と「仮説」に集約される。本書で「仮説」は「(判断)基準」とも表現されているけれど、ものを見る「視点」ともいえるかもしれない。人は余計なものを認識しない。関心がないものは見えていない。さらにどうしてだろう、こうじゃないか、という疑問や仮説を持つことでさらに物事が見えてくる(ますます関心が出てくる!)、という。
そんな「見える力」を養うにはどうするか。これがまた地道な方法なのだけど、少し余計に勉強する(知識も方法論も)とか、ふつうのものをたくさん見る(正常・平凡と他を比較する)、問題解決を徹底して行うなど。関心の幅を広げるために、とあげられている方法のうち、「責任を持つ」ってところに共感を覚える。うちのボスにもよくそんなの気づくなぁってよく感心するのだが、やっぱりそれは社長としての責任からくるものなのかも、と思ったりして。

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小宮 一慶
ディスカヴァー・トゥエンティワン

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ディスカヴァー・トゥエンティワン

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