シカゴのこぶた

こぶたとの楽しい生活 in シカゴ

こぶたとの出会い

2008-08-04 06:54:45 | Weblog

こぶたとはシカゴの同じ大学の寮に住んでいた。キッチンで料理しているときや寮のパーティーで見かけて顔は知っていた。

でもとってもシャイなこぶた、私に話しかけてくるなんてことはなかった。私も自分から知らない人に話しかけるのはちょっと苦手。

そんな「顔は知ってるけれど話したことはない状態が」4年も続いていた。


そんな私とこぶたに共通の友人が出来た。やっぱり寮に住んでいたイタリア人の女の子イレーネ。イレーネはピサから来ている1年間だけの交換留学生だった。

こぶたはイタリア系ということもあってイタリア語を勉強していたことがある。それがきっかけでイレーネと友達になったらしい。私はキッチンで和食を作っていたときにイレーネが「何を作ってるの?」と話しかけてきたのがきっかけで友達になった。

イレーネはとっても料理が好き、そしてとっても料理が上手。彼女の誕生日パーティーには寮の友達数人を呼んでその腕前を披露してくれた。手打ちパスタにグリーンピースとパンチェッタのクリームソースとラグー。フォンティーナチーズ入りの手作りフォカッチャにティラミス。


そのパーティーにこぶたと私も呼ばれていた。そして料理が好きな私たち2人、イレーネにイタリア料理を教わることになった。

「イタリアン・クッキングクラブ」と称して週に何度か3人で料理した。手打ちパスタから手作りパンプキン・ラビオリ、スピナッチ・ラビオリなどなど、色々教えてもらったっけ。

ある日の「イタリアン・クッキングクラブ」はこぶたが一人でコック・オ・ヴァンを作ることになった。いつも料理を教えてくれるイレーネに感謝を込めて。でもコック・オ・ヴァンってフレンチでは。。?ま、いっか(笑)。


貧乏学生の私たち、普段は予算10ドル以下のワインしか買わなかった。

でもその夜のこぶたはシャンパン、ジョセフ・ぺりエーとシャトー・ヌフ・ドゥ・パヴの2本を買ってきた。そしてコック・オ・ヴァンを煮込んでいる間、キッチンでジョセフ・ペリエーをアペリティフとしてポーンッと開けてくれた。


その瞬間だったの、私がこぶたに落ちたのは!


女の子はいつでもシャンパンには弱いもの(笑)。

そのコック・オ・ヴァンのディナーの後で週末のディナーデートに誘われた。そして、驚くべきことに今に至る。


今でもたまに思う。私はもしかしたらシャンパンに落ちたので、こぶたに落ちたのではなかったのかもって(笑)。

それでもま、今幸せだからいっか

そんな訳でジョセフ・ペリエーは今でも私たちの記念シャンパンになっている。


いつか2人で私たちの縁の神、イレーネをピサに訪れるのが私たちの夢です。

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